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二人っきりでのはじめまして

新しいバイトに入って1週間経ったある日の事

ハンディー機を使い始めるには、テストがあると上の人から告げられた

テスト内容
・メニュー全般暗記(約80種)
・ホットorアイスor紅茶その他諸々
(各種類になんのドリンクがあるか把握する為)
・ミルクを使った珈琲
・甘みが必要な珈琲
・メニューの略語 ect...

上記の事を覚えなければいけない

そうしないといつまで経っても水を出すだけの仕事だけになると

かなり重要でハードな課題を渡される

正直、メニューを覚えることなんて簡単な事だと思ってた


それがこんなにも困難で大変だなんて
かなり追い込まれたもんだ

────────バイト終わり─────────


私服に着替え、バクヤードにある椅子に座ってドリンクを飲みながらメニューの暗記をしていた


そこの空間にもう一人誰かがやって来た気がした


その人は目の前にある更衣室に座った


私はまだその時、他の従業員とあまり話した事もなかったので黙ったまま暗記に集中していた


そこにいる人から少し目線を感じた


でも私は気にしてないフリをしていた



そこにぽつんとその人から言葉を放たれた



「〇〇〇さん(私の苗字)って、真面目なんですね」


それが初めて私への彼からの言葉だった

そう聞こえてきた声に反応した私は彼と目があった


今でも鮮明に覚えているんだ


休憩中の彼は帽子を被っていなくて、襟足がちょっと長かった


その後、私も何か返したんだと思うけれどそこまで覚えていない



ただ覚えていることは



そこから彼と話す事が増えたという事



ただその時は好意はなかったのは確かなんだ



ドキドキって心臓も煩くなかった



でも誰とも話していなかった私だったから、向こうから話しかけてくれた事が嬉しかった


話しやすかった


緊張もほぐれるほどね。


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