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自由研究:王国謹製ペンライト

皆さんこんにちは、こばんと申します。
「ゆかりっく Advent Calendar 2023」22日目を担当させていただきます!
今年は王国史上最長ツアーである”田村ゆかり LOVE ♡ LIVE 2023 with me?”に『実質』全通するという非常に濃い幸福な1年を過ごせたと感じています。
王国民諸賢におかれましては、これまでも含めて移動に飛行機や新幹線を乱発しているので相対性理論的にはそろそろ常人よりも数十億分の1秒くらい長生きができるようになったのではないでしょうか?
図らずもこれでゆかりんからしか摂取できない栄養素があることが証明されました。はい論破。

昨日のアドカレは壱音さんによる” *with me?*ツアーを通して好きだなあと思ったホール(会場)の話。”でした。
当日は毎公演ぶち上がりすぎて正直なところ会場の造りとかもうキレイさっぱり忘れてしまいましたw
読んでいるうちに「あ~そういえばそうだったな(小並感)」という具合に徐々に記憶が蘇ってきました(笑)
『壁に映るシルエットがヤバヤバのヤバ』ですか………
わかるうううううううううううううう!!!!!

さてここからが12月22日分のアドベントカレンダーになります。
歴戦の王国民諸賢も1度は考えたことがあるのではないでしょうか。
ぶっちゃけペンライトの電池ってどのくらいもつの?
いざライブで使おうと思ったら電池切れでライトがつかない!ライブの途中で急に点かなくなった!…経験された方はそれなりにいらっしゃるのではないでしょうか?
ということで本当はWMツアーの前に完成させたいと思っていた自由研究を行ったのでその結果を公開したいと思います。

先に注意事項ですが本研究は電気の初心者でも楽しく読めるよう細かい部分は意図的にボカして説明しています。「正確に言うとこうでしょ」「いやここは…」みたいな論破厨の意見は一切受け付けませんので、その辺ご理解しやがってください。

1.そもそも『電池切れ』とは?

※この章だけ無駄に頭を使います。
「長い!」と思ったら2章に飛んでください!2章からはフィジカルプレイしかしてないので深夜テンションでも理解できるかと思います。

最近は『バッテリー切れ』というフレーズが主流となって久しいですね。『電池切れ』というフレーズは今ではそれこそペンライトとか掛け時計くらいにしか使ったことがないような気がします。
昔はゲームボーイアドバンスを始めとしていろいろなものに乾電池が使われており電池切れには子供ながら怯え続けていました。
結果、電池をやめて充電アダプターに切替えたのは私だけじゃないはずです。
さて肝心の電池切れとは何ぞや?という話ですが、結論から申し上げると『電池の出力電圧が機器の最低動作電圧を下回った状態』を指します。
意味が分かりませんよね?ということで電池切れについて説明するための実験をしてみようと思います。

実験の様子と電池切れを再現する作戦は上の画像のとおりです。
・乾電池はペンライト同様に単4乾電池を3本使用
・LEDは同じメーカーの同じ大きさの同じシリーズのものを使用
この条件で実験を行います。
根本的な話ですが、電池は消耗すると出力している電圧が徐々に低下していきます。
ちなみに乾電池の出力電圧は”単1”だろうが”単2”だろうが”単3”だろうがすべて1.5Vです。じゃあ何が違うんだというと出力できる電流もといパワーが異なります(単1が最強)。

それでは実験開始です。写真中、左が赤色LEDで右が青色LEDです。1.5V✖3本で4.5Vの電圧を徐々に小さくしていきます。すると、かなり早い段階で『青』のLEDだけ消えてしましました。

上の小難しそうなグラフは使用しているLEDの仕様書にあたる”データシート”と呼ばれるものです。
≪データシート出典:OptoSupply≫
ざっくりと結論だけ説明すると、これは赤色LEDと青色LEDを比較したとき青色LEDの方が点灯に要する順方向電圧VFが高くなっていることを示しています。
概ね、点灯に必要な最低電圧は「赤色と緑色は2.1V」、「青色と白色は3.5V」程度と言われています。
つまりこの実験で起こった現象は『赤色には使える電池でも青色には使えなくなった』と表現することができます。
これが『電池切れ』という現象の正体です!
電池切れという言葉は『電池の中身が空っぽになった』ことを指すのではありません。
今回で言えば「青色LEDから見れば電池切れ」ですが、「赤色LEDから見ればまだ使える電池」ですよね?
最初の言葉を繰返すと電池切れとは『電池の出力電圧が機器の最低動作電圧を下回った状態』を指す言葉なのです。

”光の色”というものは、いわゆる”光の3原色”と呼ばれる赤と緑と青を良い感じに織り混ぜ、人間はこの混ざりものの光を例えばピンク、例えばオレンジと認識しているのです。
そのため2章で出てきますがペンライトが電池切れ状態になると、この光同士のバランスが崩壊し、調整してピンク色を演出していたペンライトのはずなのに違った色の光を発しているように見えてしまいます。

2.ペンライトの持久力

『電池切れ』が何なのかについては前述のとおりです。
ここではペンライトを普通に使っている状態で何分後に使えなくなってしまうのかについて探っていきます。
検証が雑になりますが再び実験条件を設定します。
1章でお話ししたように青色LEDは他の原色LEDよりも高い電圧を要します。従って電池切れとなるまでの時間が他と比較して短くなってしまします。
最近の王国謹製の公式ペンライトはピンクしか光らない仕様となっていますが、6年前に開催された”Crescendo♡Carol”のペンライトはピンクと青、5年前に開催された”ゆかりっく Fes '18 in Japan”のペンライトはキンブレ並みに多彩な色の演出が可能でした……書いてて時の流れの早さにビビり倒しております。
ともあれ、このように多彩な色を出せるペンライトはその使い方次第で電池の消耗の仕方が異なってきます。以上のことから検証の簡略化のために今回の実験はあくまでピンク単色のみを演出できるペンライトに限定して行います。

実験方法は簡単です。
乾電池とかいうコンビニで手に入る手軽な動力源を爆買いし、数に頼みにしてただひたすらに時間を測る…たったこれだけです。
いつかは電池切れになる『そうなることは分かっているのに細かいことは意外と誰も知らない(普通はそう)』こういうことを検証しているときは少しばかりワクワクします。
今回の実験では次の5本のペンライトを使用しました。
①Tricolore♡Plaisir(2018)
②Twilight♡Chandelier(2019)
③Airy-Fairy Twintail(2021)
④Meet Me?(2022)
⑤with me?(2023)
せっかくなのでこの5本を使ってペンライト長持ちランキングをしてみようと思います!!

ただ待つだけでは暇なので併行して”Meet Me?”の円盤を鑑賞しながら追い物販したペンライトを振っていました。
追い物販した理由ですか?(聞いてない)
”田村ゆかり LOVE♡LIVE 2023 *with me?*”の千秋楽…あのツアーを駆抜けきった瞬間に何かこみ上げるものがありまして…終演後の物販で記念のためにと…
語彙力皆無で不甲斐ない限りの感想ですが、やっぱりツアーは人生ですね。

それはさておき、このペンライトを振り始めたときの私はペンライトの持久力を完全にナメていました…
だいたい2公演分は問題なく使えるけど、3公演目くらいから怪しいかも
諸賢も概ねこのような認識ではないですか?
あの日あのときの私もそう思っていました…………

う、腕が…
ペンライトを振りまくった疲労はさることながら、田村ゆかりという人物の歴史の重さを身をもって体感する不思議な時間でもありました。
ワンチャン静止でペンラを光らせるよりもライブみたく動かしたときの方が電池の寿命縮むんじゃね??
そう思っていた時期が私にもありました。
無理無理無理無理!!!
想像をはるかに超えてペンライトの電池は切れる気配が見えません。
…もう静止点灯時間だけ観測すればいいや👼

ということで静止点灯時間の計測結果ですが…この検証に3日かかりました…
そして、先にお話ししますが、痛恨のPONをやらかしました。
私が使っていたストップウォッチですが、どうも24時間以上を計測することを想定されてなかったようで何回かカンストしてしまいましたwww

 2-1.途中経過①

検証開始から26時間18分後
①Tricolore♡Plaisir(2018)と②Twilight♡Chandelier(2019)のペンライトに変化が起きました。正確にはTCの方が2分間だけ早く変化が起きました。
電池の消耗によりピンク色を演出するための光色のバランスが崩れ始めたようです。
点灯はしていますが、ライブで使用したいと思える色ではなくなったのでここでこの2本は脱落です。
写真ではわかりづらいですが、よ~く見るとペンライトの色合いがTPとTC、AFTとWMの2つのグループに分けられそうなのが分かりますか?
このこともペンライトの持久力に影響を及ぼしているのではないかと考えられます。

 2-2.途中経過②

【令和5年12月21日21:18時点】
検証開始から41時間58分後
き、消えねぇ……
こやつら…強すぎる…
①Tricolore♡Plaisir(2018)と②Twilight♡Chandelier(2019)のペンライトはほぼ完全滅灯状態です。
④Meet Me?(2022)のものは光ってこそいますが、最初と比較すると先端部の輝きはかなり落ちてきたように見受けられます。写真では分かりづらいですが、これは③Airy-Fairy Twintail(2021)についても同様です。しかしながら、⑤with me?(2023)のペンライトには私の所見という客観性のカケラもない根拠ですがペンライトの輝きに変化が見られません。
一体どれだけのパワーを秘めているというのでしょうか…

メタ的ですがアドカレの投稿日時が近づいてしまったので現状はこの結果を計測結果とさせていただきます。
ペンライトダービーの結果は後日正確な計測が完了しましたらこの記事を更新して公開します。

暫定ですが41時間58分…すなわち2518分。最新仕様ペンライトに主眼を置いて検証するならば”with me?”タイプのペンライトの場合、1回の電池交換で2518分は点灯し続けられるいうことが分かりました。

3.ライブ中のペンライト点灯時間

1回の電池交換でペンライトを使える時間はここまでで分かりました。続いては1度の公演でどのくらいの時間ペンライトを点灯させているかの検証です。
これに関しては円盤を再生しても正確な時間を測定できません。例えばアンコール、例えば曲の間合い、円盤ではどうしても幾ばくかカットされているため実際の公演時間よりも短くなってしまいます。
ということで調べてきました。
WM福岡公演、初めてメモラーになってきました!
ライブ中は「時間を忘れるために時計を外す」「メモぉ??下よりもゆかりん見ようぜ!!?(後で見せてください)」主義ですが好奇心には勝てずその両方をぶち破りました。
今回の時間測定の条件は次のとおりです。
・開演のイントロはペンラで捧げをやる派
・アコースティックは消灯してクラップする派
・アンコールはその前の曲から座らず「ゆーかりん」する派
・ラスト曲後は終演までペンライトを点けっぱなし派
異論は認めます()

上がWM福岡当日の時間メモでそれをまとめたのが下の画像になります。
こうして見ると映像上映の時間等は上手いことキリの良い時間になるように作成されてるんだなーとか新たな発見もありますね。
そして何より、実際経過している時間の割にライブ中の体感時間の短さといったら…何なんですかねコレ?
何はともあれ時間測定の結果、ツアー相当のライブで24曲(アコースティック有)の場合は1公演あたり概ね1時間40分程度ペンライトを点けているということが分かりました!!

4.結論とまとめ

2章より最新仕様のペンライトは2518分の持久力を持っていて、3章より1公演当たりのペンライト使用時間が1時間40分(100分)程度であることが分かりました!!

以上のことから
2518分 ÷ 100分 = 25.2公演
となり、WMほどの時間の公演ならば

1回の電池交換で最低でも25公演は電池交換不要!!

ということを結論づけられました!

冷静に計算すると、Twilight♡Chandelier(2019)やAiry-Fairy Twintail(2021)のペンライトでも、当時の公演数を鑑みれば実質電池交換なしでもツアーを完走できるだけのパワーを秘めているようです。
( ゚д゚)ハッ!
もしや王国謹製ペンライトはそこまで計算して創り出されているというのか……!!

【令和5年12月21日記載】
まだまだペンライトの持久力テストは続いています。
ハッキリ分かっていることはこの記録はさらに伸びるということです。

このアドカレを出す前からほぼほぼ電池交換をしないという先見の明しかない強者もいらっしゃいますが、3公演以内に電池交換をされる方も結構な人数お見えのようです。
セブンイレブンで販売している電池は1セット4本で600円強なので高頻度で電池交換をしていた方には良い感じの節約術になるのではないでしょうか?
ということで私も次回ツアーでは2公演ごとの電池交換とは卒業します!!

今年のダイマコーナー

ところで皆さん!今年も今年も年末年始の冬休みは暇ですよね!そうですよねそうですよね!!
そ・ん・な・と・き・は!『うみねこのなく頃に咲 ~猫箱と夢想の交響曲~』です!!

ゆかりんも出演しているゲームでうみねこのなく頃にのEP1~EP8までをフルボイスで通しで楽しめる神中の神作品です。また作画がリメイクされており、初代原作よりもゲームとして非常に見やすくなっています。
ベルンカステルを演じるゆかりんのドス声…あぁ堪らん!!堪らなく素晴らしいですぞぉぉ!!!
私的には物語の結末ともいえるEP8も好きですがEP6のラストの演出も気に入っています。基本的にはノベルゲームですので、うみねこ未修了の方がお見えでしたら冬休みの暇つぶしに是非ともプレイを検討されてはいかがでしょうか?
また実質無料で全く別のゲームである『黄金夢想曲†CROSS』をプレイできることも大変魅力的です。これはいわゆる格ゲーですが、ストーリーは半分くらい本筋とは独立しており良い話からトチ狂った話までレパートリーに富んだ楽しい作品です。
こちらもベルンカステルに活躍の場があり、実質ドス声ゆかりんを無限に聴けるという意味でも最高です!

明日のアドカレはこまさんによる『お衣装の話がしたい』です。
ライブ衣装を語ってくださるのか、はたまたポートレートのようなお写真の中から語ってくださるのか。
ゆかりん生写真コレクター(自称)としてはとても気になります!!
個人的にはTPの”♪囀りのない部屋”ゾーンの赤いリボンが特徴的だったあの衣装が今でも鮮明に記憶に残っています!!

それでは長文失礼しました。
みなさま、よいお年をお迎えください。


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