見出し画像

【ポケカ】CL勝利者インタビューで「運が良かった」と言うのをやめないか?

※全文無料です。
※2024/2/5追記
続編というか補足記事を書きました。
カードゲームにおける運の扱いなどを重点的に書いています。

これは私個人の主観的意見であることにご注意ください。
決して私が正しいと主張するものではありません。

そしてこれは「チャンピオンズリーグ配信の勝利者インタビューの話」であることをご理解ください。
それを踏まえまして、ビール片手に野球中継を見ながらテレビに向かって野次を飛ばすおっさんを見る目でご覧ください。

みなさんはチャンピオンズリーグの配信をご覧になったことがありますか?
私は毎回とても楽しみにしており、好きなプレイヤーの配信卓や決勝トーナメントは食い入るように観てしまいます。
そして配信卓の対戦が終わった後に必ずあるのが「勝利者インタビュー」
みんな大好きポケカのお姉さんななっぷるが対戦に勝利した選手に試合の内容や勝利した感想をインタビューする、選手にとっては心臓が飛び出るような緊張の時間。
そこでときたま勝利選手から発せられる言葉、それが
運が良かったです」という言葉。
それを聞くたびに私は思うのです。


結論:運が良かったのではない。あなたが上手かったのだ。

心からそう思います。
もしかすると、インタビューされた選手は謙遜しているのかもしれません。
またはインタビューに慣れておらず、自分の勝利へのプロセスを上手く言葉にできなかった結果「う~ん…運が良かったです!」でまとめているのかもしれません。
ですがそれを受け手が真に受けて良いのか、または選手自身が本当に運の要素で自分が勝ったと思って良いのかといえば、私はそうは思いません。
例えば…
・手札干渉された返しの番で勝利するためのカードを引いた
→終盤へ向けて不要なカードを捨て山札を圧縮し強い山札を作ったのですから、手札干渉に対して強いのは当然です。

・相手の初動が悪かったから押し切った
→相手の初動が悪い事を理解して序盤から攻めこむプランを選択をし、自分の負け筋を消しながら最後まで有利を維持したのですから押し切って当然です。

・エレキジェネレーターでたくさんエネルギーがついて押し切った
→アグロデッキ(前のめりで攻撃的なデッキ)の特性を理解し、序盤の爆発力をもってゲームを早い段階で終わらせる正しいプレイをしたのですから何もおかしな事はありません。

勝利したのは確かに運が良かったのもあるかもしれませんが、その幸運はプレイヤーの実力やゲームセンスがあって初めて引き寄せられるものであると考えます。
なんでもかんでも「それ結局運ゲーやろ」で済ませる人間に気を遣ってコメントする必要は全くありません。

「カードゲームにおける運の扱い」については非常に深堀りしがいのあるテーマなので、いつかしっかりとしたひとつの記事にしたいと思っています。

インタビューで「運が良かった」と言わない方が良い3つの理由

前章ではプレイヤー的視点でしたが、こちらは配信を楽しむ一視聴者としての意見です。
理由は大きく3つあります。
これは私個人の主観的意見であることにご注意ください(2回目)

1.ななっぷる(インタビュアー)が困ってそうじゃない?

勝利者インタビューはポケカのお姉さんななっぷるが担当しています。
「勝った理由は運が良かったからです」と言われたときのななっぷるの対応は苦笑い+ちょっとしたフォローをすることが多いと思いませんか。
人はどんな時に苦笑いをするのか、多くの場合それは「都合が悪い時」です。
もしあなたがななっぷるの立場(インタビューする側)だったとして、「今回は運が良かったから勝てました」と言われたときにどう答えますか?
「そうですよね!運が良かったですね!運が良いから勝てましたね!」と相槌を打てますか?
これは暗に「この勝利は運のおかげであって、お前の実力はあまり関与していない」と言っているようなものです。
インタビュアーからは口が裂けても言えません。
となると、「いやいや、そんなことないですよ~(苦笑)」のような、相手を気遣うやり取りになってしまい、ただ単に初対面同士のぎこちない会話を見せられている感じになってしまいます。
インタビューとしては広がりがありません。
有名プレイヤーのインタビューは戦略や勝負を決めたポイントなどを簡潔に語っています。
すると聞き手も話を広げやすく、インタビューとして成立します。

2.ポケカのブランディング的に良くないんじゃない?

チャンピオンズリーグの配信の目的の多くは、ポケカの広告です。
ポケカ公式はこの配信を通してより多くの人がポケカを購入し、たくさん遊んでほしいと思っています。
あなたがポケカを作った側、またはポケカを広める側であるとき、強いプレイヤーに言って欲しい事はなんですか?
これからポケカを始めようと思っている人、もしくはポケカ初心者に対し、「このゲームは運が良いと勝てるゲームです!」と紹介して欲しいでしょうか。
そのような紹介はして欲しくないですよね。
ポケカには戦略やデッキ構築、プレイングなどの運ではない実力差が存在し、ゲームとしてとても優れていることをアピールすべきです。
「運が良かった」でコメントをまとめる事は、ポケカの面白さを伝える機会をロスしていることになります。

3.謙遜しすぎると嫌味っぽくならない?

勝利した結果、自分が相手よりも一枚上手だったと感じた場合、または勢いで押し切った場合などに「運が良かった」とコメントすることがあります。
謙遜というやつです。
謙遜することは時として大切です。
ですが、謙遜しすぎて「嫌味」っぽくなることがあります。
負けた側の気持ちになってみましょう。
負けた側からすると、自分に勝ったのだからこの際優勝してほしいくらいには思っているのではないでしょうか。(私がそう思うタイプなのでみなさんは違うかもしれません…)
勝者が頑なに「今回は運が良かっただけ」と謙遜しまくるとしましょう。
謙遜だけならまだしも、敗者に気を遣って「お相手さんも強かったんですけどたまたま運が良くて…」「(運が良くて勝ってしまって)申し訳ないなと思います」などと言ったとしたらどうでしょう。
………嫌じゃない?特に「勝ってごめんなさい」は腹立ちません?
申し訳ありません、かなり感情的になってしまいました。
※これは私個人の主観的意見であることにご注意ください(3回目)
例えそれが自分にとってイージーウィンだったとしても勝ちは勝ちなのですから、素直に喜んだ方がその場がサッパリすると思うのです。
ここから波に乗っていきます!くらいの方が負けた方も見ている方も気持ちが良いのではないでしょうか。

まとめ

勝利者インタビューを受ける選手にしてみたらそこまで深い意味をこめて話す人はいないかもしれません。
ですがチャンピオンズリーグという華やかな舞台に立ち、そして勝利しているのですから、堂々と胸を張って頂きたいと切に願っております。

それでは最後に、みなさんご唱和ください。


お 前 が イ ン タ ビ ュ ー を 受 け る 側 に な っ て か ら 言 え 


最後まで読んで頂きありがとうございました。

2024/2/5追記
続編記事もありますのでよろしくお願いします。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?