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【母になるということ】

お友だち夫妻に
赤ちゃんが誕生して、

凄く嬉しいこともあり、
今日はこのテーマで
書いてみようと思う。

前半は告白の為、
やや重いかもしれないが、

赤裸々に書く方が
響くと思うし、

私のような想いを
他の新米ママに
して欲しくない想いを載せたい。

私は母親になって
1週間後に辛い洗礼を受けた。

それは、
相手方に罪の意識はなく、

私自身も、
それがDVにあたると知ったのは
17年経った最近のこと。

お互いが無知だったし、
それなりに愛があったが故に
すれ違ったんだと思う。

その糸の綻びは、
心理学を学ぶことで
少しずつ受け入れ始めたが、

このことがまさか
十数年も引きずるとは
思いもよらなかった。

出産後の母親は、
目の前に現れた我が子が、
時に不思議な生きものの様に思う。

いつのまにか
自分より愛されている気がして
嫉妬してしまったり、

◯◯ちゃんのママと呼ばれ、
自分の名前を失くした気がしたり。

それでも必死で自分を求め、
自分しか頼る相手が居ないと思うと
愛おしさが増してくるのだが、

オキシトシンという
母性愛のホルモンが
出てくる迄には

結構、時間がかかるものだ。

私は産後、
異常な体重減少を来たしていた。

妊娠で14kg増えた体重が、
一週間で14kg減少したのだ。

生まれて初めて、
屍になったかのように
布団から動けなくなった。

声を上げたくても、
出せない状況の中、

なんとか振り絞って
授乳をした。

その様子を夫は察することが
出来る筈など無く、

無知な故、
夜な夜な私を求めたのだった。

私はすっかり疲弊し、
夫のことを受け入れることが
どうしても難しくなってしまった。

目の前の子どもが
必死に食らえつく姿を見ながら

虚しくて出ない涙と乳を
与え続けたのだ。

息子はそれに応えた。

必死に数時間掛けて
吸い続け、

気がつけば完全母乳になっており、

その頃には、
必死に乳房に食らえつく姿が
愛おしくてたまらなかった。

こうして、
私と息子氏の二人三脚が
始まったのだけど、

夫婦関係は、
徐々に破綻して行く。

私には夫が、
恐怖の対象でしか無くなっていたので
仕方ないことなのかもしれない。

夫が去った日、

私は行き場を失くした。

母子寮に入るにも入れず、
乳飲み子を抱えて
仕事も出来るとは思えず、

悔しくて
悲しくて
申し訳無かったが、

私は実家の門を叩いた。

両親は私たち夫婦の破綻理由を
全く知らなかったし、
心配掛けまいと言わなかったので、

何度も私を夫の元に返そうとした。

そして、そのとき初めて、

私は人を頼るということ

をせざるを得なかったのだ。

人を頼るという事が、
極端に苦手で分からなかった私。

まさか、
こういう形で学ぶことになるとは
思わなかったけど。

だからこそ、
新米ママさんたちに
私は伝えている。

母になるということは

頼ることを学ぶということ

だよと。

恥や外聞、
プライドなんかかなぐり捨てて、
人に甘える。頼るということ。

それが出来れば、
子育てが孤独になることはないし、

ストレスも実は極端に減る。

そして頼る相手は、
パートナー、両親、ご近所さん。

巻き込む相手が多いほど、
我が子は
社会性や社交性を学ぶのだ☆

子どもは、
自ら愛されようとする能力
当たり前に持って生まれてくる。

その能力を
遺憾無く発揮出来る間に

出来るだけ多くの人に
会ったり頼ったりして欲しいと
私は思っている。

頼る=信頼する

ことにも繋がっているから、
もし私が夫に
もっと頼ることが上手であれば、

私たち夫婦は
破綻せずに要られたのかも
しれない。

だからこそ、
お母さんたちに伝えたいのは、

頼る勇気を
持って欲しいということ。

それが、家族でなくてもいい。

子育て相談電話だっていい。

スーパーのおばちゃんだっていい。

みんな実は頼られたいし、
貴方が育んだ命の塊に
関わりたいのだから。

私のこの思いが、
少しでも多くの人々に伝わって

赤ちゃんとママに優しい国に
なってくれることを

心から祈ります。

mahalo.*

「日本にクリエイターを増やしたい!!」 ★保育士しながら認定心理士資格取得★ パート→非正規→正規(無認可)→正規(認可) →フリーランス保育士・児童指導員 保育士時代に学んだ心理学を 子育てや保育、描画コンテンツに 生かし実践! 主体的で能動的な日本人を増やし続けてます♪