一歩を踏み出せないワタシが出会った、船で世界一周


旅は好きだけど、世界一周なんて夢のまた夢。
「かわいい子には旅をさせよ」なんてことわざがあるけれど、短期の海外ですら首をかしげる両親が、女の子世界一周をすんなりとOKしてくれるわけがない。仕事もそう簡単に辞められるはずもない。そもそも、かわいさなんてどこにもない。

それでも、「いまだ」と思って飛び込んだ。


世界一周に出かけたワタシ


社会人になって、周囲と同じように就職してただ働く日々。
それなりにやりがいは感じていたし、それなりに目標もあったし、誰でもできる事をしていたわけではないから特に不満も無かった。先輩にも同期にもたくさん迷惑掛けたし、お世話になっていた。

でも何かが足りなかった。

明らかに「ドキドキ・ワクワク」が無かった。そして、やりたいことをやる勇気も。


旅が好き


学生の頃は、すきあらば海外へ行く。そのためにバイトも頑張った。
「見たことがないものを、自分の目で確かめたい」といい、異国の地へワクワクを求めて飛んでいった。

それなのに、気づいたら旅と少し疎遠になっていた。旅よりも熱中できるものがあったのかなと思うけど、そんなことない。むしろ、その逆。

忙しさを言い訳に、何かからずっと逃げていた。向き合わないといけないものから、姿を消すようにして。

そんな時、いつも見ていたTABIPPO.NETで「TRAVELERS BOAT」を見つけた。「これだ」そう思った時には、すでに申し込んでた。

 
親をなんとか説得して、なんとか職場も退職。ほぼ私の一方的な思いで押し切った感じだったけれど、きっとこれで良かったんだと思う。

久しぶりにドキドキ・ワクワクに出会った。

もうやるしかない。やりたいことをやろう。そう決めて、船で世界一周に出た。

 

 

 心地よい不便さ

船旅が始まってすぐは、どうしたらいいのかわからなくて、どうしようもなくて、船の生活は「不便」だった。

知ってる人がいない。船は大なり小なり揺れる。お風呂は無い。ネットに繋がらない。(インターネットカードを買えばネットにつながる。)でも、その不便さは次第に解消されていった。 

むしろ、その不便さは心地よさになった。

会いたい人には「何時にここ」って言えばいい。誰かにお願いして伝言してもらえる。波に揺られながらゴロゴロするのは格別。揺れすぎは良く無いけど。
日本に帰ったらお風呂に入るのが楽しみになった。情報から解放されたことで見たいことや知りたいことが入ってきた。

今まで自分が触れてきたものが当たり前では無かったことに気づかせてくれたし、本当に必要なものは何かを考えるきっかけをくれた。
 

そんなわけで、帰ってきてからボタン一つでたくさんの情報が入ってくるこの環境に未だに戸惑いが隠せない。

 

「ワタシなんか」から「ワタシも」へ。

(photo by Sayaka Ito)

数字で評価すること・されることに慣れてしまっていたし、それが当たり前だと思って過ごしてきたから、何かから外れることや自分からはみ出すことは怖かった。「間違い=ダメ」みたいな。否定されるんじゃないか、避けられてしまうんじゃないか。そう思って、余計なことがぐるぐると堂々巡りしていた。

けれど、ここまできたのだから国籍も言葉もバックグラウンドも違うごちゃまぜな場所で、ひたすらやりたいことを、やってみたいことすることにした。
「やりたいことをやろう」と決めてきたはずだから。

 
 書くことをしたい。


そう宣言して走り出した104日間。船で出会った13人の方にインタビューさせていただいて、いくつかの小さなコラムと寄港地情報を書かせてもらった。やってみたいを実現させてくれて本当に感謝しかない。

あとは、タヒチしたり、ピースガイドで核と平和を考えたり、音楽を楽しんだり、なんかいっぱいやった。

「やってみよう」という一歩には応援が付いてくる。              応援してほしいと言わずとも、自分がやりたいと思ったことを黙々とやり続けると、気づいたら一人、また一人とついてくる。そして、手放しがたい仲間もできる。
だから、たくさんの人が新しいことに挑戦していたと思うし、ワタシもその一人だった。
 

***

「自分の顔を気にしているのは自分だけだよ」っていうどこかの国の諺があるのだけど、すごく的を得ているなって思っていて、自分も含めて人は意外と周りのこと見てないことの方が多い。「ワタシなんか」そう思って、胸の内からふつふつと浮き上がってくる「やりたい」を消すのはもうおしまいにしよう。「ワタシも」って、消えないように沈まないように、ゆっくりと大きく育てていこう。


「ワタシも」から生まれたもの


いくつかあるんだけど、誰かの「やってみよう」を応援する事が少しずできるようになった。

きっと、応援できていないことの方が多かったかもしれないけど、やってみようができたことで、誰かの一歩をちょっとでも手伝えたらいいなと思えるようになった。この気持ちは忘れずにおきたい。
「あーゆータイプだから」といって、自分ものさしでその人の価値を測っていた自分は何者だったのだろうか。あー恥ずかしい。

 

終わりに...

 


 180度価値観が変わりました!とか言ったら嘘くさい。でも、45度くらいは変わった。

人って変われると思う。
胡散臭い宗教にハマったの?そう思う人もいるかもしれない。けど、勝手に言ってればいいと思う。

***

 
口に出すのは簡単。でも、行動に移すのは難しい。だって、いろいろ考えるから。考えないようにって思うほど考える。

「あなただから、できたんでしょ?」って言うけど、そんなことない。むしろ、そういったのは苦手で、固定観念に縛られる系のステレオタイプの人間だった。

けれど、この数ヶ月の自分の行動を振り返ってみて思うのは、あれこれ考える前に、ほんの少しでいいから行動してみただけだと思う。

・友達に話してみる
・行かないかもしれないけど資料請求くらいしてみる
・関心があるっていうボタンを押す

とか、こんな感じ。

ほしい未来は自分で作る。
自分じゃないと、自分は変えられない。
一人じゃない、仲間がいる。

世界一周をしたかったのか、自分を見つめ直したかったのか、なんだかよくわかんないまとめになっちゃったけど、この船旅が自分の糧になったのは確かです。


***


長々と拙い文にお付き合いいただき、ありがとうございました。
ゆるゆるこれからも書いてみるので、
ふらっと飲みにいく感じで見に来てくれたら
嬉しいです。
おしまい!



この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか?気軽にクリエイターを支援できます。

note.user.nickname || note.user.urlname

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。 サポートは、日本の地域のいいところを伝える活動につかわせていただきます。旅先で見つけた美味しいものもお届けしますね。

スキ、ありがとうございます。
19

コメント1件

はるかちゃん、あやかです。とっても素敵な文章だった。はるかちゃんの想いとか、船上での決意とか、いろいろ感じた!すてきな時間(これを読む時間)をありがとう!
コメントを投稿するには、 ログイン または 会員登録 をする必要があります。