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いい眼鏡の日

初瀬

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3ヶ月ぶりに友達に会うことになって、前の日に、遠足の前の日みたいだね、とラインが来てわくわくした。

やっぱり外はどこも少しずつ変わっていて、座れない座席があったり、ほとんど誰の口元も見えなかったりした。それでも、会いたかった人に会えるって格別。6月は変に暑かったり雨が多い難しい時期だけど気持ちいいくらい気持ちいい気温と風。
今日は眼鏡屋さんに行くと決めている。それも、ひとりで入るのは緊張するくらいのちょっといい所に。


自由が丘にあった眼鏡屋さんを何店舗かみて、決めたのは一番最初に入った店、白山眼鏡店。店員さんの方から話しかけてくることはほとんどなくて、ここは好みによるかもしれない。わたしはすき。
すごくどきどきしながら、普段は絶対気軽に買えない金額の茶色い細めフレームを選んだ。


次に視力検査があって、たとえ普段使ってなくても眼鏡を持っていくべきらしい。HPにも書いてあった…ダメな客。
視力検査のときの「赤と緑の丸、どちらがはっきり見えますか?」ってやつ、いつも不思議に思ってた。これってなんの検査なんですか、って聞いたら、色の性質で赤は近く、緑は遠く見える傾向があって、矯正視力が弱いのか、強いのかの目安になるんだって。赤の方がはっきり見えたら、近くの方がよく見えてるというみたいに。「ま、個人差はありますけどね」。

出来上がりまでちょうど一週間。
最後にフィッティングをしてもらって、かけ心地を微調整する。
とにかく軽い!いままでプラスチック太めフレームだったのもあって、ものすごく軽く感じる。
フレームで3万円ちょい、+レンズが2万。レンズはNikonのもので、あ、そうか、レンズだからか、と一瞬戸惑って納得。


眼鏡ケース


メガネ拭き、布のものと、使い捨てのもの。小物類も可愛い…!

るんるんで新しい眼鏡をかけて帰った。

「いい服とか買うと、それを着てる自分が好きになるよね」と友達が言ってた。



(2020年6月28日に02:00に掲載された文章を再掲載しています。)


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