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MF福満隆貴「思い切りぶつけたい」

11月11日に契約満了のリリースが発表されたMF福満隆貴選手。ここまでヴェルスパ大分 / レノファ山口FC / セレッソ大阪 / 水戸ホーリーホック(セレッソ大阪より期限付き移籍) / セレッソ大阪 / アビスパ福岡(セレッソ大阪より期限付き移籍) / セレッソ大阪 / ジェフユナイテッド市原・千葉でプレー。
リリースでは、本人の希望により、2023J1昇格プレーオフ終了後にあらためてお伝えします。ご了承ください。と発表されました。POを前にした覚悟やチームへの思いを福満選手に聞きました。



ーージェフにいる期間を振り返ってみると。
めちゃくちゃ早かったですし、その中でも苦しい時期の方が多かったですし、自分の持ち味、プレー外でも自分らしくやろうと思ってきました。ちょっとは出せたのかなと。
ーー今季、チームは小林慶行監督のもと、サッカーのスタイルを変えて臨みましたが手応えなどを教えてください。
思いや覚悟、監督も代わりサッカースタイルもガラっと変わった中で自分も挑戦しようと思いました。ただ半年、怪我で苦しんでしまいました。その中、復帰を待ってくれているサポーターだったり、家族、チームメイトを含め、色々な方に支えられてきました。夏以降に復帰してメンバーに入りましたが、メンバー外で一緒にプレーした選手の思いを誰より分かっていますし、何かしら、自分がプレーで示さなければという日々は続いていたのですが、最近は出場機会も増えて持ち味を出せていると思っているので、このまま最後まで走り続けたいと思っています。
ーー福満選手は、どのポジションでもプレーできる万能選手だと思います。
ジェフに来て新たな自分にも出会いました。ウイングバックでプレーするなんて考えてもいませんでしたが与えられた場所で違うウイングバック像を少しは示せたと思いますし、コンバートしてくれたスタッフには感謝しかない。まだ現役選手を続けたいと思うので、これからのサッカー人生に必要になってくる力をここでかなり教わったと思います。
ーー契約満了の発表のリリースでは自分の口からファン・サポーターに伝えたいありましたが、その真意については。
プレーオフを戦う前に発表したことは、今まで以上、厳しく自分のプレーを見てくれると思いますし、自分も中途半端なプレーをする気は全くない。自分の口から“ジェフの選手としてやり切る”強い覚悟が必要だと感じていたので、自分から伝え、もう一度応援してもらえるように考えていたので良い機会をもらいましたし、「一緒にJ1に」、「昇格して送り出したい」と言ってくれたサポーターもいて勝手に愛されていると思いましたし、エネルギーになりました(笑)。それでPO初戦は全力でぶつかっていかなければと思ったので良い機会でした。
ーーメンタルの強さも求められますね。
正直、それで最終戦に向かうというのは厳しい1週間でした。気持ちを入れ「中途半端なプレーするな」と思う人もいるかと思いますが、僕はこのチームで昇格したいし、その思いはみんなに伝えたので、昇格をして自分も這い上がれるように、何度でも這い上がれると思っているので、そういう選手が一番強いと思っているので、オファーをもらえるようにやっていけたらと思います。
ーー長崎戦は並々ならぬ覚悟でピッチに立ったと思います。
中途半端な気持ちならピッチに立っていません。チャンスをくれた監督やスタッフに感謝しながら気持ちを出せたと思っています。あと2試合あるという気持ちだと足元をすくわれると思っているので、まずは1勝。引き分けも許されないので次の試合に全てをかけ、このボロボロな体を痛めつけながらピッチに立ちたいです。
ーープレーオフの戦いに必要とされるものは。
まとまりだと思います。自分はPOを経験したことはありませんが、辛抱強く戦うこと、頭を使ったプレーも必要になってくると思いますが、一番はメンタル。例えば群馬戦は先制されましたが自分たちのサッカーを貫いて逆転できた。長崎戦は先制して逆転されてしまいましたが自分たちは学んだと思います。学びの集大成として同じミスをしないこと、平常心で戦って昇格をして自分の名を刻みたいです。来年はジェフでプレーすることはできませんが気持ちを思い切りぶつけたいと思います。

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