再び注目を浴びる!?万能生物ウーパールーパー!!

 最近若者の間で、80年代のカルチャーが人気になっていると聞いたが、80年代にCMに出たことで注目を浴び、人気を博した動物がいる。

その動物の名は「メキシコサンショウウオ」。

メキシコにしかいない両生類で、日本では「ウーパールーパー」と呼ばれている。なぜウーパールーパーが再び注目を浴びているのか?

それは80年代ブームだからではない。しかも注目しているのは、日本ではなく、世界なのだ。

その理由は、ウーパールーパーの「再生能力」である。



ウーパールーパーは手足がなくなっても、再生する能力があり、手足だけでなく、心臓や脳まで再生することができる。最近はウーパールーパーの遺伝子を調べることで、人間の再生治療にも役立てると期待されている。

脅威の再生能力を持つウーパールーパーだが、実は生息地のメキシコでは数が大幅に減少し、絶滅の危機にある動物でもあるのだ。

減少の理由は、埋め立てによる生息地の減少、都市化による水質悪化、コイやティラピアなどの外来種の影響によるものだと言われている。現在ではワシントン条約により、取引が規制されており、生息地はメキシコ政府により、自然保護区に指定されている。遺伝子を調べることよりも、絶滅させないことの方が先だと感じるが、、。

もし絶滅してしまったら、人間の再生医療に役立てることも出来ない。それにあの愛くるしい顔のウーパールーパーを観れなくなるのは素直に寂しいのだ。


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