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職人こだわりの青黒鬼滅型クラウディア

今回はシーズンセカンドでファイナル予選に出場した10歳娘氏のデッキ紹介です。
10歳娘氏は以下の属性を持つ実在する人物です。

■10歳娘氏来歴
•シーズンファーストから全ての公認大会はクラウディア一本で参加。(多分唯一の)JSビルディバイドプレイヤーにして、年間ランキング5位。
•こだわり派ビルディバイド調整チーム GROUDのリーダー。
•サブデッキとしてクラウディアと同じくグラド勢力のレベッカを使用。構築とプレイングの師匠はセカンドランキング1位のもとや氏。
•クラウディアのデッキ構築はセカンドランキング3位、グラドミラル公認デッキビルダーの称号を持ちの私(父親)。

流石に属性盛り過ぎだろー。
だが驚くことに全部事実でね。びっくりだね。

他にも小学3年生 夏休みの自由研究(クラウディアの勝敗分析)や、選手としてファイナル出場中にスタッフさんに応援と間違えられ声をかけられるイベント、私は環境デッキよりクラウディアと一緒に戦う発言など、エピソードまで入れると伝記がだせるレベルのエピソードがあるが、割愛する。漫画にしたい人募集です(笑)


そんな10歳娘氏がファイナルで使った青黒クラウディアをご紹介ですー(本人了承済み)。

■デッキレシピ

青黒鬼滅型クラウディア


■解説


フィニッシュブローとして“凪” 冨岡義勇を採用し、相手の除去を回避してライフを詰めるデッキ。序盤から墓地肥やしできる(義勇のコストになる鬼滅コマンドを墓地に送れる)炭治郎2種で一定リソースの確保と手札交換ができるため、最後まで戦い切るために必要なリソース確保をしやすいことが特徴です。

-クラウディア同士で比較する

★青黒クラウディア(鬼滅型)
長所 : 中速が多い環境で強い。
■メリット
•強力なエンドカードである“凪” 冨岡義勇が採用できる。
•無慈悲な粛清(切札)が採用できる。
•青黒多色が採用できるので赤青に比べ、色事故しにくい。
•一夜の悪夢採用により詰め方に複数の択が取れる。
•炭治郎2枚が手札増強or交換を持っているので2面並べて分散ヒットを狙いやすい。
□デメリット
•“凪” 冨岡義勇をエンドカードにするためには下準備がいる。場合によっては妨害される。
•ショットの構成がほぼ固定化される。
•除去手段が単体除去のみでダメージ中心なので、ショットが有効にならない相手が多い。

エンドカード
汎用カード
必殺技の二振りめ


★青単クラウディア
長所 : サイズが中型ぐらいまでのビートダウンが多い環境で強い
■メリット
•カトリナ、エルビラといった実質エヴォル青6要求のユニットを採用でき、序盤や終盤で手札に腐るカードがほぼない。
•6クラウディアを採用しやすく、有力なシナジーを持つ飛来する悪夢を効果的に使える。
•カトリナ、ナタリーでエナジーを使い切ることが容易なため、エナジー増やし系のショットにある程度耐性がある。
•色事故がない。
□デメリット
•除去耐性があるアクションが少ない(実質エルビラの直ダメのみ)
•小型除去がクリティカルになりやすい。
•1ターンにできるアクションが少ない。

直ダメ
青単の特権
8000ダメージが出せる



★赤青クラウディア

長所 : 環境が遅くて単体除去が多い環境で強い。
■メリット
•バドラトス、ちさと&たきなといった除去耐性ユニットが採用できる。
•現状で防がれにくいデコイ対策ショットの痛みを押してが採用できる。
□デメリット
•選択できる赤枠のカードポテンシャルが低い。
•強い動き(バド)が少なく、構築やプレイングで対策されやすい。
•ライフを通せるカードが実質バド3点のみで他でライフを取る手段に乏しい。
•青赤の多色が存在しないため、色事故が起きやすい(6エナジー中靑3、赤2が必須)

採用色によってそれぞれ構築に特徴があり、長短もはっきりしています。メタ読みが全て、というのは言いすぎですが、クラウディアは手札とアクション回数が少ないデッキなので、メタ読みが外れると厳しい展開になりがち。使う環境にあったデッキ構築に気をつけないといけません。

対象にならない、アンブロ3点
対象にならない、アンブロ3点


■環境考察

今回はカミーリアが環境の中心ではありましたが、非常にメタりやすいデッキなので、そこまで突出した使用率にはならないだろうと予測しました。もっとも、カミーリアに当たることも多いでしょうから、カミーリアに勝ち筋を用意すること自体はは必要とは思いましたが。
カミーリアは小型、多面、単体クイック除去、アドバンテージが得意分野。なので、対策にするには多面小型除去を内蔵するテリトリー(サイマル、処刑場)か、クイック単体除去が効果的になりにくいテリトリー(コレット、ヴァラン、キティラ)が流行ると思いました。多分上記6デッキでファイナル予選デッキ分布の7割ぐらいじゃねぇーかなーと。そのうち実際の分布が出ると思うので、楽しみです。

上記分析時点で、バド以外にライフを取る手段が少ない赤青クラウディアは厳しく見えました。バドは通るでしょうが、ショット配分的にレイホゥ、切札、遅滞戦術を採用しているカミーリアや高性能デコイ擁するサイマルや処刑場を詰め切るにはバド2回通すゲームでは攻め手が足りないだろうと感じましたし、速度面でも速攻に負けます。
また、青単クラウディアもカミーリア対策の巻き添えで小型除去が刺さるため、使うには渋めに感じました。青単の強みはカトリナ、エルビラ、ナタリーによる安定した除去+2点の3アクションですが、小型除去を当てられると後半の2アクション(2ヒット)が消えるため、環境としてはかなり厳しいだろうと予想できました。

こうして、10歳娘氏はクイック除去に耐性があって序盤のビートダウンにも付き合える青黒クラウディアでファイナル予選に出ることにしました。
結果は1-3予選落ちでしたが、負けがものすごい練度の富岡義勇、先手ヴァラン、バスター8めくりキティラとゲームプランをしっかり取れなかったゲームが多かったようなので、まぁしょうがなかったなと。今でも悪くないデッキ選択だったと思います。想定的だったカミーリアには勝てたそうなので一安心です。


■ようやくデッキ解説


ゲームプランは通常のクラウディアと一緒です。毎ターンユニットを追加し、相手が万全になる前に逃げ切ります。序盤の攻撃でエース開放時点での相手の余力を削り、クラウディアとヤルミラで大きくライフを取り、凪でクイック除去を躱して勝つ。シンプル•イズ•ベストですね。

■採用カード

“凪” 冨岡義勇

このデッキのフィニッシャー。手札からクイック除去を打ち消せるウルトラユニットです。クラウディアでどうしても作りたかった詰めの3点を捻出してくれます。ショットで捲くられたらどのクラウディアの型でも勝ってないんで割り切りでいいです(笑)
このデッキでは悪夢の一夜で墓地から釣ってきてワンモアセッのルートもあるので、活躍の幅が広いユニットです。炭治郎&禰豆子能力で墓地肥やしに手札補充、余れば多色エナジーと無駄のないスペックです。青黒鬼滅型クラウディアはこの炭治郎&禰豆子がいるから成立したといえるほど強カードです。炭治郎がヒットしなくても一夜の悪夢の対象、凪のコストなどが落とせれば無駄になりません。

竈門炭治郎&禰豆子

墓地肥やし&手札増強&序盤のライフレース&終盤の3コスト2体による分散攻撃まで非常に活躍の場が広いユニットです。青黒のエナジーが出ることも含めてデッキの安定性を上げることに繋がっています。このユニットがあったから鬼滅型が生まれたと言っても過言ではない強カードです。
炭治郎はデッキに8枚なので登場時点での最高期待値は3回に1回程度なので、あったらラッキー程度ですが、非バスターで手札を増やす要素を持っているだけで十分です。炭治郎が当たらなくても“凪” 冨岡義勇のコストになる鬼滅のコマンドや、一夜の悪夢の対象になるヤルミラや冨岡義勇が落ちるだけでも問題ないのでハズレはほぼありません。


鬼殺隊隊士 竈門炭治郎



シンプルな手札交換ユニット。炭治郎禰豆子と違って開放までにクラウディアを引き込みに行けること、炭治郎ネームで炭治郎禰豆子で拾えること、手札にあるショットを墓地に送って義勇コストにできること、3コスト2体による分散攻撃として最適なことなど、1枚何役もこなせる良ユニットです。今までも採用しやすいユニットでしたが、炭治郎&禰豆子という相方を得て採用になりました。


傾聴する者 アンタンドル


貴重な青黒ユニット。色事故軽減に大きく寄与します。クラウディアはテリトリーの性質上エナジーの追加や修正がほぼできないので事故らない範囲で黒エナジーを確保できるのは非常に大事です。


悪夢の一夜


このカードがあるから赤青より青黒のが強いと思っています。そりゃバド6枚デッキにあったほうが強いです(対象は凪ですけど)。
他の使い方で一夜の悪夢からヤルミラ出して小型デコイ焼いて3点、張り裂ける大地でエナジー7になったときにクラウディア復活させて青1払ってエナジー使い切り、8まで増えたらキーラ対象能力起動で使い切りなど、1枚で苦手パターンをかなり潰せます。
エンドに死ぬデメリットはそもそもエンドにユニットが都合よく生きてた試しなんて殆どないクラウディアでは無視できるデメリットです。フィニッシュブローは打ったら勝ての精神。
極たまに相手のユニットを奪って使うことがあります。過去事例でバド(ライオネル)、ルルベラ(ブルーム)、バシランガ(諸葛亮)、ヤルミラ(レベッカ)は奪ってますが、でもまぁそんなにないですね。頭の片隅程度にあれば良いと思います。

キーラ
調整枠。序盤の6000と後半のデコイ割って2点のアクションが気に入って使っています。デコイ+除去を構えられて毎ターンどっちか補充される負けパターンを、1ターンでデコイ破壊と手札の除去要求で瓦解させることで相手へのブロック要求値がかなり上げれるのは便利ですね。デコイが少なく再現性が低いデッキ相手にはかなり刺さります。

あんまり見ないカードを紹介しました。
その他のカードは以下のページ参照です。詳しく書いてありますので、良ければいいねもお願いします。

9歳娘氏、夏休みの自由研究〜クラウディア編〜
https://note.com/0726238/n/n67ea0333fc76

クラウディア速攻について考える
https://note.com/0726238/n/n410769baa8ec

■変えるなら


キーラは調整枠なので、遊んでいる環境次第で変えても良いです。もう少し黒を濃くして青黒や黒から強めのバスターを探すのもありだと思います。また、一夜の悪夢を増やすのもありそうですね。この辺はほんとうに要調整です。

以上です。
クラウディアはブースターパック1弾のカードなのにまだまだ現役なのすごいですよねー。今後も楽しみです。サードシーズンもたいよろです。




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