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ポニーと川と夏合宿④

お昼は流しそうめんだって!
実はね、私これも初めてなの

子どもたちと一緒に
よーちゃんとなおちゃんが流してくれる
そうめんを狙うも倍率が高く
とれるのはそうめん1本

こ、これはなかなかムズカシイ

あえなく子どもたちが下界とよび
最後にそうめんの落ちる
たらいの中のそうめんを食べることに

下界の子どもたちと
「ここは争うこともなく食べることのできる天国」と喜びを分かち合いながら
食べたのは流しそうめんならぬ
流れ終わったそうめん

ふかしたジャガイモやゆで玉子に
塩やバターをつけて豪快に
がぶっと食べるのも美味しかった!

水着のままみんなで食べる
お昼は美味しいに決まってる

食べた後どうするー?
なんて話をしていたら
ゴロゴロと雷の音が

やばい!いそげー!!!

この「やばいぞ急げ」は家へ戻ることではなく
少しでも遊びたいから川へいそげだ

みんなで川へどぼんっ!

ひとしきり川で遊んだあと
すみれちゃんに「さえちゃん、ポニーに乗った?」と聞かれた

え、乗ってもいいの? 
うん、いいんだよ

やったー!! 私が乗らせてもらったのは
毛が長いところから名前がついた、ろんちゃん
わーいわーい
またひとつ夢がかなったーっ

ちょっと大きなろんちゃんの乗った
私の身体が硬すぎて足が上がるかしらと
心配したけれど無事に乗れたよー

ろんちゃんから伝わる体温の温かさ
歩くときにこちらまで揺れる振動
いつもより高い目線
ポニーに身体を委ねて
落ちないようバランスとるのも
楽しかった

夕食を食べ終わってから夜の会になる
やりたい人が劇をするのだけれど
よーちゃんから声がかかった

予感はしていた
だってよーちゃんが何度も
「クリオネ、これは劇かなぁ」と
匂わせてたもの!

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