「アマノカエナ」TETORA / ammo / アルステイク

2023.09.09 PARCO&Orange Owl Records presents
SHIBUYA CLUB QUATTRO 35TH ANNIV. "NEW VIEW"「アマノカエナ」
TETORA / ammo / アルステイク


3バンドとも見るのは6月のTHE NINTH APOLLOの企画以来。
急遽行く事になったんだけど、でも本当に本当に行って良かったって思った。

1番手、アルステイク
まあ急に決めて行ったから少し遅刻して序盤は見れなかったんだけど、アイプチから参加。わんちゃんはなんだか会場の一体感があったような気がした。
「CDオンリー。現場主義。」
サブスク無しでCDのみでしか聴けない音楽を鳴らす3バンドだけで渋谷クアトロをソールドアウトさせるってやっぱりすごい事。
「3バンドとも楽屋では全然話さないんだけど、今日は部屋数が少なかったからボーカル3人行く場所無くなって同じ階段に座ってた」という小ネタを挟みつつ、個人的に大好きな未完成のまま。
走れ→ダメ彼氏→走れ という体力を削られる流れ。
最後はアルステイクの名刺代わりの曲とも言える、嘘つきは勝手。
この日何度も言った、「岡山アルステイク」という名前。最後に言った「岡山 ロックバンド アルステイク」という言葉。アルステイクがロックバンドだという事を見せつけられた45分間。

2番手、ammo
正直この3バンドの中では1番にわか。でも曲がすごくかっこいいし、だからこそフロアもアツくなる。好きな包まれるを2回聴けたのが嬉しかったし、みんなで肩を組んで歌ったハニートーストで終わりかと思いきや「すみません、ammo押します!」って、後日談が始まったのもアツかった。
「TETORAの背中を追いかけて、アルステイクにケツ叩かれて来た」って、この3バンドの関係性がやっぱり大好きだと思ったし、戦友のようでいてお互いがお互いを尊重しているの、すごく良いな〜と思った。
「もう何度も渋谷クアトロでライブをした事があるけど毎回そのライブがターニングポイントになっている」とゆうせいくんの話。この日も後々振り返った時にammoの、Orange Owl Recordsのターニングポイントになってるんだろうな。

3番手、トリのTETORA
「事件のようなライブを」とはゆねちゃんが言ってから始まったライブ。
まさかのレイリー始まりで、あまりこういうイベントではやらない曲だとおもってたからびっくり。3年前くらいに、とある番組で「武道館で1曲だけ出来るとしたら」って訊かれた時に答えていたのがこの曲。なんだかそれを思い出してウルッときた。
「アルステイクもammoも、私の人生を狂わせてくれてありがとう」
「うざい!きもい!そんなかっこよくならないで!」
この言葉だけでこの3バンドの関係性がわかるような気がした。
「拳沢山挙がってて嬉しい。沢山一緒にダイブしてくれて嬉しい。一緒に歌ってくれて嬉しい。でも数じゃなくて、多数決じゃなくて、余韻の長さで勝負したい。」
先輩後輩関係なくってはゆねちゃんは言ってたけど、この日1番の長い余韻を作ったのはやっぱりTETORAだったように感じた。
最後のLoser for Futureでは途中のMCで涙ながらに「渋谷クアトロで悔しい想いを沢山してきた。」と語ったその言葉を吹き飛ばすかのようだった。TETORAは本当に強いバンド。
本気で、笑われるくらい本気でかっこ悪い事をしようとしている姿も何もかもがかっこよかった。


現場主義。CDオンリー。
わざわざとは思わないけれど、これからもこの3バンドのCDをわざわざ買いに行って、わざわざライブまで足を運びたい。本当に好きだとわざわざなんて思わない。この3バンドを見ていて、そしてこの日1日で余計によくわかった。

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