板タブ使って10年、はじめての液タブレビュー【HUION|KAMVAS Pro13】
こんにちは、イラストレーターのおくちはるです。
PCでのイラストは板タブレットで描いているのですが、なんとこの度HUIONさんからお声掛けいただき 液晶タブレット【KAMVAS Pro13】のレビューを書かせていただくこととなりました!
イラストレーターとして活動する前から10年近く板タブレットを使用していたのですが、液晶タブレットも使ってみたいな…と気になっていたところ、まさかこのような機会をいただけるとは…!
HUIONさん、ありがとうございます。
ということで、以下液晶タブレット初心者によるレビューです。
液晶タブレットが気になっている方のご参考になれば幸いです。
▼【KAMVAS Pro13】製品URLはコチラ▼
https://store.huion.com/jp/products/kamvas-pro-13-2k
■入っているもの
コードはUSBのタイプ別(タイプA、タイプC)に複数入っていました。
「コードたくさんあるけど、全部つかうの…?」と思いましたが、そんなわけなかった。手持ちのパソコンのUSBに合わせて選べるように複数入っているのでした。(そりゃそうか…)
私の使っているMacはタイプCのUSBなので、そのケーブルを使用しました。
そしてペン、ペンスタンド、手袋。
はじめから手袋もついているのはとても嬉しい!
手袋のおかげで画面上ですべりが良くなるし、余計な誤操作もなくとても快適でした。私は手が大きい方なのですが、指の股のモタつきもなかったです。生地感はサラサラしていて気持ち良い!
ちなみにペンスタンドのなかには替え芯が入っています。焦ったときに買い足し不要でこれもありがたい…!
■長時間のイラスト作業、首が痛い問題
スタンドであっさり解決。
長時間になるイラスト作業。なるべく下を向かずに前を向いて作業がしたい。
なぜなら私は腰痛ならぬ首痛持ちなので…!!!長時間下向きで作業すると、首がバキバキのピキピキに…。
なのでこれまで、液晶タブレットに興味はあったものの「液晶タブレットを使うと下を向くことになって、首が痛くなってしまうのでは…?」ということが気になっていました。
しかし!同梱されていたタブレットスタンドが優秀でした!
脚が高めと低めの2種類あって、50度から20度まで角度調整が可能とのこと。高めの脚を使えばかなり首の負担が軽く作業できました!うれしい…!
そして、アルミ製でシンプルなデザインのスタンドはたたむとフラットにペタンコ!使わないときにはかなりコンパクトにして仕舞うことができます。私はひとつのデスクでアナログ作業もデジタル作業もしているので、コンパクトにできるのもとても嬉しいポイントでした…!
スタンドの安定感◎
ペンを動かす圧力で、少しでもスタンドがカタカタとグラついたり、ズレたりすると気になっちゃう。どうかな〜と思っていたのですが、ガッツリ描いてもそんなことはちっとも感じませんでした。非常に安定して描くことができて、安心です。
■作業してみた
大きさは十分!
今回使わせていただいた【KAMVAS Pro13】の液晶サイズは約横28.5cm×縦18cm。A4用紙のひとまわり小さいくらい。ツールバーやレイヤーを表示していても、イラスト範囲を十分確保できるサイズに感じました。
私はiMac24インチに接続して、デスク上は画像のようになりました。あまり大きすぎるとデスクが圧迫されてしまうので、私のデスクのサイズ的にちょうど良かったです!
ショートカットキー
登録できるショートカットキーは7つでした。
ブラシ、拡大、縮小、取り消し、選択、保存、、など自分のスタメンショートカットをタブレットの左ボタンに登録できます。これは慣れていくほどに作業スピードがグングン上がっていく予感。
良かったところ
画面がマットで反射が少なく、目に優しい印象です。すべりも良いので、手がつっかかることもなくサラサラ〜と描けました。線のガタつきも無くなめらかです!
そして液晶タブレットならでは、やはり紙に描いているように描ける!
私は板タブレットを初めて使った際は、描くところと画面が分かれていることに慣れるまで時間がかかりました。液晶タブレットなら描くところと画面が一体なので、スムーズにアナログから移行できると思います。ペン先の接地点と描写のズレや遅延感も感じなかったので、違和感ゼロでした。
気になったところ
私は水彩のにじみ感のあるイラストをよく描くので、色のニュアンスを見るために画面の発色がもうひといきアップするとありがたいな、と思いました。設定で調整できるのかな?
あとはたくさんコマンドを使うソフト(photoshopなど)のときは、私はショートカットが7つでは足りない時があるので、別途左手用のデバイスがあると更に便利になりそう。
■板タブ慣れしてるかたの注意ポイント
視界のちがい
アナログからタブレットデビューをご検討されているかたは、紙と同様に描ける液晶タブレットが違和感がなくて使いやすいと思います。
反面、板タブレットで慣れているかたはひとつ注意してみた方がいいかも。
それは「手が邪魔」ということです。
「手が邪魔って、何を言っているんだ」とお思いかもしれないのですが…
板タブレットでは視界にはイラストのみ。対して液晶タブレットだと自分の手がイラストに重なってきます。アナログだと当たり前のことなのですが、板タブレットに慣れてしまっていると、人によっては気になるかもしれません。
なので、ぜひ実際に店頭で見え方をチェックしてみてください。
■まとめの感想
いつか使ってみたいと思っていた液晶タブレット。今回とても楽しく使わせていただきました!液晶タブレットといえば超高級品のイメージでしたが、HUIONさんは手の届くお値段でこのクオリティ。選択肢が広がって、ありがたいなぁ〜と感動です。
はじめてのタブレット探しや、板タブから移行をご検討されているかたのご参考になれば幸いです。
HUIONさん、この度は貴重なご縁をありがとうございました!
▼HUIONさんオンラインストアはコチラ▼
今回KAMVASで描いてみた、おでん。寒さが厳しくなってきましたね…。皆さまどうぞ暖かくしてお過ごしください。
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