君の瞳に、わたしはどう映っているだろう
カメラを向けたら、人懐っこい笑顔で微笑んでくれた。
わたしも自然と、顔がほころぶ。
大きな瞳をきらきらさせて、駆け寄ってくる子どもたち。
やっぱり、外国人が珍しいのかな?
カメラに写るのが嬉しいのかな?
君が、悲しそうな、寂しそうな、怯えた顔をするのはなぜだろう。
笑って、と言っても反応は無かった。
外国人と会うのが初めてで、怖いのかな?
お腹が空きすぎて、表情も浮かばないのかな?
「自分たちより貧しいのに、みんな笑顔で幸せそうだった!」
という感想を、現地に行った人はよく言う。
わたしも始めは同じようなことを思った。
みんな意外と困っていないんだな、と。
そうやって見たままを、自分が撮った写真の笑顔だけを、
旅の記憶としてはいけない。
そのときにしか感じられない空気間を、忘れないようにしたい。
写真には残らない部分を大切にして、
想像力を膨らませて
旅をしていきたい。
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