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倒産1000本ノック 毎月1億円の資金ショートの10年間をいかにサバイブしたか?  『#7 ココが肝心!!最悪どこまで落ちても大丈夫なのか?』

倒産1000本ノック「#6 ゴメンナサイ 給料遅延 スタッフへの手紙」を半年ぶりに復活したのでサボらないでコンスタントに続けて行こうと思います。なにせ一回に2万字以上書いていたのでこれからは、せめて1万字以内で行こうと思います。

忘れさられているかもしれないのでよかったらプロローグと(仮)目次も読んでみてください。
https://note.com/03070831/n/ne0150dbd0074

https://note.com/03070831/n/n4c772dd1a567

経営者の皆さんは、どこのタイミングで「もう無理だ あきらめよう」と決断するのでしょうか?

僕自身はよくわかりません。

スタッフの、お支払先の、様々な人の顔が無数に頭によぎり、
今日の、明日の、来週の資金繰りが永遠に頭の中を交錯する。

クレジットカードが止まる、スイカさえも止まる、当然全金融機関の返済もストップ
自分のことや家族のことなんて当たり前に優先順位最下位
借りれるところからは全て借り、自分の生命保険もとっくのとうに担保に入ってる。
ソリャー10年間近く毎月1億円の資金ショートを続けてたらそうなりますよね?

万事休す 残された道は『自己破産』のみ🥶**

一息呼吸するごとに惨めさが肺に染み込んで行く感じ。
何も考えられなくなり、体にも全く力が入らない。指さえも動かすのが億劫になってくる。
死んだら楽だろうなってのと そんなこと死んでも思うなっていう感情の戦いもある。
あがき、もがき続け それでも もうこれまでってタイミングはある。
**
本物の強さってなんだ?**
絶望、悶絶の苦しみの中で逃げず自分にも他人にも嘘をつかず、思いやりを忘れない人間?

ハードル高ケー😳

一応 僕は、↑こう思うことにしている。
だって1億人の普通の人がそれは、無理だって言ったとしても古今東西、世界の名だたる成功者はそう言ってるから。

それを凡人の僕が「それは間違ってるって言ってもしょうがないから」

なぜそれを強力に信じ切る事ができるのか?
ってのは僕自身は、これまで色々やらかしたけどそれ以上にとても普通では考えられない奇跡的な事が起きすぎててすでに「常識」という観念は僕の中に存在しないから。

絶体絶命の時 
「いや それは自分がアホなだけでスゲー 人ならブレークスルーの方法はまだ1000通りある!」って思うようにしてる。

**『我が途 未だ終わらず ゆえに我 未だ終わらず』

だから僕は死んでも「自己破産しない」って決めてやってきた。**

若くてまだ失敗ばかりだった頃も同じこと言ってたけどコケ倒した後にも同じことを言い続けるのはまあまあ「グエエー」だけど😱

僕は、これまでとにかく色々な社長に会いまくってきました。
大企業も中小企業も、苦労した社長、大成功した社長、大失敗の後に大成功した社長、そして残念なことに倒産してしまった社長。

とことん会って話してきたし苦労して成功した社長さんの本もたくさん読みましたが未だに僕ほど長い間、そして何度もコケ倒している社長には会ったことがない。

もしかしたら、みんな恥ずかしかったり、どうしても言えないことであったりもあるかもしれないけどとりあえず今のところ僕の「倒産1000本ノック」に敵うほど(コケじまん?)の社長にはあった記憶は無い。

色々な場面で僕は自分の状況を開けっ広げで話すから相手も自分の失敗談を話してくれることが多い。特に「倒産1000本ノック」を書き始めてからは相談される機会が増えたし講演に呼ばれることもあるので苦労している社長さんが藁をも掴む感じで来られる時もある。(僕にそれを受け止める余力はないけれど💦)

資金繰りに詰まっている時の気持ちは企業規模には関係ないし、僕自身起業してからの28年間を振り返ってみても経験値やその時その時のステージや金額は違えど「グエエー」となる気持ちはいつも同じだ。

僕と同様すごく資金繰りに悩んんでおられたり、実際に倒産や自己破産の経験のある方のお話も聞いたことは何度もある。

でも大抵の場合僕は思ってしまう。
「イヤイヤ全然大丈夫!もっともっと下には下がいるよー」っと

いや間違えましった「もっともっと下に僕がいるよー」でした😅
これは下を見て安心しようってことじゃない。

ここが肝心!
「実際どこまで落ちても大丈夫なのか?」
😱😱😱😱😱😱😱😱**

知っているといないでは心の持ちようや次のチャンスへのつなぎ方が全く変わってくる。

でもここからの話はとてもデリケートで人としての生き方や倫理観の問題なのであくまで「僕の場合」という前提で読んでください🙏
そもそも僕自身は10年間常に毎月「自己破産」するべきだったのかもしれません😭

もしかしたらそのほうが色々な方に迷惑をかけなかったかもしれないし、ドンドンダウンを、僕を信じてついてきてくれたスタッフももっと幸せになっていたかもしれない。

そして結婚して25年間僕の奇行を楽しんでくれる嫁と3人の子供達の人生も変わっていたかも

また僕自身も楽になっていたかもしれないし、もしかしたら一度リセットしてからまた事業を始めてたら成功してなかったとも限らない。
一般的にはその方が合理的なのかもしれない。
しかも昔の自己破産は、様々なペナルティーや制約があったみたいだし再起するにも相当なハードルがあったけど今は本当に失敗に優しい。

元々なんの資産も預金もない僕にとってこれ以上失うものはさしてない😭

僕自身の活動の要の一つの海外も問題なく行ける。会社は再スタートできるし、カードは使えなくなるにしても今はデビットカードなるものがあるからそんなに贅沢しない限り日常生活に差し障りはない。

でも僕は「自己破産」できなかったし、しないという覚悟をした。
した。

理由は2つ
「これまで受けた様々な恩を絶対に返したいから」
「ドンドンダウンは必ず社会に応援されて成功すると固く信じていたから」

「何を綺麗事を」っと言う人もいるかも知れない。
でも僕自身は上記2つの理由を信仰に近い強度で想ってきたつもりです。

もはやモラルとかエゴなんかで測れる次元じゃなくなっている。

「自己破産を拒否するっていう態度」はそして本来リアルワールドではありえないテレビゲームのような「一度リセットボタンを押してスタートオーバー」っていう行為は、本来、弱い僕自身に対しての戒めにならないっていう複雑な感情からきてる。

もちろん葛藤はある
「これまで受けた恩を返すべきか?これからも迷惑をかけ続けるのか?」

どちらの判断が正しいのか僕はわからないけれど少なくとも「法律」というものが存在するのだから「自己破産」が常識的には正しいのかもしれない。

もはや正邪というものじゃなく科学者と宗教者のような違いかも知れない。
化学は、疑うことで始まり信仰は、信じる事で始まると言うような。。

ただ僕自身は原体験として「論理的な結果」からかけ離れた奇跡が数え切れないほど起きたので元来頭がお花畑な僕は「信じる」を選ぶようになってしまった。

破産をした人を責める気持ちは全く無いしそこから成功した人も知っている
気持ちも経済状況も救われ方は皆それぞれ

なんかの小説に書いてあった。
「人は自分を救済する為だけに生きている」
結局、僕も自分自身の存在理由を救済するために「破産しない覚悟」を選んだにすぎないんだけど。

もとに戻すと
ここが肝心!
「実際どこまで落ちても大丈夫なのか?」
😱😱😱😱😱😱😱😱**

こっからは、ボク個人の勝手な倫理観に基づいたものなのでそこを理解してもらった上で読み進めてほしいです。

そして今日は眠くなってしまったので明日からの戦いの為に
ここが肝心!「続編 実際どこまで落ちても大丈夫なのか②」
に続きます!





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