見出し画像

平らな五角形の編み図

平らな五角形

五角形の編み方です。立ち上がり有りの編み図になりますが、立ち上がり無しの「グルグル編み」でも編めます。見本となる黄色の五角形は立ち上がり無しです。


では編み図になります。

平らな五角形の編み図

数字はすべて細編みになります。不規則なようで実は一定のパターンで数字が並んでいるので、どんなパターンで並んでいるか考えてみるのも面白いかもしれません。


この編み図を考えた経緯・・・

五角形を編みたいときは5の倍数の輪編みを、
六角形を編みたいときは6の倍数の輪編みをするのが一般的な考えだと思います。
ですが、例えば下の画像のように5の倍数の輪編みをしてみると…

5の倍数の輪編み

中央が膨らんでしまいます。あみぐるみを作る方にはおなじみの形状ですね

では倍の10の倍数で輪編みをするとどうでしょうか。つまり
10、20、30、40、… と増やしていくと…

10の倍数の輪編み

このようにぐにゃぐにゃになってしまいます。5の倍数の輪編みがドーム型だとすると、10の倍数の輪編みは鞍の形といえます。

5ずつ増やし目をしても10ずつ増やし目をしてもダメ、どうにかして平らにできないか、と考えた結果、じゃあ5と10の間をとればいい!という単純な発想でこの「平らな五角形」が生まれました。
1段ごとに7.5目増やすということは不可能なので、1段ごとに+7目、+8目、+7目…と交互に増やしていく、というやり方です。

そもそも5の倍数で増やさなければ五角形にならないということはなく、
五角形の角にあたる部分に増やし目を集中させることが五角形を作るのに重要なことだったのです。

このやり方をふと思いついて試してみたら驚くほど思い描いた五角形がつくれました。この五角形の編み図が誰かの役に立てたらうれしいです。ここまで読んでくださってありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?