日本仏教でいい
数日前、タイの大学生の作品
ウルトラマンをモチーフにした仏陀の絵
「ウルトラブッダ」が
仏教をバカにしている!
ブッダをディスるな!と非難殺到し
挙げ句の果てには高僧のところに
大学職員まで出向いて謝罪する事態になった
というニュースを見て、
「日本の宗教者に生まれてよかった」
と思った。
よく話題に上がる事で、
1年を通しての行事ごとで
「いったい日本の宗教は?」
と疑問に思われることがある。
お正月に初詣に行き、節分には豆をまく
春にはお彼岸で墓参りをする。雛人形や五月人形を飾り、七夕にお願いする。
そしてお盆を迎える。またすぐにお彼岸。
ハロウィンが来てクリスマスを恋人と過ごしたら、除夜の鐘を突きに近所のお寺に赴く。
これだけたくさんの宗教(中には宗教と関係ない物もあるが)の行事をこなしている国が他にどれほどあるだろうか。
とにかく極端に和合を重んじる国なのだ。
みんなやってるからやる国なのだ
それでいいのだ
確かに、タイの僧侶に比べれば戒律も守らない
断固たる威厳もない日本の僧侶はだらしなく見えるかも知れない。
宗教としてのタブーも他の仏教国と比べると
歴然に緩い。
しかし、日本には、世界に類を見ない寛容性がある。
突出した寛容性は時に、何でもいいのか?
と言われる事がある。
極論を言うと、
何でもいいのである
しかし、本当に何でも許していたらとっくの昔に日本の仏教は衰退しているはず。
うまく調和しながらバランスをとってこれだけの歴史を築いてきたのである。
タイの僧侶に比べれば偉くない。
偉くなくていいのだ。
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