冬のブナの森を楽しもう④
スノーシューと呼ばれる
かんじき的なものを靴のサイズに合わせ装置
ストックを使って雪の上を歩くのだけれど
面白いのは雪の上でも歩きやすいこと
前後にスパイクがついてるので
まったく滑らない
急な雪の坂だってへっちゃらだ
そして縦横無尽に歩けること
道がどこにもないのだから
どこを歩いたっていい
いつもは行けない場所も歩けるのだ
そしてもうひとつ
雪が積もっているので
いつもより高いところを歩いてる
ということは!
間近に色んなものが見られるということなのだ
そうなのだ~っ
いえ~いっ✨
少し歩くと、さっそく発見!
熊の爪跡~っ
前回、ふたさんに熊は木登りは得意だけれど
下りるのは苦手で「ザザ~ッ ザザ~ッ」と下りてくると聞いてから可愛いやつめと思ってる
続いてはクマ棚(くまだな)発見っ
熊が木の上に登り枝先の実を食べた後
その折った枝を積み重ねていくそうで
大きな鳥の巣のようなものが出来上がるそう
食べ終わるたびにお尻へひいてるのかなと
考えるとなんだか可愛い
熊の食べ残しがあるかクマ棚の下を探し
ふたさんとようちゃんが見つけてくれた
残念ながら中は黒くなっていて
食べられなかったけれど
ブナの実は美味しいらしく
いつか食べてみたい
綺麗に食べる熊と残す熊がいるのも知れて
面白かった
そんなことをしながら歩いていると
木々の合間から光が射してきて
晴れたぁ~っ!いえ~いっ!
つづいて見つけたのは
ヤドリギ(宿木)
ヤドリギは他の木の上に生育する寄生植物で
木の上で球体のように広がる形をしている
ってか、帰ってきてから写真を見ると
クマ棚とヤドリギの違いが
分からなくなって違いを調べると
クマ棚の色は枯れているけれど
ヤドリギはオレンジや黄色の実がついていたり
葉の色も緑
うん、覚えた!
それでね、ヤドリギの実を
食べてみてっていうので食べてみたら
少し甘味があるんだけれど
それで終わらず
なんとネバ~ッとするのだ
ぬおー
ネバネバする~っ!!!
これがまた飲み物を飲んでも夕方まで
舌の上に残るほど粘着がつよかった
恐るべしヤドリギの生き延びる力!
そして到着した
マザーツリー!
春、ふたさんがみんなで
ブナの力を貰いましょうって言ってくれて
力をもらったんだ
冬のマザーツリーは
ブナに囲まれた白銀の世界で
静かに息づいていた
そしてあの時と同じように
力をもらったんだ
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