見出し画像

人はサイコロ

起業宣言後も変わらず、毎朝配達回りをしているお餅屋三代目です。
朝の配達はざっくり90分。
運転中はvoicyかYouTubeを流し聞きして情報仕入れてます。
色んな情報を頭で編集して自分の言葉に変換、その後、奥さんにいっぱい話す。そんな毎日です。

先日、毎朝の配達中にバッタリ知り合いに会って悩み相談されました。
相談されながら、不意に思い出したアニメの1シーンが相談内容に合っていたのでそこを深掘りしてみます。

ジャン=ポール・サルトル
「人はサイコロと同じで、自らを人生へと投げ込む」フランスの哲学者の言ったセリフです。
"BLACK LAGOON"というアニメで、この言葉を元にヤクザの娘さんが覚悟を決めるシーンがあります。
人間は、自分で自分の行く方向を決めてサイコロを投げることができる。だから人間は自由なんだ。
そんなことを言うシーンなのですが、不意にこのセリフが頭に浮かんできました。
帰ってから、"人はサイコロ"で検索したらサルトルのセリフが出てきて、これはビジネスに転換できると思ったので、この記事を書いています。

正しい選択って何?
相談内容なのですが、
[小売りを始めたけれどこの先どうしていこうか悩んでいる]
大テーマはコレです。
先を考えてしまって、これからどうしていこうか迷っているとのことでした。
新たに始めた小売りは出店での販売がメインの業態の為、この先どこに向かって行くか迷いはじめたそうです。

話を整理すると、以下の3つに進む方向が分かれました。
①お店を持つ(対面販売強化)
②納品を増やす(販路拡大)
③商品を変える(品揃え強化)
小売りの定番の方向性ですが、
他にも"個人の価値を上げて、販売力を伸ばす"というのも出てきました。

お客さんからの声や、ライフスタイル、本業とのバランス、人を雇用するかどうか等。考えると悩んでしまいますよね。
だから、この方向性がオススメですよ。という事を僕は言えませんでした。
答えを出すのは難しいです。
僕が言えることは、1番大切にしていることを軸に決めた方が良い、ということだけでした。
と、ここまでが配達中に答えられた内容です。

そして、ここから書く内容が本日のテーマの中心です。
ここまで選択の幅が出てきた時に"人はサイコロ"の話が頭に浮かんできました。
正しい選択はどれか?という問いよりも、
選択することが正しいのでは?と思った瞬間です。

サイコロゲーム
自分の人生をゲームの盤面のように想像してみてほしい。

真っ暗闇の中、真ん中に自分が立っている。
右に行くか、左に行くか。
最初の選択は2つにしぼられています。
サイコロは寿命を対価に振ることができます。
1から6までの数字があり、1の出目が出ようが6の出目が出ようが、1年の寿命を使います。

右の方向のゴールは現在の位置から10進んだ所に設定してある。
左の方向のゴールは現在の位置から6進んだ所に設定してある。

さて、どちらに進もうか。

右にゴールをすると今度は5つの選択ができるが、左にゴールすると2つの選択になるらしい。

あなたはどちらを選択しますか?
ただし、選択をせずにその場にい続ければ選択肢はいずれ1つになります。

サイコロを投げろ
さて。この選択ゲームなのですが、重要なところが3つあります。
①サイコロを投げるには寿命1年と引き換え
②ゴール先によって選択肢が変化する
③サイコロの出目は操作できない
解説します。

①サイコロを投げるには寿命1年と引き換え
これは、僕が思う選択をする重さです。
人によっては、今いる場所が最高の場所でそこに留まりたいと思うかもしれません。
しかし、そこから一歩でも動こうと思えば自分が道を選択してサイコロを投げるしかない。
それは時に、命1年かける程の重さかもしれないということです。

②ゴール先によって選択肢が変化する
これは、転職やスキル取得に似ています。
選択して進んだ場合、新たな道が見えてくる。
転職先に必要なもの、スキル、あらゆる状況が変化するとそれに合うものを身につける選択に迫られるということ。

③サイコロの出目は操作できない
これは、得意、不得意です。
合う、合わないというよりは、得意、不得意の個体差を指しています。
サイコロを振る為には選択に1年の重さがあるが、選んだ先が必ずしも6の目が出るほどの結果は出ないということです。

人生をこのゲームに置き換えた時、人はサイコロの言葉の意味が僕なりに解釈できました。
選択をせずにその場にい続ければ選択肢が無くなる。
1つの道に進むだけの人生に自由はあるのか?
僕は無いと思う。
人は必ずサイコロを振る。
サイコロは投げれば進む。
選択をすることで人は進む。
その出目を操作することはできないが、必ず進む。
サイコロを投げろ。

起業の選択
サルトルの言葉「人はサイコロと同じで、自らを人生へと投げ込む」を僕なりに解釈してみました。
悩み、迷うことは自分の人生を自由にする為に必要な事であり、同時にその瞬間、選ぶことができる状態にいるということ。
サイコロを投げ続けることで自由を手にすることができるのであれば、人はサイコロを投げる。
自由とは、選択の幅を広げ、自分が選び続けることができる状態のことだと思います。
ゲームでは選択には寿命1年と書きましたが、実際は別のものをかけています。
・時間
・お金
・人
・もの
選択する幅が多ければ多いほど、かかるものも多くなります。
起業を選択し、サイコロを投げ始めた自分はこの先、どこで、どんな選択肢をとるのでしょうか。

あとがき
大好きなアニメ"BLACK LAGOON"の1シーンから書き出した今回のnote。
アニメと漫画が大好きで、いつも色んな感性をもらってます。特にBLACK LAGOONはキャラのエッジの効き方がハンパない作品です。
言い回しに毎回シビれるアニメなので一度観てほしいです。好きなアニメTOP5にランクインしてます。最高。痛快さを求めら方にはオススメします。
アニメの話は置いといて、、!
今回の内容は"選択する力"を書きたくて書きました。
僕は、かなり重要な力だと思ってます。
選択ができるのは人間の特権だから。
選択肢を増やすも減らすも自分次第。
自分の人生を自由にしたいからこそ、この力を高めていきたいと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます!
#選択 #ビジネス #サルトル #人はサイコロ
#起業 #哲学 #BLACKLAGOON #アニメ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?