見出し画像

気密測定っていつやるべき?

前回は、気密測定を行うことの重要性について紹介しました。

そこで、今回は実際に気密測定を行うにはどのタイミングが良いのかについて紹介をしていきます。


もちろん最も良いのは”工事中”と”完成後”の2回行うことです。

しかし、前回も紹介した通り全棟で気密測定を行っている施工会社は決して多くはありません。

気密測定を希望すれば行ってくれる施工会社もあると思いますが、
全棟測定を行っていない施工会社の場合、測定器を所持してない可能性が高く、その場合には測定器のレンタル費や外部への委託費用がかかってしまいます。

つまり、2回気密測定を行えばその分コストも上がってしまうのです。

では、”工事中”と”完成後”どちらに行う方が効果があるのでしょうか?


それは...”工事中”です!


先に完成後に行うメリット・デメリットを紹介させていただきます。

まず完成後に行うメリットですが、

「実際に建てられた家の数値がわかる」


以上!


実際の数値がわかればいいんじゃないの?

はい、実際の数値を知ることは大切です。

しかし、知るだけで終わってしまいます。

もしよくない数値でも「うちの気密性はこの程度か」となるだけで
どこに原因があるのか結局わからないままとなります(デメリット)。


ですが、気密測定を工事中に行えば、よくない数値が出たとしても
対応ができます(メリット)。

「この継ぎ目から空気が漏れているからもう一度テープを重ねておこう」

「タッカーの針痕を塞いでいなかった!」

こういった対応は工事中にしかできません。

原因を見つけ、再度気密施工を行えば必ず数値はよくなります。

この積み重ねがよりよりよい数値を出すことにつながるんですね。


気密測定を行う上で大切なのは

「結果を知る」ことではなく

「結果をもとにどう対応策を取り改善するか」

です。


せっかく気密測定を行うならよりよい数値にできるよう改善していきたいですよね♪


--------------------------------------------------------------------------------------

「冬は暖かく、夏は涼しい家」 
高気密高断熱住宅を広めるための活動を行っています。

**HP公開中**   建築女子@M's
**twitter**     @Architect_Ms

活動記録、更新情報を中心に更新しています。
ぜひフォローお願いします♪



岐阜の工務店、(株)エムズアソシエイツで、高気密・高断熱の家つくりを広めるための活動をしています。 私たちが作れる家の数は限られているので、一人でも多くの方が快適な家で幸せな生活を送ることが出来るよう、有益な情報を発信していきます。