『Chants of Sennaar』の文字について
『Chants of Sennaar』はバベルの塔から連想したストーリーと古代文字を解読していくパズルゲームです。塔に住む5つの民族はそれぞれの文字と文化を形成しており、会話や動作などから文字の意味を推理していくシステムになっています。
解読が進むと人々が何を話しているのがわかるようになったり彼らの言葉を翻訳してあげて交流が見られたりするのですが、特にこの文字を推理して理解していくプロセスが楽しいです。
それぞれ文字の特徴など攻略のメモを書き起こしてみました。以下、ネタバレがありますのでご注意ください。
教徒
複数形を表す文字がなく、同じ文字を重ねて複数を表現する
否定を表す文字がある
文法は[主語][動詞][述語]の順番
人を表す文字には"人を表す文字"が付く
動詞を表す文字には"_"が付く
名詞を表す文字には"("が付く
場所を表す文字には"コ"が付く
造形が象形文字に似ている気がします。主人公が目覚める場所がお墓のようなデザインだし、出て来たところも盗掘されているのか崩れているし、エジプトを連想しました。河もあるし。
教徒のエリアは一番下に位置しますが、カードゲームしていたりお店があったり音楽を楽しんでいたり、のびのび暮らしている印象です。
テーマカラーは黄色とマゼンダ。黄色がメインカラーです。
兵士
複数形、否定を表す文字がある
大小といったサイズの概念がある
文法は[主語][動詞][述語]の順番
人を表す文字には"Y"が付く
動詞を表す文字には"v"が付く
全体的に角張った文字です。
教徒エリアで見たイメージのままで行ったら割と秩序があって一番面白いなと思ったエリアでした。ここに天文学や星の概念、航海術が出てくるのがなかなか意外。太陽と月を意識するのは任務の交代制があるからかもしれません。
他のエリアでは門の近くにいる人たち以外見かけないのでちょっと不思議な人たちです。
テーマカラーは青と赤。青がメインカラーです。
吟遊民
複数形、否定、疑問を表す文字がある
否定文や疑問文の場合、該当の文字を最初と最後につけて表す
文法は[述語][動詞]や[述語][主語][動詞]の順番
人を表す文字には"◡"が付く
動詞を表す文字には"・"が右側に付く
場所を表す文字には"・"が下側に付く
文法に慣れるまで解読に苦戦しました。下線がついているからアラビア文字に似ている気がします。繋げると楽しい!
ここは一番カラフルなエリアなのですが、遊んでいる人と働いている人がいて何だ?と思っていたら奴隷のような制度があるのかモヤモヤしたし、さらっと罵倒されたりでちょっと辛い部分もありました。
吟遊民と錬金術師が仲良くなったら、ロープウェーが出来てて笑ってしまいました。ちゃんと動くし。
錬金術師
丸と三角を多用した文字が特徴
数字の概念があり、右下が一の位、左下が十の位、右上が百の位、左下が千の位を表す
文法は[主語][動詞][述語]の順番
人を表す文字には"|に○や△が上部に付いた記号"が付く
動詞を表す文字には"○と逆向きのCを組み合わせたような記号"が付く
場所を表す文字には"○とーと◡を組み合わせたような記号"が付く
説明に困る文字たちです。画像で見た方がわかりやすいですが、SFチックな文字でどこか懐かしさを感じるので何かに似ている気はします。あ、ボイジャー金属板の絵文字?タイ文字にも見えてきた……。
数字と鉱物の概念が出てきたのはさすが錬金術師。鉱物には全部三角が付いているのも意味がありそうです。
テーマカラーは赤と青。赤がメインカラーです。
隠遁者
単体、または複数の文字の組み合わせが特徴です。
文字の組み合わせが面白いです。やってることは漢字に近いのかな?このエリアでは推理というより他の民の文字との組み合わせをロジックで解いてしまったので、若干ズルをしてしまったような……。テーマカラーは紫です。
文字解読後のストーリー展開も面白かったので、そちらも書ければと思います。
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