カエルは国、地域によって存在意義が違う!?
カエルは国・地域によって存在意義が違う!?
カエルは国や地域によって存在意義が違う。北海道のアイヌ民族文化では、カエルは不吉な生き物とされていた。アイヌの土地柄、水田耕作をおこなわなかったアイヌの人々にとって湿地帯は利用価値の低い土地で吸血虫の住処であり、そこに住むカエルも同様に忌み嫌われたものらしい。
中国におけるカエルは道教の「青蛙神信仰」という影響から後ろ脚が一つのガマガエルの置物を置くことで、金運が上がる縁起物としてよく中華料理屋に行くと見かけられる。
南米のいくつかの地域でも、カエルは幸運(特に金運)を招くものと考えられており、カエルの置物を家に飾ったりすることがある。日本でいう招き猫的感覚なのだろう。
西洋においてのカエルは「比喩」として使われており、ヨーロッパ言語では愛すべき生き物としてのカエル(frog,frosh,grenouileなど)と、醜い生き物であるヒキガエル(toad,kröte,crapaudなど)やガマガエル(unke)を区別しており、後者はしばしば人に対する蔑称として使用されることがある。
カエルは国や地域によっても立ち位置を「カエル」生き物なのである。
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