アルカリイオン水って?

巷では、「アルカリイオン水」と銘打って、多数、清水器が販売されています。
その他にも、○○名水とか、○○の深海水、○○山の地下水迄
水に関する商品は溢れ返っていますが、

その中で、アルカリ・イオン水を飲むと
さも、身体がアルカリ性に変わるような唱い文句も見られます。

我が家にも、以前はアルカリイオン水の清水器を設置し、
「1日、2リットル飲むと体質改善になる」と言う
セールストークを真に受け、せっせせっせと飲んだものです。

しかし乍、イオン水は、文字通り、イオン化している水で
原子的に不安定であり、直ぐに安定の為に化学結合する。

そのせいか、直ぐに排尿したくなり、体外に排出されてしまう。
つまり、生体に取り入れられていない事になる。

大体、幾らアルカリ性でも、強酸である胃を通過すると
全ては酸性化するのであり、
「アルカリイオン整水器」と言う名前そのものが
電気分解の原理を無視した奇妙な名前である事は確かです。

電気分解は、「酸化と還元」の関係であり、
亜鉛をメッキする時に電気分解を利用する。
メッキされたものは錆辛くなり、長持ちする。

これは、金属に限らず、人間に於いても同じ構図が働く。
つまり、人間は呼吸をする事により酸素を体内に取り入れるが
同時に、8%の酸素が活性酸素になる為に、
身体は常に活性酸素を除去する為の、抗酸化作用が必要になる。
これが完全に行われない為に「老化」が生じる。

老化は身体の「酸化」であり、細胞の「錆」である。

人間の生体水は2x10-12 mol の二価三価鉄塩脂肪質水である事は、
以前の「πウォーターの不思議」で書きましたが、
生体水として体内に取り入れられる為には、
電位が-250mv以下でないと吸収されないそうで
つまり、アルカリ性とか酸性とかの問題ではなく、
「電位」が重要なそうです。


普通の食べ物や飲料水は、殆どが+500mv位の電位ですので、
胃から大腸を経過する中で、そのプラスの電位がマイナスの電位に下がり
-250mvに低下した段階から、大腸の腸壁から栄養素や水分が
体内に取り入れられるのです。


従って、本当に有用な水は、「酸化還元水」と言われるものです。
日本では、現在、数社から発売されていますが、
良く、そのカタログから性能を調べてみる事です。
「酸化還元水」と言っても、電位が-250mv迄に下がらない機種も
「酸化還元水製造器」として売られているからです。

此処で、ちょっと見方を変えて説明しますが、
病気の原因は85%は活性酸素=フリーラジカルです。
単に、フリーラジカルと言っても、5種類あり
その中で、尤も強力なのが1O2 =シングレッド・オキシダントです。
体内では、白血球の中のNKキラー細胞やT細胞が
活性酸素を放出して、ウイルスやビールスを撃退します。

マクロファージ(貪食細胞)はウイルスやビールスを食べ尽くします。
これらを総して、SOD(スーパー・オキシダント・ディアムスターゼ)作用と言い、
この様な機能を持つ機能性酵素を、「SOD様機能性酵素」と言います。

人間の身体が、何らかの原因で自律神経が失調していると、
正常な細胞迄も活性酸素で痛めつけ、細胞を変異させます。
その変異した細胞を医学的には癌と言う訳です。

従って、癌の「原因」は飽くまでも活性酸素であるフリーラジカルです。

そして、その「誘因」がある種の癌に限って言えば「腸内寄生虫+プロピルアルコール」と言う説を私は信じている訳です。


病気を治癒させる為に、もう一つ、物理的方法があります。
それは、体外から電位治療器具等で-イオンを照射する事です。

電位は直進性しかありませんので、電子針などで、
患部に対して直角に照射する事が大切です。
異常や支障のある箇所に-イオンが届くと、
まるで、焼き火箸を充てている様な熱さを感じます。
神経質で臆病な人はこれを敬遠しますが、
この熱さは、続いても1分くらいなものなので
ガンバレば凌げますし、その後は患部も身体もスッキリします。

この物理療法には抗生物質や放射線による副作用の心配はありません。

そして、もう一つが、体内の生体水を健全なものとする為に
酸化還元水を大量に取り入れると言うやり方です。


医学博士の林 秀光氏が1995,8月の医学論文の中で
活性酸素フリーラジカルに対して、-イオンを照射し続けると
化学反応の4段階目で、フリーラジカルはH2Oつまり水だけに
最終変化する化学式を掲載しています。

下記に要所のみ抜粋します。
(1) O2+ e-   → O2-
(2) O2-+e-+2H+ → H2O2
(3) H2O2 +e-  → HO・+ HO-
(4) HO・+e-+H+→ H2O
            e- : electron
            H+ : proton
つまり、第(4)式によって、活性酸素に-イオンを放射すると
化学変化の最終段階で無害の水に変わる事を示しています。
病気の85%が活性酸素が原因とすれば、
病気も完全に治癒できると言う証です。


と言う訳で、もし、整水器を購入する際には、
酸化還元水を検討して見て下さい。
但し、アルカリイオン整水器と較べるとかなり高いのが欠点です。

私は、以前、宮城県と山形県の県境にある、
奥羽山脈の奥新川の山道奥にある地下水を汲みに行ってました。
地下水はかなりエネルギーが高く、
水のクラスターも密です。
約1週間は、おいしい水が飲めました。
水は、流動している水がエネルギーが高いらしく、
汲み置きしている水は、やはり、段々にエネルギーが低下してくる様です。

近所にも、地下水が美味しいと噂がある、青麻神社の手洗い場近くに
地下水が湧き出ているのですが、私の感覚では、やはり、
奥新川の地下水の方が数段、美味しかった様に思えました。

今回も、アルカリイオン水の話から色々と展開し、散文化しましたが、

水はやはり健康維持にとって大事なものですから、良い水を飲みたいものです。

処が、昨今では、中国人が投資目的で日本の源泉地である土地を買い占めている様で、これら外国人の土地購入に関しては何らかの法的規制が早急に必要と思います。日本の様な資源のない国であっても、事、水に関しては世界有数の軟水で

名水とも言える源泉が在るのですから、これを積極的に守る事は国家の使命と思います。

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