ジョンが出会った読者たち【第110話】


3/15(木)
シバノソウ渋谷WWWでワンマン開催!

★“フェスボルタから生まれた歌姫”こと「シバノソウ」が、3月に渋谷WWWでワンマンライブを開催します。そして、同時に高校を卒業します。このページに彼女が初めて電話をかけてきたのは、彼女がまだ中学生の頃。それがまさか、5年前に連れていったテレビブロス25周年記念イベントと同じ会場でワンマンライブをやるミュージシャンになるとは…。時代の流れと少女の成長の早さに驚きを隠せません。今回は、そんな元「中3ボルタ」改め、シバノソウにじっくりお話を伺います。ワンマンライブの予習にどうぞ!

文/ジョン・ヒロボルタ

“フェスボルタの娘”からの巣立ち

——なんかずっと小さい頃から見てる感じで、今更いろいろ聞くのも恥ずかしいけど、音楽始めたのっていつだっけ?
「中学2年じゃないですか、フェスボルタに出演したこと音楽活動の始まりとするなら中2ですね」
——本格的にやるようになったのは?
「高1の途中で、部活(薙刀部)を辞めてからですね。それで、自分はこういう風にやっていこうって見えてきたのは、高2の最後にやった初ワンマンからです。あの娘結局アイドルなの? シンガーソングライターなの? 結局何がやりたいの?っていう、いろんな人の心配みたいなのをそのワンマンで吹き飛ばすことができたと思うんです」
——そこを境にいい意味で、フェスボルタから巣立っていったように俺も感じたよ。ところで最近、ツイッターで悩んでたみたいだったけど大丈夫?
「今回WWWでやるワンマンも事務所に所属してないから、自分で内容を作りつつプロモーションもやって、CD−Rとか100枚手焼きしたりして、もうやること多すぎて泣いちゃったんです。それでツイッターに弱音を書くと、吉田豪さんが『大丈夫ですか』とか『なんか手伝いますか』ってDMをくれます。それも毎回」
——いい人だね。
「『キツい』って書くと秒でDMくれます(笑)。『音楽が良いんだから続けてください』って。今回のワンマンのサブタイトル『〜良い大人のなり方〜』には、私は不器用でいろんなことがなかなかうまくいかないけど、そんな大人になっていきたいという気持ちが込められてます。吉田さんとか、フェスボルタで出会った大人とか」

ぶっちゃけライバルっている?

——まだ中2だった頃、ブロスの取材に同行して、きゃりーぱみゅぱみゅ本人に向かって「あたし超えてみせますから!」って大見得切ったよね?
「当時、中田ヤスタカが好きすぎて、私のほうが中田さん好きだし!という気持ちのあまり思わず言ってしまい…。今は謝りたいです。すみません」
——今はライバルや意識してる人っているの?
「ライバル……超えなきゃいけないのは、シンガーソングライターの里咲りささんかな。でもライバルではなく目標みたいな存在ですね。実際、里咲りっちゃんとは先輩後輩みたいに見られるし」
——ふむふむ。
「ミスiDの、何もできないけどちやほやされる女には、勝たなきゃいけないなって思ってます」
——1月の『フェスボルタ ランド』のステージで号泣したのは?
「この時のMCで何言ったのか思い出せないんですけど、1年前とかは、売れたいって気持ちだけでできたのが、そうも言ってられない状況になって、もう前だけを向いてられないんだなあって」
——どういうこと?
「やりたいとか売れたいって気持ちだけだと、達成されないことが出てきたんです。私の段取りの悪さもあって。『貴方がやりたいからやっているのであって、辞めたいなら辞めればいいじゃないですか』という現実の前に立たされたというか。音楽だけをやっているんじゃなくて、学校にも行って、バイトもして、家もって、いっぱいいっぱいになってあの時、それが弾けたんだと思います」

5年後、あの舞台に立つことになって

——このワンマンと同時に高校卒業だけど、その後はどうしようと考えてる?
「まずはちゃんとしたアルバムを作ろうと思います。私はこれをやりたいっていうのをもっと明確に、全国の人に伝えることをします。あとは、もっとみんなが驚くような人とかモノとかとコラボしたいな」
——音楽以外は?
「先日、ごっちん(シバノのことを昔から追いかけてくれたファン)が亡くなったことで、自分が今まであんまり一生懸命生きてなかったかもって気づかされたんです。だからもちろん音楽はがんばるけど、例えば、親孝行とかしたり…」
——家族に人一倍心配かけてたからね。
「はい…。自分を見つめ直す時間は欲しいです。あとは一浪して大学受験をしたいと考えています。まだわからないけど」
——最後に、今回のワンマンの見どころは?
「私の青春の全てが詰まってます! スペシャルゲストも出ます。あとオープニング映像も作り込んでるので楽しみにしてください。渋谷WWWは、ブロスのイベントで行ったときからすごい場所というイメージがあって、自分の集大成はここでやりたいっていうのがありました。まあ、借りちゃったからやるしかねぇ!」
——フェスボルタイズムだね!
「アイドルとかバンドっていつ辞めるかわかんないから、今のうちに見なきゃってのあると思うんです。最近のアイドルって2年保たないし、バンドも『今日辞めました』みたいの多いじゃないですか」
——本当そうだよね。


「私、続けますから」


——かっこいい!
「あとワンマンで重大発表があるので、とにかく楽しみにしててください!」

 ただただ向こう見ずな鉄砲玉のようだった中3ボルタ。それからいろんな経験をしてシバノソウになった彼女は、他人の笑顔のために笑顔になれる、そんな強さが備わってきたように感じました。ぜひそのまま良い大人になってください。俺もなってみせるから。

シバノソウ年表

2013年
1月
このページに電話をかけたことがきっかけで「中3ボルタ」として交流が始まる。本当は中1。その直後、原宿で開催した美術展『ボルタ展』に誘ってもないのにいきなり現れる。

3月
渋谷WWWで開催された『テレビブロス25周年大感謝祭』に連れていき、そこでいきなり清水ミチコさんに大声で挨拶してビビる。

6月
きゃりーぱみゅぱみゅさんのインタビューに連れていく。一緒に記念撮影した際に、いきなり「あたし超えてみせますから!」と言い出してビビる。

2014年
1月
第1回目のフェスボルタ『迎春』に、誰に頼まれたわけでもなく、ドンキで買ってきたメイド服を身にまとってやってくる。おじさんたち大興奮。

3月
次回のフェスボルタに中3ボルタを出そうということになり、ジョンとキネボルタの3人で猛特訓。実はギターを弾けることが判明。

4月
中3ボルタ、やっと中3になる。

5月
第2回フェスボルタ『アーリーサマー』で「シバノソウ」として初ライブ。この時歌った曲『DEATH WORD』は、この誌面で公募したもの(先日発売のCD『フェスボルタ・ナウ』に収録されています)。

10月
『シブカル祭。2015』、第3回フェスボルタ『mini』に出演。原宿で鬼のように路上ライブも展開。ジョン、敷物としてダンボールを持っていく。

2015年
2月
第4回フェスボルタ『鬼』に出演。ロリコン評論家・おに山田さんが「ベイマックスに匹敵する質感」と大絶賛するなど、注目度が急上昇。

4月
なんとか高校へ進学。

8月
1stシングル『愛憎?』発表。第5回フェスボルタ『アジア』に出演し、初めて彼女についたオタクたちの姿を見て、ジョン感激。

10月
しかしいよいよ進級がやばくなり、ついに学校で5者面談。心配するお母さんからの手紙をブロスに掲載。翌号でシバノからの反論を掲載。

2016年
1月
第6回フェスボルタ『リベンジ』に出演。堂々たるステージに、もうこの子はミュージシャンになるしかないんじゃないか…と、ふとジョンは思う。

6月
フェスボルタ選抜の一員として『YATSUI FESTIVAL2016』に出演し、吉田豪さんと邂逅する。

7月
2ndミニアルバム『本当はバンドが組みたかった』発表。

10月
第7回フェスボルタ『アフリカ』に出演。

11月
フェスボルタの力を借りずに、独力で『YOIMACHI 2016』の出演権を獲得。さらに、朝の5時からマックでバイトして作った3rdシングル『スクールフィクション/2015』を発表。初のMV『スクールフィクション』もYouTubeに投稿され、それを見てジョン、泣いてしまう。

12月
下北沢SHELTERで、初の自主企画ライブ『光のなかに立っていてね』開催。

2017年
1月
新宿Naked Loftにて定期トークイベント『シバノソウの考察』を開始。第8回フェスボルタ『セブンティーン』出演。ガチ恋口上(オタクによるコール)まで披露され、ジョン衝撃。

2月
いつの間にかシバノソウのWikipediaができている。

3月
渋谷Milkywayにて自身初のワンマンライブ『非日常に連れてってあげるよ』を開催。4thミニアルバム『ポップ、ロック、セブンティーン。』発表。

4月
ハザマリツシとのコラボで生まれた、5thシングル『非日常に連れてってあげるよ』を発表。

5月
『Shimokitazawa SOUND CRUISING 2017』に出演。6thシングル『Re:愛憎?』発表。

6月
バンド名義で、シングル『シバノソウバンドの激情』発表。フェスボルタのもうひとりの主催者であり、シバノソウバンドのメンバーでもあるキネボルタ、彼女の人気に乗っかりまくる。

7月
『RO JACK for ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2017』にて入賞アーティストに選ばれる。来年3月のワンマン開催のためにクラウドファンディングに挑戦。見事105万2500円を集める。

8月
第9回フェスボルタ『宮益坂上』出演。ビレバン下北沢店で急遽開催されることになった(酔っ払った?)向井秀徳によるゲリラライブに飛び入り参戦。ゲリラのゲリラになる。

12月
笹口騒音オーケストラとのコラボ『海がきこえる』MVをYouTubeで公開。

2018年
1月
第10回フェスボルタ『ランド』出演。ステージ上で号泣。フェスボルタのロゴマークが入ったパネルを割られる。

2月
7thシングル『18歳』発表。タワレコ渋谷店にて店頭限定発売。

3月


3月15日(木)、5年前に連れていった渋谷WWWでワンマンライブ『シバノソウなりの青春謳歌〜良い大人のなり方〜』開催!


前売:3,000円/当日3,400円(+1ドリンク)。開演は19時。前売はイープラス&手売りにて発売中!

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▲2017年8月、ランドにて。会場は満員。

▲2015年2月、鬼にて。まだ薙刀部の格好。


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ジョンが出会った読者たちvol.2

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