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ベルばらと女性の地位向上とエンターテインメント

50周年ということで、展示会と、BSで厳選して放映している。

私はもちろん洗礼を受けている世代。
アニメも見たし、コミック本も全巻二回も揃えた。(アントワネットが処刑される10巻まで。新刊は除外)
何故二回、何故過去形かというと二回とも全巻貸した挙げ句返ってこなかったのだ。

携帯でアニメ版のダウンロードも買った(動画ではない)。


が、それもどこかに紛れてしまった。

なので今手元にはない。どうにも縁は薄いらしい。

私との縁は薄くても作品の素晴らしさは消え失せない(当然か)。

小学生だったから理解できない箇所もたくさんあった。日本のアニメは早くから子供向けという概念を脱出していたのがわかる。大人になってから理解できたエピソードもたくさんあるし、今は私はベルばらの主要人物ほぼ全員の享年をとっくに越している。


さてもうひとつ、女性の地位向上、女性の生き方に一役買っていたというのが番組の解説であった。
このあたりは私にはピンとこなかった。世代的はにズレていたからかもしれない。

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少し前に、パート先のバイトの子がちょっと出ているというので舞台を観に行った。

舞台を観に行くこと自体がウン十年ぶりだ。

NOTE にチラシを掲載しようと思ったのだが、ちょうどこのスマホとの切り替え時で、チラシ掲載された画像が転載されず、そのまま千秋楽になってしまい、できずに終わってしまったのだが。
それはさておき、肝心の舞台は、というと、う〜ん、もうこの劇団は観に行かないな、という感想。

平日昼間に行ったのだが満席で、観終わって、よくこれで劇団継続できるな、という感じ。

私はおそらく1980年代の小劇場ブームと言われた頃の後半に引っかかった最後の世代で、声優目指していたこともあいまって、一ヶ月に一回以上は舞台を観に行くようにしていたし、有名無名問わずチケット代もピンからキリまで観に行っていた。歌舞伎だけは行かずじまいだったが、劇団四季、円、劇団キャラメルBOX 、21世紀FOX、サード・ステージ、花組芝居、夢の遊眠社、かたつむりの会、etcetc・・・

観たいと思いつつも観に行かなかったのも随分ある。

この間観た劇団、そんな私から観て古くさいと思ったのである。全てが。同じような事繰り返すからテンポは悪いわ、無駄なシーンが多いわ、演出も古くさいわ、ツッコミどころ満載で、後々出演していたバイトの子に出ることになった経緯やきっかけなどを思わず聞いてしまった。
若いのにこんな古くさい感じの芝居に出ているのがちょっと心配になって、幸い彼女も全く同じこと感じていて、「だよね〜」と激しく同意して安心したのだが、なんでもお年寄りには好評らしいのだ。

あーなるほど。

さて、過去そこそこ観た芝居の中には同業者の人が出ているという理由で観に行ったものも少なからずある。その中で、同期で見事声優の夢を叶えているSが立ち上げた劇団の芝居を観に行った事があるのだが、これが酷かった。
このS(某アニメの主役を射止めていたため、そこそこファンがついていた)を観に来るための演目のごとくで、ストーリーも演出もなにもかもあったもんじゃなく、酷く憤慨した憶えがある。

その時と似た想いを又抱いた。

私はエンターテインメントには最前線を走ってほしいし、又そうした役目を担っていると思っている。

S目当てで来たであろうファンに対して舞台というものはあんなつまらないものである、という先入観みたいなものを与えてしまうことになりかねないと。

本当にクソつまらなかった(あ、言っちゃった。でももう30年くらい前の話だっからいいか)

この間観た芝居も、役者陣に目も当てられないような大根はいなかった。
板というのは恐いところで本当にその役者の力量が表れる。向き不向きはあるにせよ、それは顕著に表れる。

が、台本が古い。演出が古い。テンポが悪い。お年寄りに受けが良いとはいえ、私のように観にきた子が他にいたかもしれない。その人達につまんない、二度と芝居なんて観に行かない、と思われたくない。

芝居は一番古くてそして一番新しい事が取り入れられる表現の場所だと思っているし、そうあってほしいと思っている。

新しい技術を積極的に取り入れて舞台うまく融合させる試みを次々やってほしいと思っている。

初めて観に来たお客様につまらない、損した、二度はないと思わせるような事はしてほしくないのだ。
何故なら究極のエンターテインメントなのだから。

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その究極のエンターテインメント舞台に関わりたかった私から見れば早くからエンターテインメントの世界は男女間の差別はなかった。歌舞伎こそ男の世界ではあるが宝塚は女性のみだし、声優界では女性の地位が低いなんて聞いた事がない。ひとえに実力と人気の世界だ。

関わる人達も、あまり男女比がないように思える。

ビジネス界においてはそれはまだまだあったのだろう。政界は更に顕著だ。

その辺りは本当に日本は遅れている。

そう、エンターテインメントの世界ではとっくになくなっていて、だからここだけは私がにはピンと来なかった裏話だったのかもしれない。

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