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現代人よ、息を吐け


坐禅と自律神経

坐禅は呼吸が大切です。

呼吸のために体を地面に安定させて背筋まっすぐに伸ばします。

調身、調息、調心

『身を調え、息を調えると、自然に心が整う』

坐禅において最も大切なメソッドです。

交感神経と副交感神経の二つの自律神経がありますが、

このうち交感神経は人間が活動するのを助ける作用があります。

朝、目が覚めて、無意識に心拍数をあげ、活動モードになるのは交感神経が優位に働いている証拠です。

逆に、夜になると眠くなったり、湯船につかって「ぼーっと」しているときは副交感神経が優位に働いている状態です。


呼吸と自律神経

吸う、吐くの呼吸にもこの2種の自律神経の作用が関係しています。

吸う呼吸は交感神経へ働きかけ、

吐く息は副交感神経に働きかける効果があります。

無意識に自律神経のバランスをコントロールしてくれていたんですね。

このバランスが崩れると、イライラしたり情緒不安定になったりします。

ストレスフルな現代人は息を吸うことは得意でも、吐くことが苦手だと言われています。

つまり副交感神経がおろそかになっているということです。

坐禅をレクチャーする際も、最初のうちは意識的に息を吐くようにアドバイスします。


おススメ

坐禅や瞑想の時だけでなく、普段から意識的に息を吐くことによって自律神経のバランスを整えることが可能です。

また、寝る前にしっかりと副交感神経を優位に働かせるために、

・湯船につかる
・寝室にスマホを持ち込まない
・パジャマに着替える(寝るモードになる)

などをおススメします。

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