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恋と未練と思い出と

ここより先は、読む人を選ぶ内容になっています。
読んでからの苦情は受け付けていません。私の自分語りです。
現在恋人がいますが過去の恋愛のお話など、恋人に不誠実ととられる内容を書いています。苦手な方はそっとBBお願いします。

2024年5月4日、周りより少し遅れた成人式
今成人式じゃなくて20歳の集いっていうらしいよ。なんかちょっとダサい。
久しぶりに会えた人がたくさんで、みんな大人になっていたり変わっていなかったり、あまりにも地元の空気感とか温かさとか懐かしさに安心感が溢れる時間だった。
そんなに目立つほうではなかった私を、途中で転校してしまった私を、みんなが覚えていてくれてあのころと変わらず接してくれたことがあまりにも嬉しかった。だって10年ぶりだよ。あんまり話したことなかったりクラスが別だったのに私のこと覚えててくれている人もいて本当にうれしかったの。覚えててくれてありがとう。


ちょっと昔話をするね
当時学校もクラスメイトも大好きで、転校するのがすごく嫌で、決まってからは毎日夜泣いて、転校することをなかなか言えなくて結局冬とかに言ったのかな。一番近い存在だった幼馴染にもずっと何回も何回も言いかけては誤魔化してた。隠れて泣いてくれてた人もいるって裏話を聞いた時は私も泣きそうだったよ。みんなとこのまま卒業して、巣立ちの歌を私も歌うのだと、このまま中学に上がるのだと信じて疑っていなかった。本当ならみんなと卒業できたのにって何回も考えたし、転校してもふと姿が重なったし、寂しくなることも多かった。
転校前の学校が、クラスが今も昔もなんだかんだ1番大好きだったの。
男子に交じってサッカーもしたね、先輩に勝ったりもしたね
鉄棒から落ちたしうんていの上に立って歩いたし野球もしたし水着で走り回ったりもしたわんぱく少女だったな
秘密基地ごっこもしたし仕事場作りもした
雪の日、正面の像に雪をつけて遊んだし
女子のパンツを見るのが男子の中で流行ったし大問題になったなぁ(当たり前)
バスパンで体操座りを求められたけど今思えばどうせパンツ絡みでしょ
けん玉も百人一首も結局敵わなくて勝てなかった人がいた
先生の影響で昔の歌を覚えてみんなでうたったね、今でも歌えるよ
今じゃ考えられないかもだけど、外で遊ぶのが好きだったし女版ガキ大将だった(幼馴染に言われた)らしいよ
好きな人もいたしバレンタインだって渡しに行くのドキドキしたな

校歌だってまだ覚えてる。賛歌だってまだ歌えるよ
温泉には寒かったプールの後に入ったし、足湯に入りながらクラス活動を決めたりもしたね
教室の場所、景色、意外とけっこう覚えてて
未練タラタラなのかななんて思ったりもするけど
今でも覚えてる大好きな記憶を巡らせながら会場の雰囲気を味わっていた。

これが本題ではなくて、色々書きたいことがあってここにいるのだけれど、私の境遇というか経緯的なものを書かないとお話がややこしくなってしまうので簡潔に書いてみる。

・小学5年生に上がる年に市内の小学校に転校
・出身中学校は2つの小学校が合わさった感じ
・幼馴染Tくん…初恋の男の子。転校して離れちゃったけど今もちょこちょこ関わりがある。
・小学校のクラスメイトKくん…小4の時好きだった男の子。転校してからもしばらく好きだった。
・現在はありがたいことに1年3か月ほどお付き合いしていただいている大好きな恋人がいます

成人式マジックというほどのことではないのだけれど、ここで一つの区切りにしたかった私はその人に会えたら言おうと決めていたことがあった。
一つは、10年は時効でしょということで4年生の時好きだったKくんに「あの頃好きだったんだ」って言うこと。なんだかんだずっと後悔してたんだよね、言わなかったこと。
二つ目は、幼馴染のTくんに昔からずっと好きだったこと、今は恋愛的な何かではないけれど変わらず特別で大好きだって言うこと。
こっちに関しては思いの重さとかが尋常じゃないくらい重たい。なんせ抱えている年月が長いのでね。
きっとここで言わないと後悔すると思ってる。
初恋を引きずりすぎているのでここで終わりにしたかった。
私が友達的な、もしくはそれ以上にTくんのことを好きだっていうことは本人にも公言していたし、彼自身知っているというかわかっていることなんだけど、それより特別もあったよって伝えてしまいたかった。
私の勝手な自己満足のために言ってしまいたかった。彼の存在の大きさに助けられていたこと、彼の隣にいるのが当たり前すぎて近くにいるときは気が付かなかったけど、離れてから彼の存在の特別さに気が付いた。私の知らない彼がいるのがとても苦しくて、もう終わりにしたかった。言ってしまえば楽になると思ったし、それを言ってもなお私たちの関係は変わらないであろう自信があった。

結論からいうと、一つ目は達成できた。会えなかったけど、電話をする機会ができてその時にぽろっと言えた。もう10年は時効だよね?と確認も最初に取ったうえで思い出話にすることができた。
驚いたのはここから。脈なんてあまりにもなくて、そもそも女の子に興味なんてありませんみたいなKくんだったから「へぇ~そうなんだ知らなかった」くらいで終わると思っていた会話だったのに、出てきた言葉は「誰にも言ったことなかったけど、俺も好きだったんだよね」だった。すぺきゃになった。無量空処食らった気分だった。あまりにも信じられなくて何回も聞きなおしたしこの場の雰囲気で言ってくれてるとかじゃない?とか成人式だからって嘘ついたりしなくていいよって何回も聞いた。本当に信じられなかった。だってなーーーーんにも脈なんてなかったもん。そんなことある?10年前の私が報われた気がしてちょっとだけ嬉しかった。そんな素振り一瞬もなかったのに意外過ぎて本当に信じられなかったけど、これが現実なんだもんね(遠い目)それからは私がどんなアピールをしたあれもやったしこれもやったみたいな話をした。でも当時付き合うとかそんな概念もなかったし、告白したとて彼の当時の性格的に「俺も~」とは言わない(本人談)そうなのでこれでよかったと思ってる。小学生の恋愛って感じ!可愛いねぇ

問題は2つ目。言えなかったの。
たまたま二次会の場所が同じで、ちょっと抜けてきてもらって二人ではなしていたんだけど、途中で共通の友達だったりタバコ吸いに来た人たちとの会話になって言える空気じゃなくなっちゃった。お酒の力も借りて言おうと思っていたのに。でもね、Tくんにとっての私ってきっとただ昔の仲のいい女友達の一人でしかないんだなって突きつけられてしまった気がする。私もそんなに鈍感じゃないし馬鹿でもないからわかるよ。自分が”特別”じゃないことくらいわかるの。告白する前に失恋した気分。でも本人から何も聞いていないから終わらせられない。終わらせたくないと思ってしまった。だってわたし本当に彼のことが大好きで特別だったの。会えば小学生の頃のような性別なんて関係ない距離感でいてしまうし、小学生の頃は彼の隣の女は私だった(はず)だし、彼に一番信頼を置かれていた女は私だった(はず)。自惚れかもしれないけれど、そのくらい近い存在だったと思いたい。
引っ越してからも、彼のことを忘れたことはないし気づけば彼のことを探しているし、彼の学校に行けば姿を探してしまうし、会えるかもと期待してしまったりもした。離れてから忘れたことなんて一度もなくて、なんで私は彼と付き合えないんだと思ったこともあったし、逆に私たちはこのまま付き合うことなく他の人と付き合って結婚してしまうのかなとも思ったこともある。夢にだって出てくるし今でも時折会いたいと思う。私は彼のことが好きだけど、きっと彼は私のことをこんなに特別に思ったことはないと思う。一度も彼から恋愛的行為を向けられた記憶がない。でもある程度大事には思ってくれている、と思う。本人に聞いたわけじゃないからわからないけれど。
これは恋だの愛だのに含まれるのかな。この気持ちをどうしても言葉にも文字にもできなくてもどかしい。だって私は恋人のことが何よりも大好きで大切だ。この先の人生恋人の隣にいるのは私でありたいと思って生きている。その感情とTくんのことが大好きで大切だという感情とはちゃんと違っているって自分の中で区別はついている。でも、なんていえばいいの。私が転校しなければ恋人でも一番の友達のポジションでも取り巻き1号でもなんの肩書でもいいから隣にいられた?私が同じ高校にあきらめずに負けずに強くなって行っていたら何か変わった?私が転校のこと早く言っていたら何か変わった?いつか私があなたに告白していたら私たち付き合う未来があったりしたのかな。
男女の友情なんて成立しないって思ってる。だけどじゃあ私のTくんへの想いはなんなの。出会ってから十数年、惚れっぽい性格の私が、モテるあなたの隣にいた私が、どうしてあなたへの明確な恋心に気が付かなかったの。本当にわからないの。
話せなくてよかったって少しほっとしてる。でもずっと抱え込んでもやもやしてしまっている。他の人だったらこんなに悩むことなかったのに。
きっといざ話すってなってもまたはぐらかしてしまいそうで怖い。いっそ私なんて恋愛的に見たこと一回もないよってフラれてしまえば楽になるのに。
母にも妹にも、私がTくんのことを好きなことは知られているし、なんなら家族ぐるみでおさななじみーずとしてTくんのところを含めた5家族で仲良くしている。その中でも私とTくんは特に仲が良かった。本当にずっと、転校するまで一緒にいたの。20年の中のたった4年3か月。でも私にとって大きな4年3か月だったの。だからもう終わりにさせてほしい。昔馴染みくらいのすごく仲のいい友達みたいなそんな感じの気持ちでいたい。


誰かから見たら浮気に見えるでしょう。そんなつもりはないんだけど、きっとこれを恋人が見たら「浮気じゃん😠」っていうのが想像できる。ごめんね。

何が言いたいかとかそんなのは特になくて、まとまりもないし、ただどうしようもない気持ちをバーッと書き出しただけ。もしかしたら全部解決して結果を書き足しに来るかもしれないし、臆病な私はこの先この気持ちを言えないままになるかもしれない。
過去の気持ちが何年にもわたって美化されたり、大きくなったり、消化できるようになったり、懐かしい気持ちとその時の感情で昂ってかかるのが成人式マジックだと思う。
私もかかったのかな。懐かしい気持ちと、昔からの気持ちに魔法が。

なにはともあれ、懐かしい人と今何してるかとかのお話とかできたのすごく楽しかったよ。
もう5年以上も経つんだね、お酒も飲めるようになっちゃってさ。
長いようで短かったな。
帰りたくない。
まだみんなとの思い出に浸っていたいよ。どうかまだ終わらせないでよ。
まだ話したりないことたくさんあるし、会いたい人だってまだたくさんいる。
まだ戻りたくない。
あの時から一日を大切に大切にかみしめて過ごしていればと今になって思う。
本当に人に恵まれて生きてきたなと実感する。
嫌だな、まだここにいたい

でも、みんなそれぞれの道にここから分かれて進んでいくんだよね
私も頑張るからね
みんなが頑張っているすべてを応援してるよ
私の大好きな人たちの人生に幸多からんことを。




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