【みやまる】通ぶれる野球バナシ!89球目

 「甲子園のヒーローといえば?」という質問は回答者のトシがバレる質問でもある。みやまるの世代はやはりこの男、早稲田実業のハンカチ王子、今は日本ハムに所属する斎藤佑樹である。駒大苫小牧の田中将大(現:ヤンキース)との投げ合いはもはや伝説である。

★意外とビッグマウス?

 「王子」というイメージが強いが発言は意外にも大胆不敵。大学時代から「将来は政治家になりたい」とビッグな夢を語っていた。プロ入り後の2014年には「前年に田中将大が24勝というプロ野球記録を打ち出したことをどう思うか?」という質問をインタビューで振られた。すると昨季0勝だった斎藤はズバリ「25勝しますよ」。インタビュアーの岩本ツトム(元日本ハム投手)も答えの大きさに思わず吹き出してしまった。

★「マーくん」の生みの親

 田中将大の愛称が「マーくん」となったのは実は斎藤がきっかけ。06年の甲子園の後に行われた日米親善試合に、共に日本代表として召集された際、代表監督のアイデアで親睦を深めるためお互いにあだ名を付け合おうという提案のもと「マーくん」が生まれた。ちなみに田中は斎藤を「佑ちゃん」と呼んでいた。

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