ハセベ

フィニッシュは両親の写真の上に。 ノーコアパンク。

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フィニッシュは両親の写真の上に。 ノーコアパンク。

最近の記事

ぼくは待ち人

mixiのレビューより転載 ビーチ・バム まじめに不真面目 監督 ハーモニー・コリン ★5つ。 もう星を選ぶのやめました。全部星5つでいいじゃないか、と。「これは4つ、これなら★5つ」とかのジャッジが本当にばからしく思うのです。 何様なんだよ、オラぁ? って。 それはともかく。 この映画はぼくが信頼している映画ファンにも評価が高く、中原昌也や菊地成孔にまで評価が高い。面白そうじゃん!と。 このところ個人的にくさくさすることも多く、閉塞感を感じていたもので、ぶっ飛ん

    • 人間の100年

      ぼくは「クマにあったらどうするか」を知りたくて本書を読んだワケではない。 クマとであうことがないからだ。 まだ、「山本美月が全裸でドアをノックしてくる」可能性のほうがありうるのではないか? と思っている。 なぜならぼくは(地方都市ではあるけれど)都会ッコであり、都会ッコだからアウトドアというものにあまり興味を持てないからだ。 キャンプとか、わけわからん。アウトドアって? 多少緑があっても、そんなものアウトドアであろうはずがない。農村が人工の自然であるように、およそ都会人が

      • 少年の詩

        ひととひとが出会わないと物語にならないというのは、残念なことである。 この空の下には不良在庫といえるほど、売り切れないほどひとがいるのに、我々は出会えないでいる。 この事実に、びっくりする。 こんなにたくさんのひとがいるのに! 「出会いがねえんだよ出会いがよオ!」 物語の登場人物たちはバチバチ出会いぐんぐん物語を転がしていくのは「スターウォーズ」かすきな皆様もご承知のことと思う。 バチバチ出会った末に!物語は陳腐なほどの縁と運で結末を迎える。それぞれの役割に見合った結

        • まるで正直者のように

          「認識とかプライドとか、自己表現とか、一体何なんじゃい?」ずっと考えてきました。 この本はプライドはともかく、認識の機能や脳の連帯が壊れた認知症のひとを扱っている。 壊れたひとを扱っている本を読んだおかげで、正常とされているワタシの私たちの正体がすこしだけ、あぶりだされた。 「壊れた」と書きましたけどね、壊れたのかどうか実のところわかっていない。 「阻害されている」というのが正しいのかも、しらん。 認知症というものは、実際ガンほどには解明されていないし、カネや人材も投入

        ぼくは待ち人

          スメル ライク ア ティーンズスピリット

          障害者プロレスのドキュメンタリー。 はじめに謝ります。 ぼくは「無敵のハンディキャップ」の映画及び書籍に撃たれたのに、近所の北沢タウンホールでやっていたのに、一度もドッグレッグスの興行に出かけたことが、ない。 そんな自分が書くことも憚られるのですが。 ドッグレッグスをご存知ないかたに書きます。 なにもかも間違っています。 障害者プロレス。むちゃくちゃです。 そもそもプロレス。プロ試験がある訳でもなんでもないんです。プロとアマを分けるのは「プロの団体にいるかどうか」だ

          スメル ライク ア ティーンズスピリット

          Mo' funkey!

          「六本木ヒルズのトイレでハメる!」って! 久々に書くに値することと出会った。 ので書かずにはいられない。 「多目的トイレをあんなことに使うのは間違ってる」ゆう方々! それは違う。 なぜならウンコするのがそんなに崇高なこととも思えないからや。ウンコしてイイんなら、セックスしてたってイイんじゃん? 「さっきまで入ってたひとが何してたか?」とかあんまり詮索するのもゲスですし。 なにしろね、ウンコしてたかセックスしてたか、とかよりね、彼は早いんですわ。マッハマッハ! キスしはじ

          Mo' funkey!

          ブリング ザ ノイズ

          にんげん、意思次第で何度でもやりなおせる。やりなおせるとゆうか、やれる。 この騒動だから観たのかどうか、自分ではわかんないんだけど、すくなくともオヨメに観てほしかったもので。 10年ぶりくらいに観る。 ぼくの記憶のなかでは、マーティン ルーサー キングとマルコムXの歩み寄りがラストの方で描かれてたし、エンディングテーマはパブリックエナミーのファイト ザ パワーだった。 改めて観てみたら、記憶違いだった。 なにしろはじめの方のダンスシーンがすばらしい。いのちの燃

          ブリング ザ ノイズ

          珍奇男

          ニポンの映画が今戦っているフィールドはかつての日本映画とは違う。 もちろんハリウッドともボリウッドとも違うし、韓国映画とも違う! このニポンの映画がたどり着いた場所を!ぼくは! 祝福したい! 見事に記録更新を果たしてくれた! 池松壮亮と蒼井優のふたりと、塚本晋也で撮った「斬、」もすばらしすぎたのだけど、この映画もすばらしすぎる! なんだかもう、わかんねえよ。 連載当時の原作からオラが吸っていた空気とは違うんだ! でも、違っていいんだ! 映画だから! 「宮本が闘争す

          ロンドン バーニング

          ジョーカーは後悔しない。ジョーカーは理解して欲しいと願わない。 ジョーカーは、同情を求めない。 ゆえにジョーカーは凶悪である。 ジョーカーには未来も過去も、ない。 これが未だバットダンスを歌うことができ、ティム バートンのバットマンと18で出会ったぼくのジョーカー観です。 ヒース レジャーのジョーカーはもっと無茶苦茶やん。 真のニヒリスト。 ジョーカーはニヒリストだと思っている。 でも、ぼくはアメリカン オルタナティブの一部としてバットマン映画と時代を共にしただけ、

          ロンドン バーニング

          悪いひとたち

          「セックスをする」「だからセックス依存」、ではないことはオトナならご存知でしょう。 パチンコをする、だからギャンブル依存症、だとは限らないんですよ。 ドラッグをやってる。だから依存症という「病気」だとは限らない。 ぼくはウラをとった訳じゃないからなんともいえないけど、ピエール瀧もエリカ様も依存症だとは思わないんですよ。 カンですけどね。 ぼくの職場ではテレビが点きっぱなしだから、見るともなく見てしまって大変忌々しいのですが、「国会議員の歳費を削減すべきか否か」なんて議

          悪いひとたち

          ぼくはヤンキー

          「文豪ストレイドッグス」というものの存在を知って笑い死にしそうになった。タスケテー! 特殊能力:雨ニモマケズとか特殊能力:堕落論とか、死ぬ! 江戸川乱歩が美形とか! オダサクまで美化されるとは思わなかった。 確かに彼らの時代、文士はトリックスターではあっただろう。 しかし! 頼む、そのへんの方々はほっておいて欲しかった。 なんかそのへんの作家の文庫本の表紙がお耽美とやらのポンチ絵ぇになった頃からアヤしかった、けど! 作者は愛なのか、それともアニメファンを地獄につな

          ぼくはヤンキー

          終わらないうた

          「疑問」、疑問を持つ力がたいせつだ。 当たり前のことを問い直す。「当たり前」のことにひっかかるお前、なんなの? という視線を振り切って納得いかないことを納得しない。 10年前の「当たり前」は今の「当たり前」ではない。 永遠のものなんかない。 そういう態度をぼくは哲学と考えている。「止揚」とかそういう言葉を量産することじゃない。哲学とは態度の話だ。 絵ぇを描かないひとにはわからないかもしれないけど、絵ぇってのは「どう描くか」というテクニックの話、ではない。 テクニックは練

          終わらないうた

          ユー リアリー ガット ミー

          バンドのことを書きます。 世界には世に出られなかった幾多のデビッド ボウイが、いる。 売れてるのがイイ音楽なんだよとオラに講釈たれたジャリ(CDを買ったことがない。ましてや配信も)がいたし、よのなかはそういうもんなんだろうね。 ひとはどうだかしらないが、ぼくは売れたもんがイイ音楽だなんて思ったことが、ない。 ジェイムス ブラウンやサム クックも素晴らしいし、ヤードバーズもザ フーもブランキーもフリッパーズギターも素晴らしいし、アルバート アイラーもマイルス デイビスも

          ユー リアリー ガット ミー

          不備

          「大東京の悪の意思」たるボスが中尾彬っつうのが、この映画の限界だ。安っ! その妻で主役の母が武田久美子(ホタテのビキニ)!格安! 全面的に安い映画、だ。 ギャグも安い。 このモチーフが「島根」だったらタダのいじめ映画になる。 京本政樹の使い方も京本政樹を巨大化させたキューティーハニーにすら劣る。 バカ映画にすらなっていない。 「おバカ」とやらってここまでしかできません。 中尾彬の演技って筒井康隆みたい。 伊勢谷友介と麻生久美子って仕事を選べないの?

          夢は夜ひらく

          もの凄い個人的なことを今夜表明しときます。 エヴァンゲリオンが大嫌いだ、ということについて。 エヴァンゲリオンが大嫌いだと思って今年で25周年です。 マァ、意味はないのです。 思い出したから書いとこう、と。 あと、来年はむかついてから26周年です。みんな好きにしれー。 今は昔。 よのなかが騒ぐエヴァンゲリオンとはどんなん? と思ってテレビシリーズを通して観てみました。 今となってはゴクロウサンとしか言いようがない。 ぼくの体験では、庵野氏のベストの仕事は、風の谷のナウシ

          夢は夜ひらく

          ヴィシャス

          ワニのことを書きたいんじゃねえから、安心してけれ。 思うにニポンのオトナの理想的人格は現在も、いわゆる「ザキヤマ」なんだろーなー、と。 何年か前にフェイスブックに書いたことがあるけど。 まともじゃない社会人、「正社員」とか興味ねえっスというオルタネイティブ半生を送ってきて幸いだったのは「宴会でPPAPとかやらされないこと」。そんなこととは無縁でいたいし、そんな方々とは付き合えないし、PPAPお願いしまーす言われたら、断る。 ぼくもね、一時期マスコミ業界というやつ

          ヴィシャス