はじまりはいつも突然。 そして、いつだって不安だ。

「来月から、こっちに来てもらうことになりました」。

そう告げられたのは、3月もそろそろ終わるころ。
島根に行くかもしれないと話はしていたけれど、まさか数十日後だとは夢にも思っていなくて、唐突だなと思った。でも、それ以上にワクワクしている自分がいた。

あの日思い描いていたことにチャレンジできる!そう思った。

それなのに、いざ目の前にすると、自分が思い描いていることは本当にできるのだろうか?と、言われもしない不安に襲われる。

自分がチャレンジしたいことは「本当に必要なのだろうか」「意味があるのだろうか」ふつふつと不安が湧き上がってくる。

「大きい一歩ではなくて、ちっちゃいことを積み重ねて。どうしたらできるのかを検討しながら進めていこう」。頭ではそう思っているし、そうした方がいいこともわかっている。

それでも、結果を急いでしまう性分なこともあってか、なんだかもうよくわからないくらいに、小さな不安がついて回る。

踏み出すって、環境が変わることはもちろんだけど、それ以上に自分への期待と伴わない現実と、言われもしない不安との向き合い方を考えることが大切なのかもしれない。


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