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ポニーと川と夏合宿③

朝早くに目が覚めた
顔を洗って静かに外へ出る

ポニーの所へいくと寂しかったのか
お腹が空いているのか
4頭全員が近づいてきて
それがなんとも言えず可愛い

美味しそうな草をあげてみたけれど
どうやら好みではないらしい

実はワタシ胸に秘めていることがある
それは「ポニーに乗りたい」だ
もちろん子どもたち優先だから
帰るまでに乗れたら嬉しいなという願い

山の家の玄関先へ戻ると
よーちゃんが竈(かまど)でお湯を沸かし
早起きな小学生あおいちゃんが
運んできてくれたコーヒーを頂きながら
まったりしていると
さえちゃんがいる!と声がした

ふと見上げると2階の窓から
数人の子どもがこちらを覗きこんでいる

可愛すぎやろ

まだ寝ぼけ顔の子や寝ぐせのついてる子が
次々と表にでてきてポニーや羊、鴨の様子を見に行き動物たちの様子を教えてくれた

鴨が2つ卵産んでたよとか
ポニーに触ってきたよとか

朝食の後、オリエンテーションで
今日は何をやりたいかを決める

川で泳ぎたい! 焚火をしたい! 
ポニーに乗りたい!

ということで本日も
川遊びとポニーに決定~っ

火をおこして焚火をする人、五右衛門風呂沸かす人、私は川で子どもたちのサポート!

と言うか、子どもにメガネを借りて潜ったり
浮き輪から落とされたり
とにかく、手がふやけるまで遊んだ

浮き輪でぷかぷか浮かんでいるとき
はなちゃんとよーちゃんに
気持ちよさそうだねと声をかけられた

そう、北海道のクリオネみたいに
泳いでるのと浮き輪に乗ったまま
そよそよと腕を動かしながら
泳いで見せた

まさかこの「クリオネ」という一言が
あんなことになるなんて露知らず
そよそよじゃぶじゃぶ川で泳いでは
冷えた身体を五右衛門風呂で温めた
しあわせすぎる

寒くなると子どもたちも
団五右衛門風呂へ来るので
火を扇いでオモテナシ

お湯が熱くなると川から水をくんで
温度の調整をし、子どもたちがいなくなったら
また五右衛門風呂へはいり
ハンモックで横になる
涼しい風、ゆらゆら揺れるハンモック

あぁ
ととのう~

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