去る5月13日、『Readyyy!』という女性向けソシャゲのキャラクターの一人、清水弦心が誕生日を迎えた。

私自身『弦心P』───清水弦心(以下、弦心くん)が最推しであり、誕生日フォトを引くためのガチャのための石がなく他のサイトに登録したりゲームをDLしたりと、それこそなりふり構わず行動した(なおそんなみっともないことをした理由は、四月末のメンテナンスと同時に課金が出来なくなったためであるが、割愛)

さて、そんな『Readyyy!』であるが、ユーザー(以下、プロデューサー)にはひとつの希望が残されていた。

推しの誕生日に、SHOWROOM配信が行われるのではないか。

『Readyyy!』のアイドル達は、各々SHOWROOMのルームを持っていた。それこそ、各アイドル達は独自のアバターまで持っていたレベルの気合いの入れようだった。

そんなSHOWROOMであるが───結果を述べてしまうと、5月13日、弦心くんの誕生日SHOWROOM配信は、行われなかった。

私のTwitterのFF関係にある人はほぼ全員弦心くんPであるため、SHOWROOM配信がないことに心底落胆し、所謂TLはお通夜状態となった。

弦心くんP以外のプロデューサーと繋がっているTLを見る余裕はなかった(というか今ですらまだない)のだが、恐らく他アイドルの担当Pもさぞ絶望したであろう。

何故なら言外に、以降のキャラクターの誕生日SHOWROOM配信もないということが公式から突きつけられたからである。誕生日フォトも実装されず、誕生日SHOWROOM配信の機会すら与えられないアイドルも出てしまったのだ。

斯くして、『Readyyy!』のアイドル達はゲーム内でも、SHOWROOMERとしても居場所がなくなった。プロデューサー達の希望も打ち砕かれた。

先週末のライブにて、上條雅楽役の榊原優希氏が、『Readyyy!』の認知度と応援の声をもっと上げて欲しい、そうすればもしかすると今後の展開が見えるかもしれない、との旨の発言をされていた。私たちプロデューサーが縋る言葉はもう、これしかないのだ。

ゲーム内での魂を奪われ、SHOWROOMERとしての魂も沈黙した今、アイドル達の魂の所在はもうこの言葉に縋るしかない。

ちっぽけな希望だ。全く先が見えない希望だ。

それでも弦心くんの───『Readyyy!』のアイドル達の魂をこの世界に繋ぎ止める手段は、もうこれしかない。

出されたグッズやCDを粛々と買い、ファンで居続けること、それが彼等にプロデューサーが出来る最後の手段となってしまった。

プロジェクト始動から一年と三ヶ月、ゲーム配信開始から三ヶ月───とてもとても、短かった彼等の命。

正直、今もまだ私の中で感情の整理はついていない。昨日は他のSHOWROOMERの配信のプッシュ通知が来る度に泣いていた人間である。まだもう少し、時間がかかるだろう。

ただ、どうか、弦心くんを始めとした18人のアイドル達の魂の居場所がこの世界に残り続けることを祈るばかりである。

今、オフライン状態になっている『Readyyy!』のアイドル達のSHOWROOMのアカウント。これがいつかまた、オンライン状態になること。

ライブで彼等の歌が聴かれること。

そして、ゲームでなくても構わない。彼等の『今しかない一瞬』を最後まで見届けられること。

これが今の私の願いだ。

拙い文で申し訳ない。ただどうか、彼等の魂の在処が今後も存在することを、祈るばかりである。