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「辛い」と言えない私が、わたしにかける言葉。

「辛い」

人間関係がうまくいかなくて辛い。仕事が思うようにいかなくて辛い。恋人とちょっとしたことでケンカをして辛い...

世の中にはいろんな「辛い」がころがっている。

例えば、叶えたい目標や夢が思うようにいかないとき。
自分がやっていることは間違っていないだろうか、本当にこれでいいのかな。なんて思って、胸がきゅーっと、苦しくなって。身の置き所がないような感覚に陥る。やめてしまえば楽になる。そんなことはわかっているけれど、諦めたくない想いの狭間で揺れる。


そんな時、きまって自分にかける言葉がある。

それは「かんばれ」。

このありきたりな言葉を自分に向ける。
小さな手を温めるようなやさしいあたたかさを持たせて、「がんばれ、がんばれ」と、くりかえす。

負けるな、大丈夫、できる。いろんな思いを乗せて。折れてしまいそうな気持ちを、少しずつあたためるように繰り返す。

自分がどんなに苦しんでいるのか、どうなりたいのか。一番知っているのは、他の誰でもない自分自身だと思うから。人にしか見えていない側面はあるかもしれないけれど、やっぱり本当のことは自分にしかわからない。そう思うから、自分で自分を励ます。

本音をいえば、もうイヤと泣きながら誰かに頼りたい。でも頼り方がわからないから、こうやってなんとかここまでやってきた。

諦めてしまったことはいくつかあるけれど、諦めなかったこともいくつかある。

私がわたしにかける「がんばれ」は、お守りのようなもの。

この先もきっと言い続ける。

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