9人のLiella!の写真を初めて見て、「ああ、終わってしまった」と思ってしまったのは私だけでしょうか。

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リエスペVol2を読んだ。

値段はLLDの2倍のくせにページ数は1/2というクソみたいなボリュームなことに文句を言いたいが、本題はそこではない。

新キャストの4名が発表された。

まずは、おめでとうございます。
ぜひ今の前評判を覆してオタクの手首を破壊する活躍を見せていただきたいと願っています。本当に。

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さて、再三あちこちで書いているが本来新メンバーというものは好ましいものなはずだ。
しかし、「新しいLiella!」と称されて掲載されている9人の集合写真を見ても私はどうしても違和感しか持てないのである。

これがもし「結ヶ丘女子高等学校スクールアイドル部」の9人の写真として載っていればすんなりと受け入れていたと思う。
「Liella!」の9人として紹介されているからこそ、頭ではわかっていても心が理解を拒もうとしているのだ。

思えば、中学生のころから10年以上オタクとして様々なコンテンツを渡り歩いてきた私にとって、ここまで心を奪われたコンテンツ・ユニットはなかった。それだけLiella!という存在が好きだ。
多少言い方は悪いが、声優業の片手間としてでなく、本当に人生を賭けてラブライブのキャストとして活動する、そんな勇姿に私は心惹かれたのだ。

そんなユニットが似て非なるものに変わってしまう、その恐怖を受け入れる踏ん切りがつかない。

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今回の新メンバー追加、肯定派と否定派ではそもそも見ている視線が違うのではないかと感じる。

肯定派は「キャラ・アニメ」を重視していて、ストーリー的な面白さを求めて肯定している。
逆に否定派は「現実に存在するLiella!というユニット」を重視していて、5人でなくなることでその輝きを失うことを恐れている。
私の勝手な推測でしかないが、少なくともTwitterのオタクたちを見ているとそう感じた。

私自身も、新入生という新しい要素によってどのような物語が生まれるのかは非常に興味があるし、先輩となった5人がどのような先輩面を見せてくれるのか気になる。
しかし、それの対価が、「自分が心から応援していた『5人』のLiella!の消滅」ではどうしても割に合わないと感じてしまうのだ。

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最近、リエラジ第45回を聴き直していた。

2022年最初の回で、（やたらテンションが高いことが多い）伊達リーなこ回の中でも特にボケが渋滞している回で面白すぎるので未視聴のオタクは聴いてほしい。

新年最初の回らしく、3人が今年の目標を発表するコーナーがあったのだが…

りーちゃんは「五人の絆 もっと…」という目標を立てていた。
1年の目標が6月で終了するとは誰が予想しただろうか。

また、最新回の第63回（騒がしいと思ったら案の定伊達リーなこ回だった。またお前らか）に関連したなこちゃんのツイートが興味深い。

ツイートの本題についてはあえてツッコまないが、特筆すべきは最後の数行である。

このツイートを見た時、私は一瞬めまいがした。
「メンバー9人はただの幻覚だったんじゃないか」とさえ思った。
新メンバー事変（4/28）より前は見れていた、純粋な5人のLiella!が確かにそこにいた。

さて、ここからはただの邪推だが、キャストの5人も最近までメンバーが増えることを知らなかったのではないだろうか。
私はてっきり、結成時点で5人にある程度見通しは伝わっているものだと思い込んでいたが、これらの件を見るととてもそうは思えないのである。

もちろん、運営のスポークスマンでもある彼女たちからお気持ち表明がなされることは絶対にないだろう。
しかし、Liella!をどのオタクよりも近く、深く愛してきた5人は、本当に本心から9人化を喜んでいるのだろうか、と考えずにはいられない。

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今はこんな感じだが、新メンバーが活動に加わり、アニメ2期が放送されるころには9人のLiella!をあっさり受け入れているのだと思う。オタクとはそういう生き物である。

しかし、それでもなお心の隅のどこかに「でも5人のころはもっと良かったなあ…」という負の感情が残ってしまうことを私は何よりも恐れている。