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なんと言おうと#37 ~わたしとサッカー~

皆さま、こんばんは。なんと言おうと#37です。
このコンテンツは普段は人の意見に導かれたり、流されたりすることが多い僕がこの場だけは自分の考えを誰の意見にも惑わされずに言いたいという思いから成り立っています。

この前大阪に行ったときに日本橋の鉄道模型のお店を何軒か訪問しまして、鉄道模型熱が再燃しました。いや、鉄道模型そのものよりもその周りに付随するストラクチャー(建物、情景パーツ)のほうが好きで、ジオラマを作ることに意識が向いていてこのところ毎日カタログやジオラマ集を見ています。学生時代、鉄道研究会に入っていたんですけど、皆で模型店に行っても他の人が車両ばかり見ている中、ひとり建物のコーナーを見ていました。学園祭で模型の展示をしてもレールは腐るほどあるので大がかりなレイアウトは作れるのですが、肝心の情景パーツが乏しくて毎年どこか物足りなく感じていたんですよね。小さい頃はトミカとプラレールでジオラマを広げていた名残で、一人暮らししたらNゲージでジオラマを作りたいとずっと思っているのですが、、、一人暮らししても、2部屋ある物件に引っ越してもスペースがない。1ヒロあればそれなりに駅前というか小さな街のジオラマを作れるかなとは思っていたんですが、Nゲージでいう1ヒロは現実世界のおよそ200m(Nゲージは1/150スケールなので)。現実世界、鉄道駅のある街というか集落の規模って小さくても400mはあって、200m四方に収まるところって相当限られていまして。グーグルマップを駆使して調べましたが、江丹別(北海道旭川市)とか、西米良(宮崎県西米良村)とかへき地オブへき地なところになるんですよね、しかもどっちも鉄道ないし。そんなことを頭の中で思案する今日この頃です。

さて、11月5日にJ1リーグは最終節を迎えました。悲喜こもごもありまして、横浜F・マリノスが川崎フロンターレの猛追を振り切って3年ぶりの優勝を果たしました。我らがアビスパ福岡は浦和レッズに引き分けて14位を死守し、辛くも残留、来年もJ1で戦うことが決定しました。そして、清水エスパルスが北海道コンサドーレ札幌とのシーソーゲームに敗れ、すでに決まっていたジュビロ磐田とともに来年のJ2降格が決定しました。エスパルスは得点王(チアゴサンタナ)と日本代表正GK(権田修一)がいながら降格。恐ろしいリーグです。これで来年はJ1から静岡のチームがいなくなることになります。
J3はまだリーグ戦が残っているものの僕自身の今期のサッカー現地観戦は終了しましたので、昨年に続いて観戦記録を書いていきたいところなのですがその前に「なぜ僕はサッカー観戦を好きになったのか」について書いていきたいと思います。サッカーやっていたわけでもないのに今まで明確にサッカー好きの理由を書いてこなかったわけですので。それでは、サッカーの面白さは何なのかを見つめる回、スタートです。

わたしとサッカー

今でこそサッカー観戦が好きで、今までに通算100試合以上Jリーグの試合を観に行った僕ですが、もともとはサッカーあまり好きじゃなくって。サッカーは小4のときに初めてアビスパの試合を観に行き、プロ野球は一度も観に行ったことがないものの、小学校~中学校くらいまでは野球派(福岡という土地柄、スポーツの全人気をホークスが吸い取っていたわけですし)で、クラスで仲良くなるのは決まって野球部の子、トラブルが起きるのは決まってサッカー部の子でした。
好きじゃなかった最大の理由は、体育でサッカーをやっても負けず嫌いな性格に反して僕のチームは勝てないし(5年間未勝利、なかなかいないと思いますがどうでしょう)、ボールはもらえないしでいい思いをできなかったから。楽しさより悔しさのほうが何百倍も大きかったですね。6年のときに「勝ちたい」という理由だけで小学校のクラブ活動(部活というよりは月に1回の集まりみたいなもの)でサッカーを選んで初めて点を決めたとき、初めて勝利したとき、その辺からちょっとずつサッカーを好きになっていきました。

サッカーを好きになった転機

それで確実に「野球派」から「サッカー派」に変わる出来事があって。
1.体育のソフトボールで骨折した
ホークスは日本一、アビスパはJ2降格が決まった中3の冬。ソフトボールでフライを捕り損ね(落下点には入ったがグラブを閉じるタイミングを誤りグラブに添えていた右手にボール直撃)右手の薬指を骨折。全治3週間。受験期に利き手骨折です。先生には「バカ」と言われ、何人かからは心配するどころか骨折していても「人が足りないから守備に入れ」と言われる始末。自分のプレーのミスが大元とはいえ、こういうことになるとちょっと意識が下がるものです。なお、この年守備でのエラーはこの1回だけでしたが、これ以降、守備ができなくなり、打撃も苦手だったので(野球を長くやっていた祖父譲りなのかもともと守備はできる⦅ただし肩は弱い⦆が打撃はできないタイプだった)まったく力を発揮できなくなりました。

2.テレビで観たサガン鳥栖の試合
骨折も癒え、受験も終えた2012年3月。この年のJ1リーグ第1節・サガン鳥栖VSセレッソ大阪のテレビ中継を視聴したことです。
この年からJ1に上がった鳥栖を「あのJ2最弱だった鳥栖がついにJ1昇格、さぁどんなプレーを見せてくれるかな」と期待していたところ、セレッソ相手に集中した守備、そしてロングボールをエースの豊田めがけて放り込む戦術。想像以上に戦えているのを見て「これはいけるぞ!」と思ったのを覚えています。試合自体は0-0のスコアレスドローでしたが、当時セレッソに0-0は実質勝利だと思っていました。ユンジョンファン監督率いる鳥栖のサッカー、豊富な運動量と堅守速攻、もっというと縦ポンという弱者の戦い方ではあったけど、その弱者の戦い方で勝ち点を稼いでいく姿に惹かれていったなぁ。
そこからサッカーを観るのにハマっていきました。今でこそ好きなチームはアビスパと言っていますが、サッカーを見るのが好きになったきっかけはユン政権時代のサガンです。今も好きな監督はと聞かれると真っ先にユンさんを挙げますし、堅守速攻タイプのチームが好きなのはこれがきっかけかなぁ(アビスパも僕が小学校の頃の松田政権から堅守速攻だったけど)。

3.体育で得た気づき
これは出来事というより、サッカー派である理由としてよく言うことなのですが、「野球は止まっている時間が長いのに対してサッカーは動いている時間が長い」。野球はボールが飛んでこない限り守備はその場から離れるシーンは多くないし攻撃のときに至っては打者と走者以外の人は何もプレーに関与できません。一方、サッカーは45×2=90分間絶え間なく人とボールが動き、ピッチ上の全員が何らかの役割を担っています。とにかく体を動かしたかった僕にとってはいつからかピッチ上で身体を動かせるサッカーを楽しいと思うようになっていました。

そんなわけで、野球派からサッカー派に変わっていきました。まぁ、野球が嫌いになったわけじゃないですよ、ホークスの結果は毎度気になりますから。見るのもやるのもサッカーを好きになったのですが、結局は見る方が好きかなぁ。体育以外で進んでやることはなかったし。プレーするのも嫌いではないんだけど判定に納得いかないときに一番に異を唱えるのは僕だし、チームプレーとなると100%自分の思い通りのプレーはできないわけで、そもそも運動量だけでテクニックは全くなくドリブルで人をかわしたのは今までで1度だけ。どうもやるほうはひとりでできるものが好きみたいです。だから、体育で一番好きだったのはマラソンだったし、一人でも楽しめる自転車は長く続けてる一方で、吹奏楽(部活)は高校までですっぱり辞めちゃったし。

現地観戦を好きになった転機

ここからはサッカーをスタジアムへ観に行くようになったことの話をしていきます。サッカー中継は前述のとおり、鳥栖の試合きっかけで好きになりましたが、高校までは学校や部活が忙しくサッカーなんて実際に観に行く時間がありませんでした。何なら小遣いからチケット代を捻出するのも難しかったです。しかし、大学進学で鳥取に越してから「サッカーを観に行こう」と思い立ったのがきっかけでした。鳥取には「ガイナーレ鳥取」という緑色のチームがありますが、スタジアムまで距離も遠くはないし、実家から博多の森まで行くのに比べると時間も費用もかからない。チケットさえ手に入れば気軽に行けると分かりました。それ以前から地元チームということで気にかけていたアビスパも井原監督就任を機にかつての堅守が復活し、一気に好きなチームになりました。
それでちょっとずつ足を運ぶようになり、最初は「勝てそうな試合」だけだったのが「スケジュールが合えば毎回」になり、「サッカー中心のスケジュール管理」になっていきました。1年間勝てない年もありました。それでも「もしかしたら勝つかもしれない」と思ってスタジアムに行ってしまうもので。アビスパは2016年のダービー、17年に小学校のときに観に行った以来のゴール裏観戦をして以降、年数試合は現地観戦に行くようになりました。

社会人になってからは、学生のときよりスタジアムに近いところに引っ越し、応援しているチーム以外の試合も観に行ったり、リモートマッチを機にDAZNに加入して毎週サッカーの配信を視聴したりと大きく幅が広がりました。そんなスタジアム通いを通じて交友関係が広がったかというとまったくそんなことはなくほぼ毎回一人なのですが。僕自身も人見知りが激しいのでめったに他人に声をかけないので(同サポの方は特に。そんなに意識したことはなかったけど、実は同担拒否っぽいところがあるのかも?)。声をかけられることに関してはウェルカムなのですがそれもほとんどないので声をかけるなオーラがでているんでしょうか。誰かと一緒に観に行くのも、言われれば「ノー」とは言わないのですが、一緒に見ると応援しているチームが勝てないジンクスがあるのであまり積極的には誘わないんですよね・・・。

サッカーは小学校~大学での体育の授業程度で経験はないものの、本格的に観戦し始めて7年、今年はついに現地観戦100試合達成、そしてサッカー中継の視聴も沢山重ね、チームの戦力やデータに関しては詳しくなってきました。細かい戦術に関しては分からない面も多々ありますが、いずれは龍岡歩さん(おこしやす京都AC・分析担当)のようにサッカー経験がないのにサッカー経験者より詳しい!と思わせられるようになりたいですね。

↓龍岡歩さんのブログ

ここまで、サッカーを、サッカー観戦も好きになったきっかけを書いてきましたが、沢山の要素が合わさって好きになったという結論に至ってしまいます。なかなか切り離していうのも難しく、一言で言えないんですよね。好きな理由は一つだけじゃなくていいじゃない!と思うことにして、この話を締めたいと思います。

というあたりを踏まえて、とりあえず今年のサッカー観戦記録を楽しみにしていてください。ちょっと他に書きたいネタもあるので、次回やるか次々回になるか12月に回すかはまだ決めていませんが。

最後はこちらのコーナー!

今週の1枚!!


青・青・青!青一色の写真を収めました。11月の山陰とは思えぬすっきりした秋晴れ。気持ちいい昼下がりでした。

それでは、また次回お会いしましょう!!


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