PUNKSPRING 2024 2日目

2024.03.17 PUNKSPRING at 幕張メッセ

The Linda Lindas→The Vandals→マキシマムザホルモン→The Demned→Hi-STANDARD→NOFX

どうしてもHi-STANDARDを1度で良いから生で見たくて、正直ホルモンとハイスタ以外はあまり詳しくなかったけれど思わずチケットを取って行った、幕張春のパンク祭り!

・マキシマムザホルモン
なんとこの日、ベテランバンドが揃いすぎてまさかのThe Linda Lindasに続いてホルモンが2番目の新人枠という笑
何度もフェスで見ているホルモン。この日はなんだかいつもと雰囲気が違った。
「若い人もいるけど大体は私達と同じ年齢の人だと思う。過去に私たちと対バンしたことあるバンドの人もいるかもしれない。初めてのフェス、すっごい久しぶりのフェスって人もいると思う」
この日の客層の平均年齢が高めである事に対してそう言った後、
「好きだった音楽を聴いたら一瞬でその当時を思い出せる。そんな奇跡みたいな1日を一緒に味わいませんか」
「数年後思い出せるように今日1日を作り上げましょう」
ナヲさんがこう言って始まったライブ、めちゃくちゃ良かったな。
パンスプの名前をもじったくだりでふざける部分は多少あったけど、いつもよりふざけ少なめで曲数も多かった印象。
「地元で話が合ったのはバンドを組んでいたメンバーだけ。でも、学生時代周りに同じ音楽が好きなやつがいなくて寂しい思いをしてた奴!今日は周りにこんなに仲間がいるぞ!」
同じ音楽どころか聴く世代が周りと違うから、ダイスケはんのこの言葉で救われた。
ハイスタがいるから、NOFXが最後だから、そう思ってライブに久しぶりに来たであろう人達に向けて、ライブって楽しいよって改めて言ってくれている気がして、それがすっごい好きだった。
生で音楽さえ聴ければそれで良いんだから、モッシュダイブが全てじゃないんだって個人的には思えた。ホルモンが同世代に向けて投げかけた音が、同世代じゃない私にも刺さって取れなかった。
今まで見たホルモンのステージで1番良かったな。

・Hi-STANDARD
念願の、本当に念願のハイスタ。
まさか見れるなんて。一生見る機会は無いと思ってた。
始まる前からもう歓声とか拍手とかそれまでに無いほどの大きさで。それだけ待ち望まれていたんだなあと思う。
『Hi-STANDARD』のロゴをバックに立っている健さんと難波さんを見て、夢か現実か区別が付かなかった。1曲目、Growing Upが鳴り終えてもずっと夢見心地。
なんだかこの時、初めてELLEGARDENを新木場スタジオコーストで見た時の事を思い出していた。ずっとイヤホンの向こうから聴こえていた音楽が目の前にあって、こんな感覚にまた出会えるなんて思わなかった。
何曲か歌い終えた後、健さんが
「自己紹介します。東京から来たHi-STANDARDです。」
って、それだけで鳥肌が立った。
序盤はNOFXへのリスペクトもあってか、昔の盤からの曲が多め。個人的にはMAKING THE ROADが1番聴いていたアルバムだったから、TEENAGERS ARE ALL ASSHOLESのドラムが聴こえてきた時ワクワクした。
からの「俺たちはネズミだ」というMCの次にI'M A RATでNOFXのFat Mikeが登場。Wait For The Sunも一緒に歌ってくれたんだけど、I'M A RATまで歌ってくれるとは、、、NOFXの歌うI'M A RATの音源も何度も聴いてたから感動。
STAY GOLD。やっぱりSTAY GOLDは格別だね。初めて聴いた時に衝撃を受けた事を思い出す。曲前のMC、難波さんの「闇にいるなら〜、光がねえなら〜」を聞けて感動。ただでさえ凄かった熱気が、一気に幕張メッセの会場に突き刺さった感じ。
「ライブで初めてやる曲」と言って(NOFXとのツアーの中で初めてやるって意味かな?)MY FIRST KISS。この英語詞カバーも初めて聴いた時衝撃を受けたな〜まさか生で聴けるとは。
BRAND NEW SUNSETは大好きな曲。オレンジの照明がなんだか夕陽みたいで、綺麗だったな。あの光景はずっと忘れないと思う。
DEAR MY FRIENDも大好きで大切な曲。歌詞の『Life is going』で思いきり拳突き上げて、色んな感情がブワァッと襲ってきた。
まさか最後TURNING BACKで終わるとは思ってなかった。終始圧巻のステージ。
そりゃ人気あるわ、Hi-STANDARD。これでもかってくらい、それを見せつけられた。
「NOFXの音は俺達の中で鳴り続けるし、ハイスタの音も鳴り続ける。」
難波さんがそう言って、「また会おう」と言ってくれた時、泣きそうになっちゃった。
またすぐに会えそうな気がしてる。楽しみ。

最後、NOFX。ハイスタがずっとNOFXコールしてたし、どんなステージを見せてくれるのかと心待ちにしてたんだけど、パンクロックの具現化みたいなバンドだった。あまり詳しくなかったんだけど、本編最後のLinoleumはちゃんと知ってたからしっかりノれた。曲の最後でみんなで拳突き上げるところ、不可抗力だったと言うか、自然と上に引っ張られてる感覚。形容し難いけれど、あの感覚をライブで味わえたのが本当に久しぶりで夢みたいだった。もっと見たかったな。あれが最初で最後だなんて。
アンコールラストThe Declineでハイスタと共演していたのを見て、NOFXに詳しくなくてもこみ上げるものが色々とあった。

パンクロック好きで良かったしパンクロックがある世界に生まれてきて良かった。そう強く思えた1日。

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