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付き合ってから13年目の記念日に結婚式をした友人の話と幡野広志さんの著書の話。

昨日、友人の結婚式、二次会に参列させてもらいました。新郎新婦二人とも家族ぐるみで仲良くさせてもらっているご夫婦です。


2006年から交際がスタートして、ずっとお付き合いを続け、2017年の元旦に入籍し、昨日結婚式ということでした。

今までも何度も友人や親戚の結婚式には参列させてもらっていて、それぞれの結婚式の形があり、どれも素敵な式でしたが、今回の式は今まで二人が共に過ごした13年間という時間の重みに触れられた感慨深い、今まで感じたことのない時間を送らせていただきました。


僕自身は結婚したパートナーと付き合いを始めてから今年で5年目です。彼らの半分もいっていません。もちろん過ごした時間の長さだけが大切ではないとは思いますが、単純に「倍以上一緒にいるのか」という事実がすごいなと思いました。

そんな熟年夫婦並みに共に過ごしているお二人ですが、未だにとても初々しくて仲が良いんです。

長年連れ添っているパートナーのことを聞くとよく聞くのが「一緒に居すぎて空気みたいな存在」という言葉です。
この言葉も当たり前にあるけどないと困るもの、というとても素敵な言葉だと思います。
でも、彼らの様子を見る限り、13年経った今でもお互いの存在を男性、女性としてしっかり意識しているように感じました。実際彼らが立てた誓いの中でも「子どもが産まれても、おばあちゃんになっても女としてみることを誓います」ということが盛り込まれていました。

彼らは13年経った今でも変わらず、お互いのことが愛おしく、尊敬できるかけがいのない関係が続いているんだと思いました。

僕も彼らを見習い10年後も20年後もその先もずっと、今と変わらない気持ちをパートナーに向けていたいと思います。

少し話は変わります。今回友人代表のスピーチという大役を頼まれました。
人前で話すことが得意でない僕ですが、ない頭をひねって出来る限りの思いを伝えました。

そのスピーチの中で、読んでほしい本として写真家の幡野広志さんの著書を紹介しました。
「ぼくたちが選べなかったことを、選びなおすために。」
という本です。

中身は是非読んでほしいのであまり触れませんが、僕はその本の中にある家族に対する考え方にとても共感を覚えました。

最初に言っておきますが、僕は親と関係を切りたいとかは全然思っていません。
ただ、その本の中で「自分が選んで家族になっているのはパートナーと子どもであって、親は選ぶことはできない」というような内容がありました。
この考え方にも賛否両論あると思いますが、とにかく僕はこの考えがかなりしっくり自分の中に入ってきました。

自分自身が何かを想い、お付き合いし、結婚する。その人と一緒に過ごす。お互いの合意と奇跡が重なった時に子どもを授かり、子育てをする。

これって全部自分で考え選択した結果なんですよね。逆に考えると、親から上の親戚や兄弟に関しては選択権が自分自身にはないわけです。

パートナーや子どもに関しては「自分で選択した」という自分の想いと責任があるんだと思います。

また話は結婚式に戻ります。次は結婚式二次会での一幕。

二次会もクライマックスを迎え、最後にサプライズで新婦から新郎へ宛てた手紙を読む場面。
その手紙の中の話で、やはり13年も付き合っているとよく長続きする秘訣は?と新婦は聞かれるそうです。そんなのあったら皆実践してるよ!と言いたくなる人もいるかと思いますが、優しい新婦はそんな時「相手を思いやるとか干渉しすぎない」と言ってきたそうです。
でも本当は「彼という人だったからここまでやってこれた。」ということを涙ながらに伝えていました。

僕はこの言葉を聞いた時に、幡野さんの本に書かれていたこととリンクしたような気がしました。

二人はお互いが選択して一緒にいることを付き合い始めてから今までしっかり意識し、尊重し合っている。だから何年経とうが良い関係を続けることができているんだなと。

そんな素敵な関係の二人から友人代表スピーチを頼まれたという自慢話と、結婚式と幡野さんの作品についての完全自分主体の考察でした。


※友人には投稿の許可をいただいています。
#結婚 #結婚式 #幡野広志 さん #友達

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