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ゴッドタン「SDGs大喜利」が僕らに与える希望

2月10日放送されたゴッドタンの企画「大喜利お題選手権」。その中でも特に絶賛され優勝したのがケンドーコバヤシが考案したお題「SDGs大喜利」。
本人いわく、大喜利の解答はその日その瞬間に消えていくものなのでせめて今日皆さんから出た答えだけでも再利用できないか、とのこと。
解答者は既出の解答から好きなものを選び、答えが面白くなるお題を出題し直す、というルール。

これがいざやってみると全ての解答が見事に再利用され成仏していく奇跡が連発していて凄かった。打率10割でウケまくる展開にたぶん収録現場もめちゃくちゃ盛り上がっていたに違いない。

その中でも劇団ひとりの解答「ペン!ペン!ポンポンストーン!」の見事な再生に感動してしまった。それまで違うお題に2回出して惨敗を喫していた解答がおぎやはぎ小木の秀逸なお題によって報われた瞬間を目の当たりにして、なんていうか今どこかの組織や集団から落ちこぼれとか不当ないじられキャラみたいな扱いを受けているすべての人にとっての希望にさえなり得ると思った。
環境を変えるとこういうことが起きるんだと。

まさに僕もその1人で、前職では自分の力不足のせいもあるが居場所が作れず2年で辞めさせられた経験がある。今となってはいい勉強をしたと前向きに振り返ることができるが当時は悔しい思いをした。
次の職場ではなんとかうまくやっていけることが出来て、働き続けた数年後に前職の上司に偶然出会った時に胸を張ってお久しぶりですと挨拶ができたのはいい思い出だ。

ゴッドタンはそんな教訓をうっかり我々に与えてもくれる素晴らしい番組だ。それが出演した芸人たち(先述の他にも川島明、バカリズムが出ていた。超豪華!)の卓越した実力あってのことなのは言うまでもない。お笑い好きでよかった。

※SDGsという言葉をリサイクルの意味(12番)でしか使ってないのはどうかと思う的なことを言ってくる人は残念ながら思考がまだ浅いか芸人の知性を見くびっていて、芸人ってそこもいじってるんだという面白さの方に気付けたら、もっと人生楽しいと思うよ。

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