寝過ごし、乗り換え間違え、人身事故という3コンボをかまして
違うと気づいて降りた見知らぬ駅。
上りが来れば帰れるなと思ったものの残念ながら登りは終了、下りも次の列車が最終という悲しい結果。
困った時のナビタイムは始発もしくは歩いて1時間半で帰れるよとのこと。

いい大人なので諦めてタクシーで帰るかと改札を出たらびっくり。
タクシー乗り場がない。
え？都内なんですけどそんなことある？？
まぁ、目の前がそうなのでそうだったんですけど…。
念のため駅員さんに確認したらやっぱりない。
流しのタクシーを拾うしかないけどあまりタクシーも通らないので近場の大通りに出た方がいいとのアドバイス。

元々数時間歩くのは好きだし、1時間半なら余裕だなーということで
タクシー拾えたらラッキー程度で夜の道を散歩するかと大通りを目指して静かな駅前を楽しく歩きつつ明日の予定を確認していたら
後ろからめっちゃ誰かが走ってくる。
生きててこの方、怖い目にはあったことがないのでついに何かイベント発生かと思って後ろを見てみたら先ほどの駅員さん。

「今、タクシー見かけたのでつかまえました！！！」

見た目、父親くらいかなという感じの駅員さん。
一生懸命走ってくれていた。
さっき駅にどう見ても一人だったけど大丈夫？？？職場は？？？
お礼を言いつつ一緒に小走りに駅まで戻ったらタクシーもそのまま止まっててくれている。
再度お礼をいいつつタクシーへ。

世の中、優しい人や良い人が多くてもらったものはどこかで返さないとなぁと思いつつ忘れないように残しておく今日この頃。