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カレーのユニフォーム

こんにちは。
カレーの学校10期【カレー屋を旅するTシャツ屋】ゼミ長玉那覇です。
10期の懇親会が終わり、皆様いかがお過ごしでしょうか。

私はというと、新年会のフリマに向けて空想にふける毎日。
ゼミ名にTシャツ屋と入っていますが、もともとはカレーにまつわるグッズやユニフォームを研究する会なので、次回はTシャツ以外にも色々と企画をしています!お楽しみに!(やりたいことが多すぎて間に合うか若干不安。。。)

さて、話は変わりまして、懇親会で宣言した通り今回はカレーのシャツについて書きたいと思います。
私がゼミの発表の時に着用していたあのシャツです。

今回のシャツのテーマは【カレーを気兼ねなく、美しく食べられるユニフォーム】です。

納富さんも書かれていましたが、カレーって食べる時に結構気をつかいませんか?
食べこぼしちゃったり、スパイスによる発汗作用で汗をかいてしまったり。
お手軽に食べられて、カレーは国民食なんて言われていますが、実はストレスを抱えながら食べているの方多いのではないでしょうか?

そんな方々に捧げるカレー専用ユニフォームを開発しようと決意して、今回このシャツを製作しました。

ポイントは3つ

①カレー染み対策

②汗をかいても快適に食べ続けたい。

③食べる姿勢を考える。

①カレー染み対策

①については、洗濯をした後にカレー汚れが落ちやすくなる吸水加工を行った生地を試させてもらいました。
撥水加工も魅力的でしたが、経験上この加工をすると、いざ汚れがついた時に洗濯しても汚れが取れないことがあるので×
今回はあくまで実験したいとの思いから色はあえて挑発的な白。
カレー汚れさんいらっしゃいませ。全身で受け止めましょう!
、、、と思っていたら、試験的に作った生地なので、30センチ程度の生地しかないことが発覚。
やむなく別途ナプキン仕様へ変更。

②汗をかいても快適に食べ続けたい。

②については人体で発汗しやすい箇所ベスト3に入る背中部分にはクールマックス®エアーテクノロジーをニット素材を使用することで極めて優秀な通気性・速乾性を実現。なんてハイテクノロジー。極度な汗っかきも安心仕様。

③食べる姿勢を考える。

③食べる姿勢についてはニット素材を背中に使うことで腕を前に回した姿勢を取った際の背中部分のつっぱり感を解消しつつ、スポーツウェアやトレンチコートなどに採用される、肩が動かしやすいラグラン袖を採用しています。通常のラグラン袖だと肩が落ちて見えるので、前から見た時には通常の袖に見えるようにアレンジ。ちなみにお腹部分にも②で説明したニットが使われていますが、カレーを存分に食べた後の膨れ上がるお腹周りの寸法変化に対応するためです。
いや、そんなに必要ないと思うけど気持ちの問題です。

と。ここまで考えて私がオーダーした指示書がこちら。


まあ、なんとざっくりとした指示なんでしょう。ナプキンの仕様は文字にすらせず、言葉だけで伝えて完全に人任せという暴挙っぷり。あと指示の汚文字、誤字など本当に恥ずかしい。このオーダーで完璧に対応してくれた後輩パターンナーに感謝しかないです。

で、トワルチェックなどを行って出来上がってきたシャツがこちら。完璧!

かくしてシャツは出来上がりました。

で、肝心の機能は狙い通りかというと、、、、うん!素晴らしい出来!
動きやすいし着心地も良い!

実は懇親会の時に割と派手にカレーを飛ばしてしまい、ナプキンだけでなくお腹のニット部分にも大きなシミを作ってしましたが、こちらも良い感じに落ちてます。汚れがついて1日後に洗濯をしたのにも関わらず驚きの白さ。予想外でしたが、ニット部分のほうが汚れ落ちが良いようです。

いかがでしたでしょうか。
とりあえず、コンセプトモデルとして1点もので製作したカレー専用シャツですが、なかなかの出来に自画自賛です。
始まったばかりの私のカレープレーヤー人生。これからも、ちょっとしたアイデアでカレーライフを楽しめるアイテム作りをしていきたいと思います。

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