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そんなことがあったかもしれない

「ママー、ママー!」泣きじゃくる男の子とそれをあやすパパ。ママは少しおしゃれをしてお出かけかしら。

そんなことを思いながら、素敵な家族と暖かな日差しでほっこりとしたわたしは足早に予定へと向かった。

***

ある日突然、大好きな人がちょっとでも自分の目の前からいなくなったら…幼心はパニックだろう。
日々を共に過ごす時間の長い母親であれば、きっとなおさら。

もう記憶にもないけれど、わたしにも初めての父との留守番があったかもしれない。

その時、わたしは泣いていただろうか。泣くのも忘れて、遊んでいただろうか。

もしかしたら、あの男の子と同じように泣いていたのかもしれない。なんでわたしを置いていくの?と。

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