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「ここ行きたい」と自然に訪れてしまう大三島〜尾道の旅 #4〜

初めての土地、初めての島に来た翌朝。無事たどり着くのか不安とともに大三島にやってきて疲れていたのだろうか、朝の11時まで大爆睡をした。

本当だったら「今日は1日作業で宿に籠るぞ!!」と思っていたが、宿の近くに存在感のある神社があって吸い寄せられたかのように向かった。

自然と行きたくなってしまった神社へ

宿から徒歩3分ほどのところにたたずむ大山祇神社(おおやまづみ神社)。大きな鳥居がお出迎えしてくれる。まっすぐ進むとそこには大きな楠木がどんっとそびえ立っていた。

調べによると、この大きな楠木の周りを息を止めて3周できたら願いが叶うとのこと。

そんなん、やるしかないやん!

と思いつつも、現地に行くと木の周りを歩く人の姿はない。誰1人としてない。やろうと試みている人もいない。私しかいない。それでもやらなきゃ後悔するだろうと思い、大きく息を吸って〜むっと口をつぐんで早歩きで楠木の周りを駆けてみた。

夢が叶うまであと1周半

まあ、ね、想像以上にしんどいわけで、自然と空気が漏れていってしまいました。

1周半もすると息苦しくて自然と息をしてしまって、大きく失敗に終わったわけです。もっと肺活量鍛えてから挑めば良かったと後悔。まあ、そんなすぐに夢が叶ってしまってもね。

楠木で叶わないなら、神様にお願いしておこうか。と速攻切り替えてお参りに行った。私の夢というのは、この旅を迎える前日に舞い降りて言語化できたもので、もしかするとこの神様にお伝えするべく降りてきたのではないかと錯覚するくらいタイミングよく夢を思い描けた。

なんてこともあって。タイミングよく思いを胸に抱いて大きな木の周りを走り、神社でのお参りがより意味のあるものになった。きっと叶うよ、この夢は。(夢の話はまた別のnoteで)

穴が空いてたら入ってしまうのはなぜ

さあさあ宿に戻ろうかと歩いているとき、ふとWebページの情報を思い出した。そういえば、この神社にはもう1つ大きな木があるんだっけ?

調べてみると天然記念物にもなっている「生樹の御門」が、神社を出て奥の方にあるらしい。ここまで来たら行くしかないよねと体が勝手に動いていた。「生樹の御門」は、私がこれまで見てきた木の中で1番大きなものだった。

自然にできた根元の空洞、向こう側に見える木々。思わず通り抜けたくなったので、すすっと通り抜けてみた。この木には「願いが叶う」とか「夢を思い描いて」とか、そういった言い伝えはないけれど、きっと自然のパワーをもらえたに違いない。叶え、私の夢。

心が求めるものの元へ

神社でお参りなどを終えて、プランでは宿でガリガリ執筆に向かう予定だったのに、体は宿に向かってなかった。まだ巡るところがあることを、脳みそより先に体が教えてくれるという不思議な感覚を味わった。

実は大三島に着いたとき「海水温浴」という文字を目にして、サウナ温泉好きの私は行かないではいられなかったらしい。宿から徒歩20分の車道を歩くのは遠いと判断したものの、ふらっ〜っと散歩がてら歩いてたらあと10分で温泉施設まで到着することがわかった。

もう半分まで来てるなら行くしかないやん。

と、急に温泉施設に向かうことに。公式サイトではサウナの案内はなかったのに、着いてみると温泉に加えてサウナもあって最高だった。

20歳女性は私だけ、島の住民の方々が癒されるスポットみたいで、ぼ〜っとするのに最適な施設。海水温浴では、普段よりも体が浮くような感覚のお風呂で不思議な感覚に。

本当だったら大浴場でぷっかり浮いてみたかったけど、さすがに大の大人がそれはできない。浮かせられるだけの体を頑張って浮かせて、我慢してきた。

自然と行きたくなる土地:大三島

観光に重きを置いてなかったはずが、結果的にめちゃくちゃ満喫していた。

大三島という島の魅力はここにあるのかもしれない。

もちろん観光を目的として向かう方もいらっしゃると思う。けど、しまなみ海道の中心にある島で「ここで一息つこうか」と降り立つ方もいるだろう。

そんなときに「あ、この神社寄ってみようか」とか「おしゃれなカフェがあるから立ち寄ろうか」とか、自然な感情に身を任せたくなるような島なのかもしれないと。

感情に身を任せて動けるのは気持ちがいい。

「あれをやらなきゃ」「これをやらなきゃ」といった義務感から解放されて動く。日常を離れたこの土地だからこその感情を大切にできる。そんな島に出会えた気がする。

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