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ジョンが出会った読者たち【第77話】

やついフェス殴り込みレポート!

▲やついフェス、一番最後のフィナーレで、フェスボルタの鉄砲玉、シバノソウが勝手にステージ上にカチ込んでフェスボルタを大宣伝。は、恥ずかしかった…。大勢の出演者の前でやついさんにいじられました。

 我々フェスボルタチームは、大勢の出演者たちの最後尾にいたんですが、記念撮影を後ろのほうから撮ることになったため、ちゃっかり最前列になってしまいました。


★動員1万人を誇る巨大フェス「やついフェス」。全11会場で同時開催、しかも裏は有名アーティストの皆さんばかり。開演前、他の会場には人が並んでいるのに、こちらには一向に人が来ないので不安で仕方なかったのですが、やはりフェスボルタメンバーの鬼神ぶりは違いました。なんとフタを開ければ立ち見の超満員でしたよ。それではどうぞ!

文/ジョン・ヒロボルタ、みやまるボルタ

写真/六波羅ボルタ

6月18日(土)~1日目~

 まずは「キャバレー遊び足りない」からスタート。彼女らは開演ギリギリまで他の会場に並んでいる人たちを、色仕掛け、泣き落とし、笑かしで一生懸命客引きしてくれました。もちろんステージ上も大活躍です。いつものお色気衣装から、生着替えでよさこいスタイルへと変身し、和太鼓のビートに合わせて“盛りまくった詐欺写の歌”を歌いながら、写真の束を紙吹雪のように撒く! 撒く! 撒く! 最初はポカーンと口を開けていたお客さんたちも、だんだんノッてきた雰囲気を感じました。

 続いて登場したのは、フェスボルタが誇るリーサルウェポン「大谷健児」。この人、アカペラで替え歌を歌うので、完全に手ぶらです。細身によれた黒いスーツをまとい、「健児の健は、不健全の健。健児の児は児童ポルノの児」といつもの感じで自己紹介。「一応、僕も地下アイドルだから、どうか刺さないでネ」。人を選ぶピンポイント爆撃です。会場は、笑っていいのか笑ったらアウトなのか、お互いを牽制し合ってシーンとなるのですが、そんなの大谷さんはお構いなし。『壊れかけのTENGA』など最低な替え歌を披露します。やがてあちこちで耐え切れなくなったお客さんから爆笑が発生。誰かが発した「これ絶対テレビじゃできねえ…テレビ雑誌の企画なのに」という一言がとても嬉しかったです。 

 ということで、お口直しにまたハッピーな雰囲気に戻ってもらいましょう。お次は「LUNCH-Ki-RAT」です。ボーカルのヤマダヒロミチがMCで煽る煽る! 「みんなも心のリバーブを上げて!」。最高の演奏と疾走感で、先ほどまでの会場の緊張は一気に緩和され、盛り上がりの波を感じました。そしてロックミュージックは最後にオペラへと昇華。素晴らしい一体感です。

 そして1日目のトリ、「ヌミャーン」の登場です。ギターの超絶早弾きで客席のあちこちから「すごい」の声が…と思ったら、突然ギターを置いて、ステージをバチで叩きだし、そのまま移動していきなりドラム演奏へと移行。演奏中、随所でギターとの会話(寸劇?)も始めだすし、無料でネットにマンガを7000ページ、曲を3000曲公開してるってもう完全に“変態”です。才能があらゆる方向に振り切れ過ぎていて、良くも悪くも既存社会ではうまくハマらなそうなスーパー人間ですが、実は歌声がたまらなくいいんです。澄んだ声と美しいギターの音色で、最後、会場はジーンとなったところで1日目は終了しました。

 6月19日(日)〜2日目〜

 トップバッターは「少女タコサム with Asami&我妻瑞希」。タコサムがステージに姿を現すやいなや、その時点で既に大きな笑いが。やっぱりこの人はいつ見てもすごいですね。オタ芸をめちゃくちゃ過剰にしたダンスでお客さんのハートをがっちりつかみます。最後は「ちーくーわ! ちーくーわ!」の大歓声でX JAPAN『紅』に合わせてちくわを一気食い。会場が一気に温まりました。

 続いては、我らが秘蔵っ子「シバノソウ」。キネボルタ率いるハービバノンノンズをバックバンドに従えての登場です。全てオリジナル曲での参戦に、あの何もできないけど根拠のない自信だけは満ち溢れていた中学生がやついフェスで歌ってる姿におじさん感動しましたよ。一字一句歌詞を追い続けて口ずさんでいるお客さんもいて、着実にファンを獲得している様子でした。

 とここで、またもやリーサルウェポンを投入しましょう。メルヘンな衣装に身を包みながら、拳を上げて「歯医者の女医は、サディスティーーック!」と叫ぶ「デイジー」です。最後、「歯医者の女医は…結構美人だったな…」とカッコよくつぶやき、その場にバタンと倒れ、死ぬ。会場みんな突然の展開に総立ち。息ができないくらい笑って感動しました。

 お次は、地味なおじさんがステージに上がります。「青春カフェさくらい」です。蚊の泣くような声でボソボソとMCを始めて、何事か?と会場を思わせたところで、だんだんだんだんと声量が上がっていき、「友達がいない俺は、AV女優に頼るしかありませんでしたッ!」と絶叫。めちゃくちゃエモい音楽が流れだし、「みなみありすに会いたい!!」という学生時代のひどく真っ直ぐな気持ちを熱唱。その純度の高さに圧倒され、訳もわからないまま会場は感動のるつぼに。やがて超新星爆発。キラキラと彼は砕け散りました。 

  フェスボルタ枠、最後の大トリは実力者にお任せしましょう! 下ネタの貴公子「酒井少年」です。テクニック、歌声、曲、ルックス…音楽としても最高だし、あらゆるものが超絶ハイスペックなのに、「おっぱい」や「オナニー」しか歌わない潔さ、痛快さに会場は度肝を抜かれていたようです。終演後、このようなツイートを見かけました。

「フェスボルタ枠大当たりだったなぁ」
「デイジーさんと酒井少年と話せたことが、水曜日のカンパネラを通り越し、今日の一位」
「酒井少年も含めフェス“ポ”ルタ枠が素晴らしかった」
「セブンス(会場)でたまたまみたフェスボルタ、まじでヤバかったー!」
「今日も最高でした。ほぼ全員に言えるのは無駄な才能の持ち主ばかり(笑)」

 やってよかった、やついフェス(大谷健児さんはフォロワーが8人減ったらしいですが…)。あと、やついさん直筆のメッセージカードが、出演者全員に用意されていて、これまた感動しました。皆さん本当にどうもありがとうございました。来年も新たな才能を発掘して送り込みたい所存です!


キャバレー遊び足りない

▲「持ち歌全曲(2曲)やりきりました!」


大谷健児

▲「女性客のドン引きする顔を見てフル勃起しました!」


LUNCH-Ki-RAT

▲「これからもごった煮でカラフル&ワンダフルな音楽を鳴らし続けます!」

ヌミャーン

▲「やついフェスでのステージが終わると、お客さんや共演者さんから質問攻めに遭って、はずかぴっぴでした」


少女タコサムwith Asami&我妻瑞希

▲「フェスボルタkawaii担当として120%がんばりましたニャン!」

シバノソウ

▲「最後にフェスボルタの宣伝したし、シバノソウ共々みんなで売れるしかない!」


デイジー

▲「帰り道、お祭りが終わった感じがして泣きそうになりました…」


青春カフェさくらい

▲「アットホームな空間なのにお客さんが熱かった。それが僕らを奮い立たせてくれました」


酒井少年

▲「私はいつも通りオナニー。いいテンションで臨めました。最高!」


▲ GOING UNDER GROUNDの松本素生さん(右から2人目)とLUNCH-Ki-RATT のメンバー。

▲やついフェス主催者、やついいちろうさんとデイジー。

▲外で呼び込みをする「キャバレー遊び足りない」。

▲酒井少年とシバノソウのプロデューサー、that’s all folks。

▲吉田豪さんがシバノソウのCDをお買い上げ!


イベントカレンダー

7/3(日)

『シバノソウ生誕祭“17”~昼の部 ライブ編~』

場所:新宿MARZ

時間:OPEN 10:00/START 10:30

出演:シバノソウ、GOMESS、ぱいぱいでか美、少女閣下のインターナショナル、西村ひよこちゃん、まつもとかなみ

チケット:前売 ¥2,000(+1D)/当日 ¥2,000(+2D)

イープラスで発売中


\飛び入りライブ演奏大歓迎!/

『シバノソウ生誕祭“17”~夜の部 フェスボルタ×トーク編~』

場所:阿佐ヶ谷ロフト

時間:OPEN 18:00/START 19:00

出演:シバノソウ、ジョン・ヒロボルタ、キネボルタ、みやまるボルタ、コンボルタなど、歴代ボルタたちが集結。これまでの歩みの振り返りや、表にできなかったボルタたちの裏話、そして、これからどうすべきか作戦会議を行います。一緒にフェスボルタを盛り上げましょう! フェスボルタのイベントだけに当日の飛び入りライブも受け付けます!

チケット:前売 ¥1,500/当日 ¥2,000(共に飲食代別)

イープラスで発売中

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7/10(日)

\あの感動を再び!/

デイジー企画「フェスボルタのやばいやつら」

場所:歌舞伎町ゴールデンエッグ

時間:OPEN 18:30/START 19:00

出演:デイジー、青春カフェさくらい、酒井少年、ヌミャーン

チケット:¥1,500(+1D)

イベントの予定を載せてほしい人は、僕に電話かメールして絡んでください。

090-6143-2407

hirotakufr@aol.comまで

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