某芸人ファンのnoteを読んで考えた「アンチとファン」

Xで流れてきた某芸人(アーティスト)さんのファンのnoteを読んだ
最初は「自分はこうやって道を間違えたから気をつけて」とか「この時こう言う異常な思考になってしまっていた」みたいな、自戒や注意喚起なのかと思っていたけど、最後まで読んでも彼の気持ちや考え方が1ミリも変わっていなかったことに戦慄した。怖すぎる。
どうしても自分1人で抱えきれないから久々にnoteにしてみた。


「考えや行動全て自分は正しい!こんな人間も受け入れて欲しい!でも私が折れてあげるね、大好きなあなたのために」
最後まで一貫してこれ。
これが世の中のアンチや、所謂「愚痴垢」と呼ばれる人たちの考え方なのかなと思うと腹も立たなくなる。怖くて、可哀想だ。


出会いは素敵である。それによって受験を乗り越えられた、心の支えになってどんどん沼った。
バンドとしてハマって⇨芸人のステージまで見にいく。これも至極当然の流れで、アイドルのおたくだってそうかわらない(ドラマから入ってライブ、歌番組から始まり舞台、みたいなこと)
そして彼は芸人としてのステージをみて「面白くない」と感じた。帰りの新幹線で泣くほどに悔しかった。

普通の人間ならここで「芸人としてのステージは推さずにバンドだけ推そう。もう見に行かないかな。」と考える。お金がもったいなかったとしても勉強代で、1回目で気づけてよかった〜ってなる人が大半だと思う。
でも彼は「面白くなかったことを伝えてアドバイスをしよう!」という考えに至る。この時点でおかしい
なぜなら推しとオタクは「平等ではない」からである。

お店で食べたご飯が不味かったら、もう行かないが普通だろう。
「不味いから私がレシピを教えて改善してやろう!ついでに店内のインテリアも変えさせよう!」となる人はいない。
でも推しには平気でそれを言う。
こちらは見るのをやめる事もお金を使わないことも選べる。ただの娯楽で何の責任もないし、いくらでも他に娯楽は転がってる。
こちらの界隈でもたまにいる「私が教えてあげてる!言ってあげてる!」みたいな謎の上から目線な愚痴垢がこれに近いのかなと思う。


そして厄介なのが「私も面白くないと思いました〜」と同調する人だけがコメントすること。
本当はマイノリティなのに、マジョリティかのように思ってしまう。否定の声って、肯定と無関心より大きいものだ。
それによって彼は「みんなの考えを代弁してあげてる」に酔っていったのではないかなと思う。もしかしたら孤独感が満たされたのかもしれない。

普通に考えたらわかるけど、Xで何言ってんだこいつ?って人いたらブロかミュートする。無関心ならスルーして2度と見ることはない。
だから基本肯定意見や同じ考えの人しか集まらない。(それが良さでもある)
そこでたまにくる「そんなこと表で言うべきじゃないよ」と言う至極真っ当な意見や注意が"少数派の自アンチ"に感じる。だって同調してくれるひとばっかだし。って

そして批判することを正当化したい彼は
「笑いのツボは人それぞれ」なのだから。なぜそういう意見は言ってはダメなのか。
と言っている。この部分もアンチの言い訳でよく聞く言い回しであるが端的に言えばダメだ。
人が嫌がることをしない、傷付けることをしてはないけない、そんな当たり前のこともわからない人が、「こちらの権利」だけを主張するのはおかしい


普通は「面白くないからもう見ない」になる。だから言ったとしても一回、その日だけになる。
「〇〇面白くなかったわ〜もう見ない!」は感想であって、ここで辞めたらまぁ「意見」である。
アンチとよばれる人は大抵が、そこから長々と理由を語り、お金や時間が無駄だったとか、ここをこうすべきだとか、そもそもこんなことするからだ、そう言えばビジュアルも気に入らない、とかどんどん関係ないところまで拡大した愚痴を撒き散らし始める。
なのにまた自分から見に行ってまた愚痴って、同じ考えの少数派が集まり気が大きくなり、って感じでエスカレートする。そうなると立派に「アンチ」だと思うけど、本人は理解してない。
だって「自分の意見を言っただけ」、「良くなってほしいだけ」だから。


日常生活で考えたらわかると思うけど、なんでもかんでも自分の意見って言わない。
お店で美味しくなくても普通その場では言わないし、会議でむかついても冷静に議論するし、通りすがりの人に突然お前香水くさいな!とか言わない
でも匿名のSNSだと言うんだよね。その場で呟くより何千倍もの人が見てる(見る可能性がある)のに言っちゃう。
きっとこの人、実名や学校を伝えた上で本人を目の前にして「面白くなかったです!」とは言わなかったと思うな。DMだったから言えたんじゃないかな。

「若手芸人のファンは好きな芸人を過剰なまでに褒め称える」
いや当たり前だろ好きなんだから。嫌なところがあっても「受け入れる」か「見て見ぬふり」か「降りる」しかオタクの選択肢はない。
向こうに代わって欲しい、は無理だ。さっきも言ったように「推しとオタクは平等ではない」から。
夫婦や友人ならともかく、推しはこちらが一方的に選べる。いつでも降りれるしたくさんの選択肢があるし、何より顔と名前を出して活動している推しと、何万人のうちの匿名のオタク、平等になる訳がない。同じ土俵にたてるわけがない。


①と②のファンがいる、という話も意味がわからない。
好きすぎて、愛を拗らせて文句ばかり言ってしまう人
いやこれはただのアンチである。
日常生活に置き換えて考えて、付き合ってる人に見た目や態度の文句ばかり言う人に「大好きだから言うんだ」と言われて納得する?
結婚相手に「こんなはずない!お前はもっとできる!お前のこと好きだからいうんだ」と言われたら?ただのモラハラじゃないか。
唯一子育てに関しては、子供を思い叱ったり注意したりすることもある。けどそれは「危ないことはダメだ」「人に迷惑をかけないように」といった意味であり、「自分の思い通りになって欲しいから」ではない。そうであったら虐待に近い
考えたらわかる。
でも推しに言うのは愛だと言い張る。特別だと。推しだってただの人間なのに。

そしてサラッとジャニオタディスられてるからあれなんだけど
あなたが警察沙汰一歩手前になったり推しからブロックされたのは決して「リアコだから」ではないことはわかって欲しい。
「リアコ」を拗らせ「批判やアドバイス」をぶつけ、サークル内とはいえ「過度な下ネタ」をつぶやき、その上でそれを流出させてやろうと思わせるほど「周りのファンを敵にした」からである。
付き合いたい、抱かれたい、それだけなら事務所が動いただろうか?


このまま書いてたらキリがなさそうだから終わらせたいんだけど
あの方は最後まで「自分があなたのために去ってあげます」というスタンスで、それでいて「いつかまた絶対会いましょう、大好きです」で締めくくっている。
正直言えば恐怖しかないし、病的である。
でも本人はいたって真剣で、自分は正しいし推しには自分が必要だと思っている。
このチグハグが埋まる時はない。もしかしたら彼に他の推しができるのかもしれないけど、そしたらまた同じことをすると思う。
まだお若い方だったし、早く過ちに気付けたらいいなと考えてしまう
そして最近の酷い界隈アンチを思い出し、少なからず彼と同じような考え方や感じ方をするのかな、と考えると少し可哀想にすらなる。人生の貴重な時間をそんなことのために使っているのか。早く離れられたらいいね、と思う


これからも全界隈の推し達には幸せでいてもらいたいし、オタクも幸せに推せたらいいなぁと考える。
もし万が一、この先少しでもこの人の考え方に共感してしまったら、そのときはすぐに離れられるオタクでいよう。反面教師にしよう。そう思えるnoteだった




(まぁそんな時はこないけどね!!!!!)

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