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靴下屋の靴下。

明けけど、明けけどです。

靴下屋の3足のお話はご存じ出るかと思います。
Twitterやサイトでもご存知かと思います。

今では、100均でも、300均でも、靴下ってたくさんあります。

個人的には無印の直角靴下が好きです。
いや、綿素材が好きなのかなとは思います。
サイズが合わないのですけど

自社は22.5〜4.5記載に変わりましたが
無印のがでかいので小足の私にはかかとをもて遊んで靴の中でぐるぐるしたりします。

やっぱり、サイズ感は大事。
でも、メリハリを持って作っているものだと多少サイズ感が合わずとも、素材の伸縮だったり、縫製、編み方によって違うんだなと改めて感じています。

靴下屋の靴下は高いと言う人は多いと思います。
実際うちの家族も私が勤めなければ利用はしなかったと思います。

でも、高いには高い理由と価値がそこにあるからこその値段なんだと私は言いたいです。

正直、自分でお金を自由に使える=働けるまではかなり貧乏な家で育ちました。
兄弟もいて、ボロいアパートに暮らしていてなかなか欲しいものは買えなかったのが現実でした。

流行りのリカちゃん人形やらバービーさえ買ってもらえなかった。
今でも覚えてます。

自分でバイトを始めて唯一楽しみだったのが月一行けるか行けないかの靴下屋での靴下を買う事だったのです。

大げさに思われてるかと思いますが、服までは手が出せない。
その中で唯一、高いけど自分へのご褒美として買えたのが一足、1000円前後の靴下でした。

でも、いい靴下はなかなか穴が開かないんです。高校生ながらにそれは分かっていました。

なんかそれが、自分の糧になっていったのがわかります。
その頃はこの会社に勤めることになるなんて思ってもみなかったでしょう。

今回、商品の値上がりで文面を上げてしまいましたが、物価高だったり人件費だったり…

店長になると研修でニッターさん、靴下の製造を見学できる事ができます。
靴下の出来方や仕組み、こんな人達が働いているんだなと…経験して

それまでは出来上がったものだけを愛想良く接客していた販売時代とはまた違う世界がありました。

この人達が商品を丁寧に作ってくれたからこそ、販売の自分達がここに居られるという感謝の気持ちが生まれました。

私は機会に恵まれて研修は他の店長さんよりも多く、現場研修を見られることが出来ました。

繁忙期には機械を振る活動して、靴下を編んでくれていて、コレ店頭にあるヤツだ…
って思いました。
機械を止めずに昼夜作業してくださってたんだ

一足の靴下がお客様へ届くにはたくさんの人を辿りめぐりつく事を学びました。

思った事を書いていたらよく内容がまとまらなくなってしまいましたが。

値上げをすることが悪い事ではなく、この状況の中で今までと同じクオリティー、水準を保つ事を選んだ結果だと私は思います。

糸だって、人件費だって削ってそれなりの商品ならいくらだってくるれる中であえてそれをせずに今までと同じいや、最近はクオリティーが上がっているのでそれ以上を求める事が出来る会社で良かったと思います。

コアラのマーチ一個減るとか、マック上がるとかしょうがないでも、もしかしたら理由の意味も違うかもしれない…

3足千円がなくなる事とか商品が多少高いとか偏見の目では見て欲しくないなと言う気持ちでいま文字にしてます。

社員からしてみれば自社商品を少なからず溺愛してるのは確か、それをたくさんの人に伝えたい、って気持ちを持っている人が多いのがいっぱいです。

今は量産で競合もたくさん、天下の百貨店でさえなくなくな世の中です。

その中ででも、お客様の声と需要。
百貨店にいた事もあるので顧客様は、商品がいいものであればまた帰ってくる。
隣店してくれると職員さんとお話しした事が今でも思い出します。
それがSALEであろうとプロパーであろうと
いい商品にはお客様がつく。

自分もそうですが、悪いものはもう買わない
良いものはまた買うっていうのは絶対だと思います。

結果。

自社の商品は誇れるほどべらぼうに良い!

#靴下屋
#タビオ


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