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デュエプレ9EX弾環境、黒緑速攻のクリーチャーに関する雑記

0.はじめに

当記事は9EX弾環境にAD(All Division、以下略)のみならず、遂にND(New Division、以下略)にまで環境侵略を始めた黒緑速攻に関する雑記である。
立ち回り等の考察は基本行わず、クリーチャー毎の評価や特徴に関してアレコレ言いたいことを言っていくだけのゆるーい読み物になっている(はずである)。

そして今回は、

打点能力☆☆☆ 殴り返し耐性 ☆☆☆
特殊能力☆☆☆ トリガー耐性 ☆☆☆
呪文耐性☆☆☆ ○○○○○○ ☆☆☆

こんな感じで一体一体に評価をつけていく。特殊能力は打点&耐性以外の効果、その他はフィーリングで解釈して貰えればと思う。正直、この記事はこういうのをやってみたかったが為に書いた。

またこの評価はあくまで筆者の主観が100%を占めている、内容に関するモロな誹謗中傷や罵詈雑言は一切受け付けないのでヨロシク。でも引用RTやコメントでアレコレ批評される分には悦ぶので、もし何かしら思うところがあれば気兼ねなくつぶやいて欲しい。

それでは、黒緑速攻を構成する個性豊かなクリーチャーたちを見ていこう。


1.1マナクリーチャー編

○スナイプ・モスキート(ND,AD)

打点能力★★☆ 殴り返し耐性 ★★☆
特殊能力★★★ トリガー耐性 ★☆☆
呪文耐性★☆☆ かわいらしさ ★★★

紹介の先発を務めるのは緑入り速攻の顔とも言えるスナイプモスキート。1マナ、パワー2000、攻撃時のマナ回収という隙の無い能力は多くの速攻愛好家を唸らせる。探索の寵愛を受けた虫。その影響は9EX弾での再録によってNDでも純粋な黒緑速攻が成立ようになったほど(8~8EX弾環境ではクルト、キュベラ、コロビナーを入れたネクラ(白黒緑)レオパルドが存在)。
またFT(フレーバーテキスト、以下略)は大変にかわいらしく筆者の一押し。現実の蚊もこれぐらい優雅になってくれ。


○ねじれる者ボーン・スライム(AD)

打点能力★☆☆ 殴り返し耐性 ★☆☆
特殊能力★☆☆ トリガー耐性 ☆☆☆
呪文耐性☆☆☆ ブロッカー枠 ★★★

殴るも守るも命懸けな、死亡フラグが常に立っているスライム。普通に考えれば速攻としてはてんでダメな性能だが、1マナという軽さ、そして唯一無二の「殴れるブロッカー」という個性で今もなお前線で戦い続けている。あと1度殴る頃には大体ゲームを決しているから実はあんまり気にならない。
身を呈して大型獣の一撃を受け止めるイケメン。


○冒険妖精ポレゴン(AD)

打点能力★☆☆ 殴り返し耐性 ★★★
特殊能力★☆☆ トリガー耐性 ★☆☆
呪文耐性★☆☆ 爆アドボイス ★★★

直行直帰を信条とする雪だるま。単純な打点能力としてはお世辞にも高くないが、1度殴る頃には大体ゲームが終わっているのであんまり気にならない。寧ろこいつが何度もシールドを割っている場合は大体ゴリ押さざるを得ない状況。
またボイスがとっても素敵な一体、ボウケンハ,オワラナイ!!


○孤独の影ロンリー・ウォーカー(AD)

打点能力★★☆ 殴り返し耐性 ★★☆
特殊能力☆☆☆ トリガー耐性 ★☆☆
呪文耐性★☆☆ 先一ロンリー ★★★

ぼっちが苦手な幽霊さん。似たようなバルケリオスさんと比べると大分可愛げがあると思う。
2ターン目以降、一斉に並べる動きは溜めプラン・ビートプランの双方で非常に優秀。小回りが効くパワー2000は強いのだ。
先一ロンリーは誰もが一度は通る道。


○緊縛の影バインド・シャドウ(ND,AD)

打点能力★★★ 殴り返し耐性 ☆☆☆
特殊能力★★☆ トリガー耐性 ☆☆☆
呪文耐性☆☆☆ 迷惑切込隊長 ★★★

黒緑速攻の問題児その1。制約の無い殴れる1マナ1000はいつの時代も強い。一方でバトルゾーンに出る闇クリーチャーを自分相手関係なく全てタップインさせるという能力のおかげで、まともに後続が出せなくなることもしばしば。アラゴナイトはマジ勘弁。
でも相手の闇が入る進化獣やブロッカーをタップインさせることもあるからやっぱり強い。ビューティシャンを緊縛…ゴクリ


○怨念怪人ギャスカ(ND,AD)

打点能力★☆☆ 殴り返し耐性 ★★★
特殊能力☆☆☆ トリガー耐性 ★★★
呪文耐性★★☆ 変態自爆仮面 ★★★

黒緑速攻の問題児その2。召喚時に手札を全て捨てるという漢気溢れすぎる能力を持つ、宵越しの手札は持たねぇ!
手札の最後に出せば実質デメリット無しの4000となり、ビートプランにおける低コスト高耐性な打点要因となる。一方でデッキコンセプトとなるレオパルドとの相性は最悪なので、その辺は初手によって上手くプランを選んであげよう。


○総括
いよいよ本格的に層が厚みを増してきた1マナ帯。例によってクセが強い、むしろクセしかない面々なので、デッキコンセプトと相性の良いクリーチャーを選べるかが重要になるだろう。


2.2マナクリーチャー編

○怒髪の豪腕/愛嬌妖精サエポヨ(ND,AD/AD)

打点能力★☆☆ 殴り返し耐性 ★★★
特殊能力☆☆☆ トリガー耐性 ★★★
呪文耐性☆☆☆ 止まらねぇ! ★★★

皆さんご存じムキムキ野獣/妖精、能力が同じなのでまとめて紹介。3弾でサエポヨをアッパー調整して採用した人はだいぶキマっていたと思う。
ウイニーを並べてビートを仕掛けるデッキに対しては今でも強力無比、また除去トリガーに対しても自分のターンなら高パワーになり易く大概の火力除去は耐え抜くことが出来る。一方で手打ちの火力除去には滅法弱く、また2マナという重さで特殊能力を持たない脳筋具合も環境によって厳しくなる。
環境の変化をモロに受けるクリーチャーと言えるだろう。ただしボイスは永遠のtier1。
コノハンマーハァ♡トマラネェ!!


○ヤット・パウル(ND,AD)

打点能力★☆☆ 殴り返し耐性 ★★☆
特殊能力★★★ トリガー耐性 ★☆☆
呪文耐性★☆☆ モコモコ具合 ★★★

黒緑速攻において貴重すぎる手札補充要因。シールドから回収するカードは大半が1~2マナなので、手札を盤面に変換しやすい黒緑速攻におけるキーマンと言える。
「好きにやらせてもらうよ!」と言いながら回収するシールドはしっかりプレイヤーさんに選ばせてくれる良い子。ブライゼは少し見習え。


○光線人形ストリウム(ND,AD)

打点能力★☆☆ 殴り返し耐性 ★★★
特殊能力☆☆☆ トリガー耐性 ★★★
呪文耐性★★☆ 売る虎マン感 ★★★

リスペクトやらオマージュな1枚。ヘアッ!!
複数並べると動けなくなる弱点を抱えるものの、多くの火力除去を耐え半端なクリーチャーを越えて殴れるパワー4000はかなり優秀。構築段階でのマナ色の兼ね合いもあるが、9EX弾環境にはかなりマッチしていると筆者は思っている。
ただしエルカイオウとアラゴナイトだけは無理。あいつら本当に逸脱したスペックしてやがる。


○デンデン・パーカッション(ND,AD)

打点能力★☆☆ 殴り返し耐性 ★☆☆
特殊能力☆☆☆ トリガー耐性 ★★☆
呪文耐性★★★ ハウクス様愛 ★★★

怒髪の豪腕やサエポヨ以上に環境に左右されるガーゴイルちゃん。小型ブロッカーやウイニーが居ない除去コン環境では恐ろしく強いが、果たして今後のデュエプレにそんな環境が来るのかというと…
ボイスが超かわいい。


○ダンディ・ナスオ(ND,AD)

打点能力★★☆ 殴り返し耐性 ★☆☆
特殊能力★★★ トリガー耐性 ☆☆☆
呪文耐性☆☆☆ ダンディ具合 ★★★

唯一無二の能力によって実質1マナで運用できる不正ナス。紙から能力が調整され専ら速攻要因となっているが、別のデッキタイプでも今後化ける可能性は十分に秘めている。
ナスによるマナ色事故は誰もが一度は通る道。逆に慣れてきたら色事故を回避する動きも見せてくれる、使うほどにコクが出るクリーチャー。


○夢見がちモッフル(ND,AD)

打点能力★☆☆ 殴り返し耐性 ★★★
特殊能力☆☆☆ トリガー耐性 ★☆☆
呪文耐性★★★ モッフモフ~ ★★★

現代の紙から無修正でやってきたにも関わらず大して騒がれなかったやべーやつ。インフレを感じるなぁ…
相手ターン時は驚異の6000、アラゴナイトを返り討ちにし手打ちスクラッパーすら耐える鋼鉄の肉体を持つ。一方で自分のターンだと2000に過ぎないため、大半のトリガーはモロに食らったりブロッカーにあっさり足止めされたりと決して万能じゃなかったりする。
某お絵描きさんのおかげで筆者はもうモッ腐モ腐のイメージから抜け出せなくなりました、ありがとうございます。


○無頼封魔アニマベルギス(ND,AD)

打点能力★★★ 殴り返し耐性 ★☆☆
特殊能力☆☆☆ トリガー耐性 ☆☆☆
呪文耐性☆☆☆ ポテンシャル ★★★

黒緑速攻の問題児その3。2マナ全体で見ても最強格を誇る多色クリーチャー、黒緑というカラーでその能力は反則。
一方で黒緑速攻においては多色によるタップインが非常に重く、手札の兼ね合い次第では1枚引くだけで1ターンの遅れを招くことも有り得る。
またブレイク数追加の誘惑によってプレイヤーの心を乱してくる一面も持つ魔性のケモノでもある。レオパルドを抱えているにも関わらずつい2ターン目に出してWブレイクした結果、トリガーを踏んでリタイアしたプレイヤーは少なくないはず。そこ通れば八割方勝ちなんだけどね…
なお溜めるプランでも、盤面を揃えてから最後の押し込みとして過剰打点を稼ぐ運用で十分に強い。時にはレオパルドがQブレイカーになることも。
今でも強いのにデスマーチとか来たらどうなっちゃうんだろうか。


○総括
遂に多色化の波が訪れた黒緑速攻。続々と優秀なクリーチャーは増えているが、1マナ帯と3マナ帯の兼ね合いでアレもコレもとガッツリ積むのは案外難しい。デッキを組むときは強くしたい部分を絞り込んで、再現性を高くした方が多分勝てるかも?


3.3マナ以上クリーチャー編

○封魔ヴィネス(ND,AD)

打点能力★☆☆ 殴り返し耐性 ★☆☆
特殊能力★★★ トリガー耐性 ☆☆☆
呪文耐性☆☆☆ ふつくしさ度 ★★★

9EX弾環境の速攻デッキには必須とも言えるクリーチャー、特にND。ブロッカーのパワーを問わずに破壊しつつ、ヴィネス自身も打点になるのは実に強力。というかこいつが居ないとエルカイオウを突破できず大体ジリ貧になる。
黒緑速攻における頭数の大事さを知らしめてくれる一枚。クリティカルブレード…


○自由な旅人ベア子姫(ND,AD)

打点能力★☆☆ 殴り返し耐性 ★☆☆
特殊能力★★☆ トリガー耐性 ☆☆☆
呪文耐性☆☆☆ 黒緑の壊し屋 ★★★

BA4thでの活躍も記憶に新しいドリメのお姫様にして貴重すぎるトリガー枠。序盤戦における盤面の取り合いでは現在でもトップクラス。
ただ9EX弾環境ではマナ送りの2000以下という数値が以前ほど機能しないこと、マナを伸ばさせたくない相手が増えたことから若干数を減らしているように思える。ボルフェウスの鳥を焼くならドレインワームの方が安全というのもあるか?
トリガー時の「あら!出逢っちゃったわね!」は屈指の良ボイス。


○怒号するグリンド・ホーン(ND,AD)

打点能力★☆☆ 殴り返し耐性 ★☆☆
特殊能力★★☆ トリガー耐性 ☆☆☆
呪文耐性☆☆☆ 受けの切り札 ★★★

多くのデッキタイプに有効な、ほぼ確実に1体止めることの出来るトリガー。「選ばれない」以外は効果を発揮するのが実に偉い。一方で手打ちすることは殆ど無い。
シールドの殴り合いになることが少ない点、2枚以上手札に来ると処理にやや困る点から黒緑速攻に入ることは減っているが、ツヴァイやメカオーの増加次第では再び目にすることになるだろう。


○統率するレオパルド・ホーン(ND,AD)

打点能力★★★★★ 殴り返し耐性 ★★★★☆
特殊能力★★★★★ トリガー耐性 ★★★★☆
呪文耐性★★★☆☆ コンセプト度 ★★★★★

デッキコンセプト、黒緑速攻のラスボス。G0はやっぱり強いな!!
初手にコイツが居るか居ないかで殴るタイミングがまるっきり変わる。でも居なくても案外なんとかなったりする。
上に問題児と書いたカードたちはレオパルドとの噛み合いが悪いが、その上で採用を考慮する程の尖った性能を有している。選べるプランが増えたことで構築の幅は広がったが、運用もより難しくなったのではないかと個人的には感じている。
紙の疑似アンブロッカル能力がデュエプレでもし引き継がれていたらどうなっていたのだろうか…


○総括
優秀な1マナ帯と2マナ帯に押し込まれ枠が減りつつある3マナ帯。ただ環境によってはトリガーの採用枚数によって勝率が大きく変わるため、ある意味一番デッキ構築のセンスを問われる部分かもしれない。
あとレオパルドはやっぱり強い。


4.おわりに

書きたいことを書けて大変満足している。やはりエッセイっぽいものを書くのは楽しいな!

8弾環境では溜めて一気に仕掛けるプランが中心だった黒緑速攻。8EX弾でモッフル、9弾ではバインドシャドウとアニマベルギス、9EX弾ではギャスカが新規収録され構築の幅が広がり、また要のスナイプモスキートも再録されNDでも活躍の場が開かれている。
更に言えば紙の戦国編・神化編では様々な進化速攻も登場、デュエプレでもきっと実装されると信じている。速攻の未来はきっと明るい。

それなりに人を選ぶデッキタイプではあるが、構築・プレイング・運のバランスはむしろ良いぐらいだと個人的には感じている。脳筋プレイも知的プレイも楽しめる黒緑速攻、握ったことのない人は是非とも一度触ってみて欲しい。黒緑に限ったことではないが速攻はカワイイ小型クリーチャーが多いのも魅力だぞ!(啓蒙)


2021/7/30 こじぃ

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