これだからスピリチュアルなことも捨てきれない

入院していた母親が退院し、次の施設に移るにあたり、まあ人手はあった方がいいだろうというのもあったのだろう、休めたら来てと連絡があった。

過去色々あったので、最後の親孝行とも思い、シフトは既に出来上がっていたがお願いして休ませてもらったのが月曜日。

次の施設はリハビリメインのようなところ。リハビリするにあたって入院する前はどんな生活環境だったか知りたいというので、入院する前の生活環境つまり自宅を視察することになった。

で、たまたま私が公休日だったのでその予定が水曜日に組み込まれた。

ちなみに実家までは片道2時間強。運転免許持っていない私は電車とバスで移動。
リハビリ施設は実家から徒歩10分もかからないところにあり、月曜日の時に大体の場所は覚えていた。

たまたま、この水曜日がコロナ禍前に亡くなった親友Rの誕生日の前日だった。その前に約束していたけどコロナ禍で伸び伸びになっていたお墓参りがやっと実現して、もう一人の親友Tとやっとお墓参りが出来て、お墓の場所も゙なんとなく覚えたのが去年の秋口だったか。

今度いつくるかわからないし、やはり実家近くに建てられた親友Rのお墓参りも゙ついでだけどしてこようと思った。

かつて知ったる地元だけれど畑が無くなって家が立ち並んでいたり、あった建物が取り壊されていたりで、ナビと私の記憶を頼りにようやく施設に着いたら、なんと自宅で良かったのだ。一回自宅に寄ったのに、すれ違ったか!まあ走って約束の時間には間に合って、なんとか事は済ませた。本当はお墓参りを先に済ませる予定だったのだが。

親友Rのお墓も゙少し探したけれど程なく見つかり、お墓参りを済ませてバスに乗って最寄り駅へ。
ちなみに最寄り駅は今は2箇所ある。方向は90℃違う。行きとは違う方の最寄り駅ヘ向かうバスに乗った。

駅に着いて、さあ、あとは電車に乗って帰るだけ、と歩き出した時、見覚えのある顔に気づき声をかけた。
相手は気づかなかったが絶対にそうだと確信のあった私はためらわずに三回声をかけた。3回目にようやっと振り向いた彼女はまさしくもう一人の、Rのお墓参りにも一緒に行った親友Tだった。
かくて帰る予定の時間が大幅に遅れたが、私はTは暦通りの休みであったのを知っていたので今日こちらに来ている事を全く知らせていなかった。
たまたまTは今日休みで、買い物がある時はいつもならもう一つの最寄り駅の方に行くそうだが今日はたまたまこちらに来た、というのだ。


地元だからTと遭遇する確率は確かに高いのだが、たまたま母親の退院に伴う施設の移動、それに関するちょっとした1時間も゙かからない用事に私の予定が合った、そしてRの誕生日の近くでお墓の場所を知れたことによる墓参り。時間の偶然。

引き合せてくれたのかなって思ってしまうものでしょ。


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