昔の日記を見つけました

小さな頃から手紙を書いたり日記をつけるのが好きだった。そして詩を書くことも。

小学校低学年の頃、遊びと言えば公園の木に登って熟した桑の実をとって食べたり、小学校の校庭にあるウンテイから降りれなくなり低音ボイスの大声で泣きつづけ、家まで泣き声が聞こえてきたからと母親が助けにきてくれたり、体の大きな犬の散歩へ行き犬に引きずられ散歩させられている私を目撃されたりしていた。

そんなある日、同級生に詩を見られ『さえちゃんってポエマーだね。』と何気なく言われたその一言は、日頃から男の子みたいな私にとって、なんだかとても恥ずかしいことをしているような気がして。もちろんそれ以降も本を読むのも手紙を書くのも、言葉を紡ぐのも好きだったけれどそれ以来、興味ありませんという顔をして過ごすようになった。

18才から手帳を持ち歩くように。その頃はまだ予定よりもその日にあったことを書いていたからほぼ日記。今でも過去の手帳は大切にしていて、挫折しまくりのダイエット食や体重、心に響いた言葉などが入り交じった手帳になっている。

20代になるとパソコンの普及とともにホームページを作り、その頃流行っていた日記サイトに嬉しかったこと、楽しかったこと、腹が立ったことを書くのが毎日の楽しみになっていた。

東京へ来てからも数年は書いていた日記だけれど、携帯電話も持たず、パソコンも無い環境だったことでいつのまにか更新も忘れ、そのうち日記の存在も忘れていた。もう削除されているだろうと思ったし。

昨日のこと。ふと日記サイトはまだ運営されているのだろうかと思い検索してみたところ、まだ運営されていた。まさかと思いつつ自分の日記を検索。なんと懐かしい日記がでてきた。17年も前のパスワードなんて覚えてる訳...と思いながらいくつかいれて見るとなんと入れた。まさかの更新・削除可能。
 
2002年から始まっていた日記。そこには17年前の私がいた。あの頃、何を考えていたのかな。悩んでいたのかな。シアワセだったのかな。そう思いながら読み進めると自分でも笑ってしまうようなことが書いてあったり。

東京へ来てからも少し書いていたようだ。
2006年の私。

なんかまだ、とがっているというのか牙があるというのか。『ふーん』とか言っちゃって、ちょっと冷めてる感が(汗
お酒につられて飲みに行き帰りはご機嫌だったようでなんら今と変わりがない。

忘れていることもたくさんあって、どんなことがあったのかどんな気持ちで過ごしてきたのか懐かしい気持ちで読んでいる。過去の私や友人、出来事に会える日記。せっかく見つかったのだから大切にしよう。

今の私がここにいるのは、すべてのお陰なのだから。

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