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【おしごと録】ビックリマンボイスドラマ「激動パンゲラクシー 〜風の章〜」

※本記事は2023年1月19日~1月31日にpixiv FANBOXにて公開していたものを
再編成したものです。


はじめに

だんだん組制作のビックリマンボイスドラマ第6弾
「ビックリマン 激動パンゲラクシー 〜風の章〜」に出演いたしました。

というわけで今回は、本企画に参加したキッカケから収録後までを
記録に残していこうと思います。


本作に出会ったきっかけ

そもそものキッカケは、このツイートがタイムラインに現れたことでした。

〜この時の真佐宗さんの反応〜

  • えっ、だんだん組じゃん?

  • 東方で有名なサークルさんじゃん(※にわか知識その1)

  • ビックリマンだ!ウエハースのやつ!(※にわか知識その2)

  • 姉ちゃんの彼氏(当時)が集めてた気がする

  • えっ、だんだん組じゃん!

かねてより・・・それこそ、ボイスコという活動を始めた頃から
お名前を存じ上げていた「だんだん組」さん。
そんなサークルさんが新規の声優募集をしている・・・ッ!?
その当時の衝撃たるや。。。

応募の動機

実はこの時期、私は様々な事情から「ボイスコ」「ネット声優」という活動を続ける事に限界を感じていました。
そこに飛び込んできた今回の案内。

んん〜〜〜、いいなあ。やってみたいなあ。でもなあ・・・

ちょっとばっかり、頭の中でグルグル考えて『採用されても、されなくてもいいから、最後の思い出にアクションしてみようかな』という気持ちで
リプライするのでした。

なんだかすごいことになっちゃったぞ

それからしばらくして「だんだん組」団長の山本ダンさんから、
企画の詳細と参加可否の確認がありました。

~この時の真佐宗さんの反応~

  • ふむふむ、えっ、こんな予定まで決まってる!

  • あれっ、このキャストさん知ってるぞ?この方もあの方も・・・

  • オンライン・・・稽古・・・ッ!?(ゴゴゴ・・・)

  • ・・・スタジオ、収録・・・!!?(ドドドドドド・・・)

活動歴だけは長くなってきた私ですが、この時までスタジオ収録の経験が
ありませんでした。
誰だよ「記念受験」みたいなノリで詳細聞いたの。私だよ。

日和った真佐宗さんは団長に言いました。
「(スタ録)未経験者可ですか?」(要約)
すると団長は言いました。
「明るく元気な職場です」(比喩)

・・・じゃあ、いっかぁ🤗 < ヤリマース

私が・・・主役・・・!?

作品への参加が正式に決まってから、またしばらくして、配役が発表。
今作の主人公・ヤマトの横にしれっと自分の名前が書かれているのを見つけた時は、有難くもあり、プレッシャーでちょっと「オエッ」となりました。

(何なら事前のサンプル提出で「ヤマト、フィード、シスをお願いします」って言われてたのにフィードのサンプル録るの忘れてた位には動揺してた

いざゆかん、オンライン稽古

時期的には11月くらいだったか・・・あっという間にその日が
やって来た感覚でした。

稽古自体は「出られてよかった〜」の一言。
全体の空気感や、ご一緒させて頂く演者さん一人一人の雰囲気がリアルタイムできちんと掴めるのはとても良いですね。
そしてフィードバックがその場で受けられることもとても有り難い。

対面稽古と似た感覚を得られるのは、ご時世的にも非常に有り難かった。
纏める方は大変な事も多いでしょうが、参加する側としては
とても嬉しい機会でした。
「スタジオでいきなり初顔合わせ!」よりも緊張解けるしね(※個人の感想です)

稽古ならではのお話

稽古期間中、パン・ダンジャック役の天瀬涼太さんとは残念ながら
都合が合わず、ご一緒できませんでした。
そのかわりと言っては何ですが、代役の皆さんの色んなダンジャックを聴けた事が、こういう時ならではという感じでちょっと面白かったです。
「みんな代役やるの好きだよね」話も盛り上がった気がする。
代役、やるのも聞くのも楽しいよね。

声オタク的感想

みんな声が良いんだわ〜〜〜〜〜〜(クソデカボイス)
当然と言えばそうかもしれないが、皆さん本当に声が良かった。
ヘッドフォン越しにいい声の嵐で、そういう意味では集中するのに少し時間がかかってしまいました(笑)

我が家の事情

稽古期間中は常に家族が階下にいる状態で参加していました。
(私:上階の書斎、夫と子供達:階下という感じ)

そして両日ともに、声出しを兼ねて自宅カラオケをしてから臨んだのですが、私を含め歌うの大好き一家に「ハイッ、ママこれからお稽古だからカラオケおしまいね!」と中断させるのは、なんとも心苦しい・・・
なので、夫と音漏れ等を確認し「イケるな」と判断した上でカラオケを継続させることに。

さあ、稽古頑張るぞ!

夫・子供達「あ・る・こ〜♪ あ・る・こ〜♪」
真佐宗(フフ、ほほえまし)
夫「ホアアアアアアアアアアアアアアアアアア」(※クソデカホイッスルボイス)※夫はDIR EN GREYが大好き❤️‍🔥
真佐宗(ウワアアアアアアアアアアアアアアアアアアア)※出順が近いためミュートが出来ず

・・・聞こえてなかったかな?と、実はいまだに気にしています(笑)

ディレクションについて

ヤマトについては、早い段階から、特に心情の面で要所要所のディレクションを頂いていました。
自分だけで作り過ぎる前に軌道修正をかけて頂いて助かりました。
その他はのびのびやらせて頂きました。

収録当日

いよいよ収録の日。初めての場所なので余裕を持って出発。
ご飯も現地付近で食べようと考えていたのですが・・・

店が少ない方に降り立ってしまった・・・

・・・・ズゾゾゾゾゾゾ(全てをあきらめて10秒チャージする音)

スタジオ入り with 愉快なキャストたち

今回お世話になったスタジオはプラチナムガレージさん。
(※ダンさんが以前ライブ配信で公表していたので書いちゃうよ)

テナント前でバンパイアフッド役の益荒男さん、デュークアリババ役の今宮さん、悪魔役の菅生さんがいらっしゃったので、ご挨拶。
その後も続々スタジオ入りする皆さんとご挨拶&お話しながら収録の順番待ち。
隙あらば朗読沼に引き入れてこようとする爺蔵尊/シャーマンカーン役の枡太さん本当おもしろかった・・・。朗読楽しいよね。
真佐宗も朗読出身だから、わかるよ。

収録の感想

演技って・・・楽しいじゃん!!
♪〜 おーもーいだしたぜぇ〜〜(テ○ミュ)

冗談抜きで、終始そういう気持ちで収録していました。
共演の皆様の生の声を、体で聞きながら、ふと初心に帰ったタイミングもあった。
学生時代、部活でみんなと掛け合いをした時の空気感を思い出したり・・・
懐かしいな〜、やっぱり好きだなあ。みたいな。

当日の「ヤマト」

収録当日のヤマトの演技は、上記の気持ちや環境、そして皆さんの気持ちに
引っ張られていった自覚があります。

とあるチャプターでのシスさんとの場面、マジで泣きそうになっちゃった。
シス役のほりっく*さんから溢れ出る母性が気持ちを増長させてくる。
メディサ役の山本ダンさんとの場面では、それ以前のチャプターの時に考えてたこと全部吹っ切ってメディサに向かっていけたと思っています。
それらの気持ちが最後、風の大層・ウィンディのみんなにかけた「ありがとうございました!」に集約できたのかな。

ヤマト、本当にありがとうね。

打ち上げ

お酒の場所で聞ける大人の話、たンのしィ〜〜〜〜〜〜〜🤩🤩🤩🤩🤩
以上です。

総括

宅録を始めて、一人でマイクに向かっていく中で、いわゆる「出口のないトンネル」にいる感覚が続くようになりました。
それでも、自分にお声掛け下さったクライアントさんの「ありがとうございました!」を信じてやってきました。
自分なりに出来るトレーニングや、表現方法も試しましたが、疑心暗鬼に
駆られ続け、ジリジリと心がすり減っていく音を聞いていました。

今回、この作品に関われたことで、上記のモヤモヤがフッと晴れて、改めて初心に立ち帰れたなと思っています。

なんだか近頃は「熱さ」を隠して、天才的に進んでいく事が美徳とされているのかな・・・と個人的に感じています。
disってるんじゃないよ。それも一つの理念ですから。

でも、自分に置き換えてみた時「私のスタンスはそうじゃあないな。」と再認識した。
気持ちの熱さは隠さなくていいよね。純然たる熱さが、自分の原動力だから。

そして技術的な面でも「当然ながら、まだまだまだまだ・・・全くもって未熟だな」と、ポジティブに感じました。
相変わらずマイキングはグズだし、再現性の弱い部分も多い。
他にも挙げたらキリがない・・・でも、それすら楽しい。
のびしろあるじゃん、自分!やったね!


というわけで、ここまで綴ってみた本タイトル。いかがでしたか?
私自身、稽古や収録だけでなく、YouTubeラジオ(※現在は公開終了)の
ゲスト出演など・・・改めて本当に貴重な経験をさせていただきました。

タメになる事は書けてないと思うけれど、この記事を通じて作品に興味を持っていただけたら、とても嬉しいです。
これから聴かれる方も、既に聴かれている方も、ぜひ感想を
こちらまでお寄せください。
レビューってクリエイターへのご馳走だから。

また別の作品でお会いできることを願って。


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