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女児の憧れ(個人的見解)

娘(2歳)がとうとうプリキュアにハマりました。



我が家は日曜朝は基本的にニュースなのですが、娘が一体どこで覚えてきたのかぷいきゅあがみたい!と訴えてくるようになりました。

情報源は保育園しかないので、お友達がプリキュアの何かを持っていたのだろうと思います。
水筒か何かにプリントされたキャラクターの静止画だけで興味をそそられているのでプロのデザイン力ってほんとにプロなんだなって感じです。

息子は今でも戦隊モノには全くハマっていません。
ストーリー部分が理解できないのか面白くない様子。

ましてや娘はまだ2歳(まもなく3歳)。
果たして内容を理解できるのか?と思いつつ現在やっているデリシャスパーティープリキュアを録画して見せました。

はい、娘、普通にハマりました。

一回見せたら最後、プイキュア!プイキュア!まだみる!みたい!の嵐です。

思うにストーリーはそこまで理解はしていないのですが、ピンクとフリフリとキラキラが乙女心をハートキャッチしたんだと思います。
カラスかな?

録画したたった一話をリピートし続けるので、私も嫌でも内容を覚えます。
くそ、バンダイめ余計なCMを挟みやがって。
ムスメちゃんコレほしい!しか言わないし。

まぁ私も今でもセーラームーン好きだしなぁ、と思いながらプリキュアを眺めているとどうしても一つの結論が頭から離れなくなります。


戦う少女アニメはやはりセーラームーンが至高だな。


いや、そりゃね、何事も最初の感動が大きいとそれを超える感動はそうそう得られないことは分かってるんですよ。

いくら庵野秀明のシンゴジラが良くても1954年の初代ゴジラが最高、って人が多いのも当たり前なんですよ。

ましてや感受性の感度が絶頂期の幼児が得る感動は人生を通して影響を及ぼすものですよ。

セーラームーンを越える女児アニメがないと私が感じるのは致し方ないことなんですよ。

だが!!だがあえて!!今日は!!
私がセーラームーンが最高だと思う根拠を述べてみよう!!!!!


1.初の戦隊少女モノ
戦う魔法少女モノはありましたが、戦隊系魔法少女は史上初。
しかもメイン5戦士(太陽系)の他にサブキャラとして4戦士(外部太陽系)という豊富なキャラクター設定。
今でいうところの推しが豊富。

2.カラーバリエーション
キャラクターのイメージカラー(担当カラー)を明確にした上で小道具や技、変身の演出が細部にまで決められている。
推しの色って女児にはお守りに近いのです。

3.私服がある
ドラえもんやサザエさんのようにキャラクターが着ている日常服が固定されていない。
季節に合わせて当時の流行の服をキャラクターの趣味嗜好に合わせて着せられている。
レイちゃんのオーバーオールめちゃ可愛い。

4.固有名詞が大人向け
敵の名前、アイテムの名前が女児向けでない。
初代セーラームーン(通称無印)の敵の名前なんてクンツァイトとかネフライトとか鉱石の名前だし、幻の銀水晶とかそんな漢字女児読めねぇよ。
そもそもデザインの下敷きが星や鉱石モチーフだからオシャレ。
作者のセンスが本当にすごい。

5.ストーリーが大人
普通にキスシーンがある。
主人公の友人と敵の恋もある。(なるちゃん)
ストーリーが進むほど善と悪や倫理観など道徳的な話ではなく大人の事情や感情が当たり前に出てくる。
幼児にわかる訳ないのになんとなくわかる不思議。
ちなみに同性愛もエックスジェンダーもある。
時代が追いついていない。

などと色々並べましたが、最後に未だにアラサーアラフォー女児の心を潜在意識的に掴んで離さない最大の理由が一つあります。


6.体型が大人の女性である

セーラームーンは一応女子中学生という設定ですが、身体は成熟した女性そのものです。
8頭身で長い脚とくびれたウエスト、膨らんだ胸を持った大人の女性。

女児が憧れる大人の女性の身体です。

自分も大人になったらあんな素敵な女性になって、恋をして、仲間と共に戦うという未来への憧れがセーラームーンにはあり、プリキュアにはないものです。

今まで一体何人の
大人になったらセーラームーンみたいな身体になれると思ってた(落胆)
と寂しく呟くアラサーに会ったでしょうか。
あれ、もしかしてまだ大人になってないってことなのかな。
8頭身の未来がまだあるのかな。

子どもを産んで機動戦士みたいな肩幅になっちゃったけど、セーラームーンはやっぱり今でも憧れの女の子です。


最後に、女児アニメに全く興味がないのにここまで読んで下さったあなたに、原作者武内直子(神)の言葉を送ります。

武内は当初キャラクターの衣装を個別デザインしたが、アニメ展開のため統一化された。
武内は『女の子には一人一人個性やこだわりがあるし、自分なりの好きなものがある』と考え、二週間後に完成した現行デザインの原型ではせめてもの抵抗にピアスの数を片方で変えたり、胸元と腰のリボンの配色を変えている。
Wikipediaより

キラキラして、みんなとお揃いで、でも個性を失いたいわけではない。

ああ、大好き。セーラームーン。



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