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ムゲン極契約

 皆さんお久しぶりです。まっさです。あまりに久々すぎて「お前誰やねん!!」と思ってる人が大半だと思うので軽く自己紹介しておきます。
 一言で言うとカジュアルバトスピプレイヤーです。一昨年まではバリバリの競技勢だったのですが、北海道に移住してしまったせいで大型大会への参加が厳しくなってきたこと、日曜日が仕事の都合で休めないこと、そして何より昨年のCSエリア予選で敗れたことから「自分はもう競技レベルのプレイヤーではない」と痛感し、競技勢を引退しました。
 一応いくつかのカードをnoteで紹介して話題にして頂いたり、非公認で準優勝やベ4に入った実績も複数あるのですが、すべて過去の栄光ですのでここでは割愛します。

 さて、自分語りが長くなってしまいましたのでそろそろ本題に入ります。本日ご紹介するのは、“スターバディムゲン”を契約スピリットとした極契約デッキです。環境ではほとんど見かけない(ほんとにたま~~~にSBにいるくらい)デッキですが、実は非常にポテンシャルの高い山です。次弾でも強化が決まっており、プレイングも難しくないため、初心者や中級者にも扱いやすいデッキとなっております。各カードの使い方や採用理由はもちろん、対面知識や現在公開されている次弾カードの評価も紹介致しますので、是非最後までお付き合い頂きたいと思います。



・リストと採用理由

・スターバディムゲン(契約):1
・ムゲンドラゴンコズモ:3
・アルティメットムゲンドラ:3
・ムゲンドラゴンマックスター:3
・アルティメットジークフリード:2
・アルティメットジークヴルムノヴァ:1
・アルティメットセイバー:3
・アルティメットセイリュービ:2
・オーディーンストライカー:2
・アルティメットカグヤ:2
・炎星斧エルナト:2
・赤き黎明の空RV:3
・宇宙ステーションキラボシ:3
・無限の力:3
・ネオダブルドローRV:2
・絶甲氷循:2
・バディとの絆:3


スターバディムゲン

 このデッキの契約スピリットです。魂状態でもドロソとして活用できるのが本当に強いです。また、Uトリガーさえ使用すれば、例えガードされたとしてもドロー効果は発揮できること、ドロー効果もカウント4以上での破壊効果もどちらも任意効果であることは覚えておきましょう。

ムゲンドラゴンコズモ

強い(確信)

 序中盤を支える中型のアルティメットです。ムゲンに煌臨してアタックすると、カウント+3、2面除去、1面展開、1ドローを1度に行うリソース源の塊となります。煌臨条件も緩く、ムゲンで1度殴るだけで達成できます。
 また、すべての効果が【煌臨中】ではなくとも発揮するため、中盤以降に直接召喚して殴っていくことも多々あります。初手に欲しいカードなので3確。


アルティメットムゲンドラ

可愛い

 バースト封じとコアブを同時に担う重要パーツです。このデッキでボイドからコアをフィールドにブーストできるのはこのカードのみです。しかし、Uムゲンドラを乗せた返しのターンに受け煌臨が使えず走られて負けることが非常に多いため、切るタイミングには注意しましょう。


ムゲンドラゴンマックスター

最強

 このデッキ最強のバグカードです。カウントを溜め、このカードを受け煌臨として構えつつ殴っていくのがこの山の基本ムーブとなります。よほどの緊急事態以外、自分のターンでコイツを乗せることはありません。相手のターンに乗って相手のアタッカーを壊滅させ、返しで殴ってライフ飛ばして勝ちます。手札に来ないとまず勝てないので3枚。


アルティメットジークフリード

ソウルコア戻せるの偉い!

 メインでのムゲン復帰札かつ、ソウルコアを回収しつつカウントを盛れるカードとして採用しました。素のコストが6であるため、トリガーヒットの期待値が低く、それがあまり使われていない理由なのかなと思います。しかしこのデッキではコストを上げる手段をいくつも用意しているので、トリガー外してそのまま負ける可能性は低いです。1ゲームで1枚使えれば良いので2枚採用。


アルティメットセイバー

バースト伏せなくてもドローできるよ!

 最近謎に高騰している序盤の受け札。ライフを回復しつつ、ブロック時のトリガーで最大2ドローを行うことができます。ブレイヴの付け先になるなど、器用な動きが可能ですが、新弾が来たら真っ先に抜けるでしょう。


アルティメットジークヴルムノヴァ

 召喚時トリガーによるライフ回復と、アタック時トリガーによる面制圧&コア回収が狙えるカード。序盤に対面にブンまわられてライフの差を縮められない時に使います。コズモのCUからの射出が7割、通常召喚が3割です。召喚時トリガーが当たろうが外れようがゲーム1発揮なので当然ピン。


アルティメットセイリュービ

 説明不要のクソ強カード。このデッキでは主にアルティメットムゲンドラに吐いたソウルコアを戻すために使用します。ただし、獄契約と異なり、召喚条件を満たす緑のアルティメットが6枚しか入っていないため、ハンドで腐ることもしばしば。よって2枚採用。


アルティメットカグヤ

すべての攻撃(スピリットのみ)

 びっくりドッキリメカその1。正直採用しない理由が分からない強カードです。主にバーストで運用し、その効果はライフを1つ回復しながらすべての相手スピリットのアタックを封じるというもの。このカードにより、秘契約並びに蒼契約からほぼ確実に1ターンをもぎ取ることができます。スピリットしか止められないため、ゼッターやジャバド対面で腐ることもありますが、それを差し引いても強力なバーストであることに変わりありません。2枚採用。
 余談ですが、ムゲンドラゴンコズモが全色のアルティメットなので、カグヤの召喚条件を満たせたりします(10試合中1試合くらいしか使わない)。


アルティメットオーディーンストライカー

 キラボシの効果を誘発できる中型新生アルティメット。コストが4のため、トリガーの期待値は高くないものの、ヒットすればスピリット/ネクサス計2枚を除去できます。アルティメットデッキでネクサスに触れるカードはかなり貴重です。Lv4からは重装甲緑/白を新生アルティメット全体にバラ撒き、氷刃血解や重疲労をケアできます。すべての試合で使うわけではないので2枚。


炎星斧エルナト

コスト+4でトリガー安定ヒットを狙う

 ビックリドッキリメカその2。召喚時トラッシュからコズモを回収でき、アタック時にはネクサスを割ることができます。軽減が赤赤極なのでこのデッキにおいてはあまり重たくありません。合体先としてはUジークかUオーディーン、相手に最速でダークタワーや剛腕神殿を置かれた際にはUセイバーに付けることもあります。


宇宙ステーションキラボシ

たまにライウンコマイヌに分からされる

 リソース源+足場。Lv1効果が永続発揮であるため、相手のターンに出てきたUセイバーや受け煌臨にも反応します。ミラージュ効果はあまり使いませんが、試合が長引いた際にトラッシュからバディとの絆やマックスターを回収するために使用することもあります。
ちなみに、ターン1同名なのはあくまでドロー効果のみであり、カウント+効果は1ターン中に何度も発揮し尚且つ重複します。
初手で置きたいので3枚。


赤き黎明の空RV

 ビックリドッキリメカその3。序盤のカウントアップを助けるネクサス/ミラージュ効果を持ち、カウントが溜まった後半以降はアルティメットのコストアップによってトリガーヒットをサポートしてくれます。初手に2枚以上引いてもネクサス+ミラージュとして使うことで腐りにくいため、狩る者の集落よりも強いと判断し採用。当然3投です。


無限の力

いやダメでしょ

 ぶっ壊れバグネクサス。ターン1同名とは言えカウント+2、リソース最大2枚補充、ダブルシンボル供給は流石にやりすぎ。当然ながら3投です。


ネオダブルドロー

 ドロソ。特に言うことはありません。たま~~にフラッシュ効果のBP+3000を使ってトラッシュにコアを5つ溜め、Uリュービの条件を満たすことがあります(100試合に1回くらい)。


絶甲氷循

 
汎用受け札枠。覇爆にしてもいいです。特に言うことなし。


バディとの絆

コイツもやってる

 4コスのくせにハンド保護とライフ回復まで付いてるイカレたカード。このデッキが蒼契約と互角に戦えるのはコイツのおかげと言っても過言ではありません。当然3。
 なお、トラッシュから回収できないとは一言も書いていないため、相手のUトリガーなどでトラッシュに落とされた場合は、キラボシのミラージュ効果で拾ってくることがあります。


・デッキの回し方

 カウント溜める、マックスター構える、ムゲンで殴る。
 
ただこれだけです。煌臨を吐くタイミングやコア数の計算等はもちろん重要ですが、基本は受けを構えて殴るだけ。効果の使用を忘却していなければ、ハンドリソースもカウントも勝手にどんどん伸びていきます。


・ゼッター極契約との差別化点

 同じく極契約アルティメットを軸としたデッキにゼッターがいます。ほぼ永続のバースト封じとコアブースト、ソウルコア回収効果からの連続煌臨、ネオゼッターによる確実性の高いリーサルにより、あちらもかなりパワーの高いデッキです。
 このデッキのゼッターとの差別化点は
安定したリソース確保による再現性の高さ
です。
 契約スピリットにドロソ(しかも魂状態でも発揮する)が付いている点が最大の違いです。これによりリソースが安定するため、多くの試合で同じ動きをすることができます(再現性が高い)。ゆえに初心者でも扱いやすく、出力よりも安定性が重視される大型大会にも持ち込みやすいのがこの山の強みと言えます。


・対面知識

蒼契約

 ほとんど五分です。蒼契約はUカグヤをケアする手段がスピッツァーのみに限られているため、Uカグヤまたはバディとの絆を全力で探しに行く必要があります。キラボシ、無限の力、Uセイバーなどを駆使して全力で山を掘り進めましょう。マックスターによる受けはガブルシャックに妨害されるのでアテにしない方が良いです。
 幻魔神だけは本当にどうしようもないので引かれた時はさっさと台パンかましてラーメン食いにいきましょう


呪契約

 微不利です。ゴクオボロがソウルコアを取り上げてくるため、マックスターによる受けができません。そのかわり、呪契約はバーストを触る手段が一切ないため、UセイバーやUカグヤは自由に開くことができます。序盤はとにかくライフを詰められないよう、ライフ管理を意識して立ち回りつつ、毎ターンしっかりとオボロを除去してリソース勝負に持ち込みましょう。ゴクオボロのバーンの要求値を上げるためにも、余計な横展開はせず、なるべくムゲンのみで戦う、仕事を終えた生き物は自壊して弾を残さないようにする等の工夫も必要です。

幻契約

 ガン有利対面です。幻契約は最大打点がミカファールXV+サモンピーク+アンブロフィールドのバーン2点+アンブロ2点ですが、ミカファールのシンボルが最大2つであるため、マックスターのWCUで焼き払えます。また、バーストケアもできず、ソウルコアを回収する手段もないため、ミカファールが焼かれた後の追撃もできません。リーサル速度も平均以下。
 そのため、こちらが煌臨タイミングをミスするなどの致命的なプレミをやらかさない限りはまず負けない対面だと言えるでしょう。


獄契約

 有利対面です。獄契約側はバディとの絆を突破する手段がほぼ無いに等しく、絶甲氷循をケアする要求値も高いです(ザッヴァーグLv4以上の維持が必要)。また、ジャバドは魂状態では安定したリソース確保が難しいものの、ムゲンは魂状態でも自由にドローできるため、序盤のアドバンテージの稼ぎ合いで優位に立つことができます。
 ソウルコア及び受けに必要な3~4コアをリザーブに残しつつ戦えば、まず抜かれることはないと思います。

秘契約

 有利対面です。アルティメットに触る手段が非常に限られていること、バーストを触る手段がハーキュリーXVしかないこと、絶甲を突破する要求値が非常に高いこと等が理由です。蒼契約対面と同様に安定した受け札となりうるUカグヤや絶甲を構えつつカウントを溜めていき、最後はUジークフリードのトリガーでバーンを飛ばしてフィニッシュします。Uオーディーンで重装甲緑を全体付与できるとさらにgood。
 唯一の負け筋は初手スパイダーク+マッハジー+ベニシス等のブン回り、もしくは初手エクレルタイガーバーストセットですが、これはケアのしようがないためそうならないことを祈る他ありません。

 

アイボウ突契約

 ガン有利対面です。所謂ミットレンジ系のデッキですが、ジークフリードゼニスの耐性をマックスターが上から貫けるため、相手は打点を伸ばせません。さらにバーストをケアする手段が一切ないため、こちらはセイバーやカグヤで安定してライフを管理・維持することができます。速度も決して早い訳ではないため、こちらが序盤多少もたついてもマックスターが十分間に合います。
 総じて幻契約と同じ特徴を持ったデッキであり、こちらがよほど大きなミスをしなければ順当に勝てるでしょう。


・総括

 如何だったでしょうか。現環境ではほとんど見かけないデッキでありながら、環境に存在する多くのデッキに有利を付けられる立ち位置の良いアーキタイプであることがお分かり頂けたかと思います。
 プレミアムカードセットのカード2種類6枚が必須であるため、少し構築難易度は高いですが、それ以外のカードはほとんどが安価であり、初心者でも扱いやすいデッキとなっております。次弾でも強化が確定しているので是非皆さん使ってみてください!

 最後に11/9時点で判明している契約編―界―第3章の強化パーツの評価を追記していこうと思います。暇な方はこちらも見ていって頂けると嬉しいです。
 何かご質問がある方は遠慮なくDMしてください。それでは。


新弾パーツ評価(11/9)

アルベドライアン

召喚条件でバランス取るな

 新弾1番の目玉強化。Uトリガーがガードされた時2コストで飛んできてWUトリガーを飛ばします。ヒットした数だけ除去、ダブルヒットでU回復、クリティカルヒットで完全耐性付与とかなりのパワーカードです。
 このデッキではムゲン及びそのムゲンの上に煌臨したUを回復させる手段がUジークしか無かったわけですが、このカードの登場でそれが解決しました。また、トリガーガードに反応して飛び出してくるため、総じてUジークフリードのバリューが上がったと言えるでしょう(召喚条件も満たせる)。
 カードパワーは高いですが、召喚条件が事故を誘発しやすいため、最大2枚の採用になりそうです。


アルティメットアレクサンダー

残念すぎる…

 テキストをよく見てもらえば分かると思いますが、Uジークフリードの劣化です。ソウルコアを戻せるあちらの方が圧倒的に強いので採用されることはないでしょう。

アルティメットピュセーテール

アルティメットになるの早すぎん??

 強いっちゃ強いですが、現環境だとバースト条件にあまり信用がないのと、アルベドライアンの召喚条件を満たせないのがネックです。効果自体は強力なので、環境に召喚時や配置時が増えれば採用されると思います。
5点満点で3点。

アルティメットアンクスネーク

弱い!!

 弱い!別にドロソ困ってない!6コスでやることではない!!以上解散!!


アルティメットグランヴォーデン

置いたもの煌臨偉すぎィ!!

 普通に強いです。カウント5以上の条件だけ少々厳しいですが、それ以外はマジで強い。これまではUムゲンドラを乗せてアタックした返しのターンに受けの煌臨ができずに負けることが多々あったのですが、これがあればそうした事故が減りそうです。ゆえにこれまで無理矢理搭載していたUリュービを抜くことができます。
 煌臨時トリガー搭載のため、相手の面を崩しながらムゲンでドローができ、仮にトリガーがガードされてもアルベドライアンの召喚条件を満たせます。これまでUムゲンドラしか触れなかったバーストに触れるのも◎。
普通に2枚くらい搭載することになりそう。





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